バンダイナムコゲームスは本日(2014年4月24日),PlayStation 3用ソフト「
テイルズ オブ ゼスティリア」の最新情報を公開した。今回は,伝説の聖剣に宿る天族の女性
「ライラ」のビジュアルとプロフィールのほか,3つのフィールドと,戦闘に関する情報が明らかにされている。
“引き抜いた者は導師になる”とされる聖剣に宿る「ライラ」は,優しさと落ち着きを兼ね備えた大人の女性だが,奇妙な妄想を暴走させることがある。そんな彼女は,運命的に出会ったスレイに希望を見いだし,“輿入れの契約”を結ぶことによって,スレイに憑魔を鎮める特別な力を与える。
本作では,
人間と天族によって戦闘スタイルが異なる。人間は,素早い物理攻撃と,突破力のある奥義が特徴だ。一方の天族は,詠唱時間を必要とするが,広範囲に高威力の攻撃できる「天響術」を扱える。
このほか,新たに公開された3つのフィールドや,戦闘システムの詳細などは,以下のリリース文で確認してほしい。
伝承は いつしか「希望」になる
「テイルズ オブ ゼスティリア」とは・・・
「テイルズ オブ」シリーズは、1995年に発売された「テイルズ オブ ファンタジア」より、2015年で20周年を迎えます。長い歴史を持つ「テイルズ オブ」シリーズの20周年を記念する最新作となる「テイルズ オブ ゼスティリア」は、これまでの「テイルズ オブ」らしさは残しつつも、新たな挑戦を詰め込み、PS3で発売します。
本作のキャラクターデザインは、シリーズの20周年という節目にふさわしい、これまでのシリーズにおいてキャラクターデザインを担当した、いのまたむつみ氏、藤島康介氏、奥村大悟氏、岩本稔氏の豪華4名が担当。また、本作アニメーションを手がけるのは、ハイクオリティなアニメーションが圧巻のufotableが担当し、本作の壮大な物語の世界に見る者をいざないます。
「ゼスティリア(Zestiria)」の語源となる【zest=情熱、熱意】をテーマに描かれる本作の物語、主人公スレイを中心に、魅力的なキャラクター達が織り成す壮大なストーリーが展開していきます。
登場キャラクター
ライラ
「私はずっと待っていました。穢れを生まない純粋で清らかな心を持ち、私の声が届く者が現れるのを」
性別:女性
身長:172cm
武器:紙葉(しよう)
CV:松来 未祐
『引き抜いた者は導師になる』とされる伝説の聖剣に宿る天族の女性。過去のある事件のため、長い間たった独りで導師の資質をもつ人物を待ち続けてきたが、運命的に出会ったスレイに希望を見いだし、輿入れの契約を結ぶ。ライラと契約して導師となったスレイは、憑魔を鎮める特別な力を得ることになる。憑魔に関する豊富な知識をもつライラは、戦いでは参謀役として的確な助言を行う。自身は火を司り、宙に舞わせた紙片を自在に発火させて敵を攻撃する。導師の過酷さを誰よりも知るライラは、スレイの心の機微に常に注意を払い、導師である前に一人の人間として成長するよう見守っていく。優しさと落ち着きを兼ね備えた大人の女性だが、時々天然で、奇妙な妄想を暴走させることもある。
「テイルズ オブ ゼスティリア」の世界
【世界背景】
ハイランド王国とローランス帝国という二つの強国が支配権を争う大陸「グリンウッド」。幾度となく戦乱を巻き起こしながら、一方で狩りや農業、商業、芸術など、様々な営みを逞しく脈々と受け継いでいく人間たち。そうした彼らの生活には、それぞれが抱く信仰が大きな影響を与えていた。
――昔ながらの伝承を受け継ぐ事を至高とするもの
神の言葉をまとめたとされる聖典を奉るもの
民族としての誇りこそが信仰の源たるもの――
異なる信仰が多様な文化を生み、文明は発展と拡大を得た。ところが、不思議な共通項が一つ。グリンウッド大陸のいずれの信仰にも「天族」と呼ばれる神秘の存在が語られるのである。天族は目に見えず、触れられもしないが、超常の力を用いて世界のあらゆるものに影響を及ぼしていると語られた。人々はそんな天族を、敬い、畏れ、忌避し、崇拝していたのである。
誰も目にしたことのない天族。その不可視のはずの存在があらゆる信仰の中でかくも語られるのは、人の世にごく希に現れる、天族と交信することができると訴える者たちの影響であった。彼らは天族と契約し、その「穢れのない心身」を天族の住処である「器」として捧げることで、天族の力を借り受け操ることができた。人並外れた力を発現して見せるその姿は、他の民衆にとって神のようにも悪魔のようにも映った。人はいつしか、天族と交信する者たちを畏敬の念をもって「導師(どうし)」と呼ぶようになる。そして導師を「神の力を与えられた救世主」として天族と同様に信仰の対象とし、世が窮すると、導師の出現、導師による救済を祈り求めるようになっていった。
【世界背景】
◆導師の契約
導師は、天族と契約を交わして自らの体を、天族を棲まわす「器」とすることで、常人を超えた身体能力と、天響術を操る力を得る。契約には高い霊応力と、なにより穢れなき純真な心をもっていることが条件となる。導師が天族と契約を結び、その身を器とすることを「輿入(こしい)れ」と呼ぶ。契約は天族が「主」、導師が「従」であり、導師側から一方的に契約を断ち切ることはできない。導師の才能によっては、同時に複数の天族と契約することも可能である。四属性の天族を揃えるのが理想とされるが、四人の天族を受け入れるほどの資質をもった導師は、歴史上も滅多に存在しない。
◆レイクピロー高地
イズチのある高山の麓に広がる高原。やや寒冷な気候だが、山肌を流れ落ちる滝や針葉樹の森林といった美しい自然が広がっている。周囲の山脈が発する豊富な水は幾筋もの急流となってレイクピロー高地を駆け下り、王都レディレイクがそびえ立つ湖に注いでいる。イズチから旅立ったスレイとミクリオが「下界」として初めて訪れる場所となる。
◆湖の乙女の聖堂
湖の乙女が守護するといわれる、決して抜けない導師の聖剣を祀る聖堂。レディレイクにおける導師崇拝と天族信仰の中心地だったが、近年は世俗臭が強まり、我こそ導師という猛者が剣の引き抜きに挑む『聖剣祭』というお祭り行事を行う場となっている。『聖剣祭』は、ここ数年、世相の混乱を理由に中止されていたが、今年はアリーシャの尽力で行われることになった。スレイはイズチでアリーシャと別れる際に祭りへの参加を勧められ、見物に訪れる。
◆ヴィヴィア水道遺跡
王都レディレイクの地下にひろがる遺跡だが、現在の街とは異なる文化様式でつくられている。複雑な水流を管理する構造をもっており、街の上下水道として利用されている。深部は複数の時代の遺跡が折り重なって存在しているらしく、不可思議な仕掛けや、抜け道が隠されているという。その成立にはハイランド王家が深く関わっているとされるが、真相は不明。
戦闘について
【戦闘システム】
TOZでは、人間と天族、種族で異なる戦闘スタイルを活かして戦うシステムを搭載!戦況に応じて技の特徴を活かした攻撃を繰り出し有利に戦闘を進めろ!
・人間の戦闘スタイル:
⇒出が早く機動性のある特技と、突破力のある奥義で攻撃!
・天族の戦闘スタイル:
⇒近中距離で戦える牽制能力の高い特技と、広範囲で威力も高い天響術で攻撃!
◆具体的な遊び方
・戦闘における特徴:人間
○ボタンで出の早く、機動力のある特技が発動
×ボタンで突破力のある奥義が発動
物理攻撃に長け、移動と攻撃を兼ねた特技で立ち回り、敵に挟まれたときには奥義で強引に突破できる。
・戦闘における特徴:天族
○ボタンで近距離・中距離でも戦える、牽制能力の高い特技が発動
×ボタンで詠唱時間を要する分、高威力・広範囲の天響術が発動
術の威力に長け、天響術の詠唱時間は、連携によってだけでなく、敵の強力な奥義に対してカウンターとして詠唱することでも軽減できるため、術者でも近接戦を制する戦術が可能。
◆ミクリオの戦闘特徴
遺跡から発見した身長以上の杖を武器とし、近接戦もこなしつつ霊力を杖に込めて放つ、中距離での立ち回りでも実力を発揮する。天響術は水系を中心とした、射出系と範囲系の攻撃術を持ち、反撃にも追撃にも対応が可能。単体回復においても特化した性能を持つ。
◆エドナの戦闘特徴
一見普通の傘に見えるが、霊力の媒体として用いるものの、やっぱり普通の傘。振っては近接攻撃をこなし、開いては霊力弾など多彩な牽制技を持つため、傘の軽さもあってか、見た目以上に近接戦闘もいける。天響術は地系を中心とした範囲系と、連続ヒットが一定数を超えた時に時間差で発動するトリガー系の術を持つため、仲間との連携により力を発揮するだけでなく、一人でも、普通の術者ではできない連携を決めることが可能。