サービス終了を控えた「DQM スーパーライト」。公式番組「らいなま」最終回と「グランドマスター決定戦」決勝大会の様子をレポート

　スクウェア・エニックスのスマホ向けRPG「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」（iOS / Android）が，2024年1月31日にサービスを終了する。


　2014年1月23日のサービスから約10年に渡ってプレイヤーを楽しませてきた本作。1月14日に開催されたオフラインイベント「ドラゴンクエスト スマホフェス 新春感謝祭」では，最後の王者を決める「グランドマスター決定戦」決勝大会と，公式番組「らいなま」の最終回が行われたので，その様子を紹介しよう。

「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」公式サイト

グランドマスター決定戦 決勝大会

手に汗握る戦いを制したのは……!?

　「グランドマスター決定戦」は，定期大会選抜マスター代表予選やオンライン予選，東京と大阪でオフライン予選を勝ち抜いた16人が参加する公式大会だ。決勝大会では，定期大会選抜マスター代表予選から勝ち上がった（王）メッシ選手と，オフライン大阪予選から勝ち上がった，けいすけ@びゅーん選手が戦った。

大会トーナメント参加選手たちも，最前列で試合の行方を見守る……！

　試合前にメッシ選手は「緊張しますが，最後にけいすけ選手と戦えて幸せ」と語る。けいすけ選手は，「仲間たちから，このふたりの決勝戦が見たいと言われました。この場に立つことができただけで満足ですが，メッシ選手を倒して優勝したい」とやる気を見せた。
　1回戦はメッシ選手，2回戦はけいすけ選手が勝利し，双方一歩も引かぬ戦いが繰り広げられたが，3回戦を制したのはメッシ選手に。本作最後のチャンピオンが誕生した。

コマンド入力後，双方が祈りをささげる場面も

ふたりとも静かな読み合いをする。会場は固唾をのんで見守る

メッシ選手は，優勝の瞬間に思わずガッツポーズ！

　惜しくも敗れたけいすけ選手は，コメントを求められると「やりきりました。最初は，いつもと違う立ち回りがうまくハマりませんでしたが，メッシさんに負けたのなら後悔はないです！」とすがすがしい顔を見せる。
　優勝したことについてメッシ選手は，「（相手と同じように）こちらも少し構成を変えて勝負しましたが，今日は自分の方がたまたま上手くいったということです。最高ですけいちゃん！」と対戦相手に称賛の声を送っていた。

3位のあかね@ソロン派選手

準優勝のけいすけ@びゅーん選手

優勝したメッシ選手には，堀井雄二氏から賞状とトロフィー，そして“グランドマスター”の称号が授与された

10年の想いを込めて……。

「らいなま」最終回，涙と笑顔のステージ

　「グランドマスター決定戦」決勝大会に続いて，最後の公式生放送「ラストらいなま」が行われた。ステージには，初代プロデューサーの柴 貴正氏と，初代運営プロデューサーの千葉直人氏が登場。先の大会に出場した選手たちも登壇した。


　柴氏は，「最後の茶番にお付き合いください」と軽妙なトークで場を和ませ，千葉氏は「最後のらいなまを楽しみたい」とコメントしていた。
　続いて，番組でおなじみのゴー☆ジャスさんとクロちゃん，スペシャルゲストとして，大会の表彰式にも姿を見せ，場を沸かせた堀井雄二氏が登壇した。


　最初のコーナーは「最後のアップデート情報」だ。ここでは，サービス終了後も「DQM スーパーライト」の世界を楽しめる，オフライン版アプリの情報が伝えられた。
　2月1日から2月29日までの期間中にログインし，アップデートをすることで，モンスターと装備品がオフラインアプリにも引き継がれる。さらに，メインストーリーのあらすじとエンディングムービー，800話以上ある「4コマ劇場」も引き続き楽しめるということだ。


　続いて，追憶のランキングクエスト7種が遊べる「ハイスコアクエスト」と，ハイスコアクエストに登場する新エリア「時空の試練」が告知された。各々の詳細は，ゲーム内の「お知らせ」で確認してほしい。


　ユーザーランキング「10年間アワード」のコーナーでは，“マスターズGP 最多勝利数ランキング”や“最多称号所持数ランキング”など4つの部門に入賞したプレイヤーが表彰された。
　サービス開始から2023年10月までの期間が対象で，並みのプレイヤーではとても達成できないようなデータが次々に飛び出し，出演者だけでなく会場からも驚きの声が上がっていた。


　そして最後の番組，最後のコーナーは「完結する今だから聞ける話」だ。「スーパーライトってなんでできたの？」という開発のきっかけにまつわる話から，「炎上したときってどんなきもち？」「なんでクロちゃんっているの？」といった攻めた話題も登場した。また「思い入れのあるモンスター」や「一番うれしかったこと，苦しかったこと」にまで話は及んでいた。


　番組はYouTubeで配信されているので，内容が気になる人はアーカイブにて確認してほしい。


　登壇者から10年間遊んでくれたプレイヤーへのメッセージが伝えられた場面では，現プロデューサーの太田一世氏が言葉を詰まらせ，いよいよラストなのだというムードが高まる。

　そしてイベント出演者全員が舞台に登場し，最後の挨拶に。

　堀井氏は，「スマホタイトルすべてが集まった豪華なフェスができて嬉しい。自分自身も楽しんだ。これからも各タイトルを楽しんでほしい」と話す。
　そして，柴氏からの「スマホのタイトルは，みなさんの生活のなかに入っていくもの。これからも皆さんと一緒に遊んだり，皆さんの生活を豊かにしたりしていきたい。」とのコメントで番組は締めくくられた。

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「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」ダウンロードページ

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