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観察眼と推理力で挑むジャンケン。iOS向け「ParadiseLost ジャンケンバトル」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第610回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
最も原始的なゲームと言えるかもしれない「ジャンケン」。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんなジャンケンをフィーチャーした「ParadiseLost ジャンケンバトル」を紹介しよう。敵として登場する魔物達の個性的なグラフィックスにも注目してもらいたい。
iOS版「ParadiseLost ジャンケンバトル」ダウンロードページ
プレイヤーはサタンに奪われた「エデン」を取り返すべく,魔物達が待ち受ける塔を登っていくこととなる。最上階にたどり着くには9人の魔物を倒す必要があるのだが,その勝負方法がジャンケンなのだ。
魔物とのジャンケン勝負は1回勝つごとに相手のライフが1つ減り,ゼロにできれば見事勝利。逆にこちらのライフがゼロになるとゲームオーバーだ。
さて,ジャンケンといえば運の要素が非常に大きいゲームだが,本作では,魔物が次に何の手を出すかのヒントが,彼らの動きに隠されている。手をグーチョキパーいずれかの形にするというあからさまなものから,癖のような特定の動き,上から次の手を示す物が落ちてくる……まださまざま。序盤は非常に分かりやすいものばかりだが,中盤以降は相手もこちらを騙そうと,おとりのヒント出してくることもあるので,しっかりと見極める必要がある。
ヒントを見抜くのは難しいが,一度見抜いてしまった相手に対しては確実に勝利できるので,何度もゲームオーバーを繰り返しながら少しずつ進んでいけば誰でもクリアできるだろう。ただ,コンティニューがなく,ゲームオーバーになると問答無用でステージ1からやり直しとなるため,後半は“本番”にたどり着くまで若干だるいのが玉に瑕か。
非常にシンプルな内容ながら,魔物の動きからヒントを見抜くという独自のゲーム性がなかなか興味深いので,ちょっと変わった作品を探しているという人にぜひオススメしたい作品だ。本作は「ParadiseLost」シリーズの1作品で,ほかのシリーズ作品には本作で登場した魔物が主人公となっているものもある。本作が気に入った人はそちらもプレイしてみてはどうだろうか。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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