連載
月を操る不思議な感覚。iOS向けアクションゲーム「Moon Control」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第574回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
人類が太古の昔から思いを馳せ,初の着陸をめぐって大国同士の激しい競争が繰り広げられた天体,月。本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,そんな月を回転させて探査機を月面基地へと誘導するという,シンプルながらかなり手ごわい難度の作品「Moon Control」を紹介しよう。単純ながらついついムキになって熱中してしまうこと間違いなし。
iOS版「Moon Control」ダウンロードページ
プレイヤーの目的は月を操作し,着陸しようと近づいてくる探査機たちを「月面基地」へと誘導すること。月を左右へスワイプして回転させ,地表にある月面基地が着陸してくる探査機の下に来るように調整すればいい。
本作には,ゆっくりと直線的に月面へ近づいてくる赤い探査機が登場するモードと,スピードが速く,曲線を描く黄色い探査機が登場するモードが用意されている。ノーマルモードとハードモードと捉えていいだろう。当然ながら,慣れるまでは赤い探査機が登場するモードがオススメだ。
さて,ゲームが進むと探査機が複数登場する場面が出てくる。一方を基地に着陸させようとすると,タイミング的にもう一方が月面に激突してしまいそうだが,そんなときは探査機を直接タップすればいいタップした探査機は少し地表から離れて,着地のタイミングをずらせる。これにより,同時に出現した探査機を順番に着地させられるのだ。
スコアが25を越える辺りから「隕石」が登場。隕石は月の周りをグルグルと回り,探査機が接触してしまうと即ゲームオーバーとなるため,ぶつからないように探査機を操作することも必要になる。一見簡単そうだが,月の回転,着陸のための調整,隕石回避のための調整と,やることがどんどん増えていくので,パニックになることも。しかし,そんな極限状態を切り抜けたときの安堵感と達成感はかなりのものだ。
非常に高い難度ながら熱中度は高く,また没入感のあるテクノ調のBGMも非常に印象的。
実は探査機の出現位置やタイミングは固定されている“覚えゲー”でもあるので,繰り返しチャレンジすれば誰でもクリアできるはずだ。
民間企業が宇宙旅行を主催する世の中になったとはいえ,まだまだ庶民には夢物語。本作でちょっぴり宇宙を体験をしてみるのもいいのでは。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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