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帰宅部の隠れた青春ドラマ。Android向け帰宅部育成ゲーム「帰宅部。帰ろう 家に。」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第639回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
一見,無気力にも思える帰宅部員達には,実は隠された活動があった……!? 本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,帰宅部員達の青春を描いた育成ゲーム「帰宅部。帰ろう 家に。」を紹介する。
Android版「帰宅部。帰ろう 家に。」ダウンロードページ
本作は,帰宅部の頂点を決める「帰宅大会」での優勝を目指し,高校3年生になった帰宅部部員「田中」を,卒業までに残された期間(48週間)で育てる,というシミュレーションゲームだ。基本的には1週間ごとにトレーニング内容を選択するだけなので,誰でも気軽に楽しめる内容となっている。
トレーニング項目は,「走力」「体力」「自制心」「勇気」「技術」の5種類。足が速くなる「走力」,スタミナを鍛える「体力」はいいとして,残りの3つは少し変わっている。
具体的には,「自制心」を鍛えると,帰り道で駄菓子屋やゲーセン,Hな本に気を取られないようになり,「勇気」を鍛えると,横並びの女子や運動部,バカップルに遠慮せず直進できるようになる。さらに,「技術」を鍛えると信号機などをうまく避けられるようになるのだ。
また,能力が一定値に達すると,より効果の高い育成メニューが出現。これが想定外の内容ばかりで面白いので注目してみてほしい。
また,1週分のトレーニングの代わりに「帰宅大会」へ出場することも可能だ。大会には,強力なライバルだけでなく,さまざまな誘惑や障害が待ち受けており,それらを乗り越え,見事優勝することができれば,より大きな大会に参加できるようになる。
なお,大会で優勝するには足の速さが最重要だが,「走力」が高くなると「体力」の消耗も激しくなる。「体力」が低下すると転倒して一定時間動けなくなってしまうので,パラメータのバランスも重要だ。
こうして激動の48週が経過して田中が卒業すると,次の学年の田中がその部活動を引き継ぐ。この時,能力はすべて初期値に戻るが,開放した育成メニューはそのまま引き継がれるので,“先輩”よりも効率的な育成が可能となる。世代を重ねて帰宅の秘伝を受け継いでいけば,いつか必ず全国大会を制覇できるはずだ。
帰宅部の青春を感じられるだけでなく,いかに少ない世代で全国大会を制覇できるかなど,変わった楽しみ方もできる本作。世界観こそ変わっているものの,育成シミュレーションゲームとしての完成度が高いので,この手のジャンルが好きな人はさっそく遊んでみてほしい。
著者紹介:カイゼルちくわ
ゲーム攻略記事を中心に活動するフリーライター。ゲーセンに寝泊まりしたいくらいのシューティング&ガンシューティング好きだが,家に帰ればPCのFPSも遊びたがる。アクションゲームとかわいいキャラにも目がない。
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