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小川vs.ウメハラの夢の対決が「GUILTY GEAR Xrd」でついに実現。闘神達のプライドを賭けた戦いが数々の名勝負を生んだ「闘神激突」フォトレポート
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印刷2015/08/29 19:50

イベント

小川vs.ウメハラの夢の対決が「GUILTY GEAR Xrd」でついに実現。闘神達のプライドを賭けた戦いが数々の名勝負を生んだ「闘神激突」フォトレポート

 2015年8月22日,東京・六本木のニコファーレにて,アークシステムワークスとソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアの合同による「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」AC / PS4 / PS3)(以下,GGXrd)のエキシビションマッチ「闘神激突」の決勝大会が開催された。

GUILTY GEAR Xrd -SIGN-

 「Evolution 2015」(以下,EVO2015)での同部門覇者・小川選手を筆頭に,ギルティギアシリーズにおける歴戦の猛者達が集う“ギルティギア王者軍”と,日本が誇るプロ格闘ゲーマー・ウメハラ選手やsako選手,「あーくれぼ2015」で見事優勝を果たしたまちゃぼー選手など,さまざまな格闘ゲーム大会で活躍するプロゲーマーを擁する“プロゲーマー連合軍”の面々が,お互いのプライドを賭けて激突するというこのイベント。レギュレーションは全10試合の対戦カードで勝ち数を競う星取り戦方式,かつ各試合は3本先取制で行われた。

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 両陣営の選手達と対戦カードは以下のとおりだ。

ギルティギア王者軍 プロゲーマー連合軍
BATTLE1 TAKA選手 / スレイヤー(第2回予選通過) ロイ選手 / ソル(第3回予選通過)
BATTLE2 キーシャ選手 / ファウスト(第4回予選通過) あいん選手 / カイ(第5回予選通過)
BATTLE3 コイチ選手 / イノ(第3回予選通過) 中洲ベッドマン選手 / ベッドマン(第2回予選通過)
BATTLE4 竹原選手 / ラムレザル(第1回予選通過) もっちー選手 / ソル(第4回予選通過)
BATTLE5 ハンバーグ選手 / エルフェルト(第5回予選通過) 中村選手 / ミリア(第1回予選通過)
BATTLE6 かりんちゅ選手 / ミリア(あーくれぼ2015代表枠) どぐら選手 / シン(EVO2015代表枠)
BATTLE7 ススム選手 / チップ まちゃぼー選手 / カイ
BATTLE8 ナゲ選手 / ファウスト Zeveron かずのこ選手 / ソル
BATTLE9 FAB選手 / ポチョムキン Team HORI sako選手 / ザトー
BATTLE10 小川選手 / ザトー Team Mad Catz ウメハラ選手 / ソル

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 対戦カードは本イベントに先立って公開されていたため,選手達にはそれぞれ相手の使用キャラクターについての対策,そして何より“人対策”を煮詰める時間が与えられていた。だからこそなのだろうか,当日は格闘ゲーム史に残るだろう名試合が続出。まさに歴史的なイベントとなった当日の模様を,本稿では盛りだくさんの写真とともにレポートしていこう。

メインMCはお笑い芸人“パンサー”の菅 良太郎さんと向井 慧さんが,実況解説は「あーくれぼ2015」などでもお馴染みの神園氏と,アークシステムワークスの統括バトルディレクター・パチこと関根一利氏が務めた
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ギルティギア王者軍はグラビアアイドルの吉田早希さんが,プロゲーマー連合軍はゲーム実況者集団・最終兵器俺達のこーすけ氏が応援団長を務め,盛り上げに一役買っていた
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本作における経験値でこそ有利と見られていたギルティギア王者軍だが,プロゲーマー連合軍も百戦錬磨の兵揃い。またオンライン予選を経て両陣営に加わった面々は,GGXrdのトッププレイヤー達ばかりで,どちらが勝つのか事前にまったく予想が付かない状況だった。ニコニコ生放送の視聴者に向けて行われた勝敗予想でも,ギルティギア王者軍が50.7%,プロゲーマー連合軍が49.3%とほぼ互角の結果に
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ギルティギア王者軍の大将は小川選手が,対するプロゲーマー連合軍の大将はウメハラ選手が務めた。それぞれとチームを組んでかつての闘劇を戦い抜いた経験のあるパチ氏曰く,「この2人,どちらも世界一の負けず嫌いです」
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会場では,この日のためにオリジナルラベルが施されたミネラルウォーター(通称“闘神水”)や,リストバンドが配られていた。観客は応援したい軍勢の色を選ぶ,という仕組み。ちなみに若干ながら赤(ギルティギア王者軍)が優勢だったとか
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「闘神激突」公式サイト

「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」公式サイト



BATTLE1:TAKA選手 / スレイヤー vs. ロイ選手 / ソル


記念すべき1試合目は,TAKA選手とロイ選手による殴り合い対決となった。TAKA選手のスレイヤーといえば,ダンディーステップを駆使した高速の攻め──“TAKAラッシュ”と呼ばれる超攻撃的スタイルで有名だが,対するロイ選手も「引く気はないんで」と強気のコメント。なお,共にGGXrdの聖地・高田馬場ゲーセンミカドを根城にする強豪であり,また九州出身という共通点もある
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スタート直後にまさかのデンジャータイム突入という,この後の波乱を予感させる幕開けとなったこの対決。1試合目こそロイ選手のペースで進んでいくが,2試合目の勝負どころでクロスワイズヒールを叩き込んだTAKA選手が流れを掴み,そのままの勢いで3連勝。ギルティギア王者軍に幸先の良いスタートをプレゼントした
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BATTLE2:キーシャ選手 / ファウスト vs. あいん選手 / カイ


第2試合は,あーくれぼ2015で”God's and death 〜神々と死神〜”というチームを組んで共に戦った2人が激突。キーシャ選手が「これまで一緒にやってきたが,今日は踏み台になってもらう」と煽ると,あいん選手も「あーくれぼ2015ではお互い置物だったけど,(キーシャ選手には)今回も置物になってもらう」と応戦
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お互いに丁寧なプレイスタイルを信条とするうえ,手の内も知り尽くした両名の対戦ということで,1戦目とは打って変わって静かな立ち上がりとなった。それもあってか,どのラウンドもお互いに残り体力僅かまでもつれ込む展開に。あいん選手が接戦を続けて制し,2試合連取してリーチをかけるも,3試合目の最終ラウンドでキーシャ選手が大逆転。ここからキーシャ選手があいん選手の動きに対応し始め,怒涛の3連勝でギルティギア王者軍2つ目の勝ち星を獲得した
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BATTLE3:コイチ選手 / イノ vs. 中洲ベッドマン選手 / ベッドマン


3試合目はコイチ選手と中洲ベッドマン選手──GGXrdプレイヤーの中でも屈指のテクニックを持つ両名による闘いとなった。なお,この2人は第2回オンライン予選決勝で相対し,その際は中洲ベッドマン選手が勝利したのだが,コイチ選手は「負けた記憶がない」とコメント。対する中洲ベッドマン選手は「覚えてないらしいので,思い出させてあげようかな」と,ここでも舌戦が繰り広げられていた
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起き攻めが非常に強力で,かつ切り返し手段に欠けるキャラクター同士の対戦ということもあって,この戦いは流れを掴んだ側が圧勝するシーソーゲームに。勝敗の行方は決定戦の最終ラウンドまでもつれ込んだが,中洲ベッドマン選手の青色サイクバーストに対し,大木をさする手による対策を披露したコイチ選手が優勢となり,そのままパーフェクトで勝利を果たした。ギルティギア王者軍はなんと3連勝
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本イベントでは,試合終了後にリプレイを流しての解説タイムが設けられており,本作に詳しくない視聴者も楽しめる配慮が行われていた。なお,1試合目の最終ラウンドに見せた立ちK空中ヒットからのアドリブコンボについて質問を受けたコイチ氏は,「集中してて全く覚えてなかったんですが,今見ると(自分でも)上手いなと思いますね」とコメント
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BATTLE4:竹原選手 / ラムレザル vs. もっちー選手 / ソル


第4試合目は,家庭用のオンライン対戦で最強と目される竹原選手と,アーケード勢の中でも最高峰の人間性能と噂されるもっちー選手による世紀の一戦となった。竹原選手はPS4の純正パッドで高難度キャラクター・ラムレザルを自在に操るのだから驚きだ
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序盤はもっちー選手が素晴らしい立ち回りを見せて一気に2連勝を果たすも,竹原選手も負けじと画面端での強烈な起き攻めを見せた。たまらず逃げようとしたもっちー選手を空中投げで捕らえて2連勝。そして迎えた決定戦も両者上手すぎる空中投げの連発により接戦となったが,最後は竹原選手の6+Kによる補正切りを読みきり,タイランレイブver.βで割り込んだもっちー選手が見事勝利。あまりにもハイレベルな攻防の応酬に,ギルティギア王者軍の面々はイベント終了後「闘神激突のベストバウトを選ぶならこの試合」と口を揃えていた
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念願の初勝利に,もっちー選手の元に駆け寄るプロゲーマー連合軍の選手達
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BATTLE5:ハンバーグ選手 / エルフェルト vs. 中村選手 / ミリア


前半戦の締めくくりとなる5試合目は,家庭用最強のエルフェルト使いと目され,あーくれぼ2015であのまちゃぼー選手をギリギリまで追い詰めたハンバーグ選手と,EVO2015で4位入賞を果たしたミリア使い・中村選手の組み合わせとなった
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序盤は中村選手が豊富なネタを活かして怒涛の攻勢に出るも,あと一歩というところでハンバーグ選手が切り返し,画面端の爆発力を十全に活かして逆転を果たす展開が続いた。2試合目には赤色ロマキャンから一撃必殺技に繋ぐ連続技も披露したハンバーグ選手が,そのままの勢いで3試合を連取した
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BATTLE6:かりんちゅ選手 / ミリア vs. どぐら選手 / シン


第6試合目は,あーくれぼ2015代表枠であり,ミリアを始めさまざまなキャラクターを使いこなす猛者・かりんちゅ選手と,“いろいろあった”末に,りおん選手との決定戦を制して見事EVO2015代表枠の座を射止めたどぐら選手の対決。奇しくもあーくれぼ2015決勝では,両者のチームが決勝戦で相対し,そのときはどぐら選手の“Unusual”が勝利している。かりんちゅ選手にとっては,雪辱戦ともいえるカードとなった
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そして迎えた試合では,かりんちゅ選手が素晴らしい立ち回りを見せ,終始ペースを握っていく。シンの起き上がりの遅さを突いたシークレットガーデンでの強烈な起き攻め,ダストアタックでのホークベイカー対策,ウィンガーからのアイアンメイデンといったネタも披露しつつ,どぐら選手にほぼ何もさせることなく6ラウンドを連取
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「……何も言うことはありません」とは,試合後のどぐら選手の弁。ギルティギア王者軍はこれで5勝目,プロゲーマー連合軍としては後がない展開となった
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BATTLE7:ススム選手 / チップ vs. まちゃぼー選手 / カイ



第7試合目からは,イベント開催に先立って選抜された闘神達が遂に共演。まずは関西が誇るスーパーチップ使い・ススム選手と,あーくれぼ2015の準決勝,及び決勝を6タテしチームを優勝に導いたMr.最適解・まちゃぼー選手というカード。ススム選手が繰り出す変幻自在の問題に対し,まちゃぼー選手がいかに最適解を導き出すかが焦点となった
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1試合目はまちゃぼー選手が冷静に取るも,ススム選手も毅式転移の黄色ロマキャンを活かしてまちゃぼー選手の守りをこじ開け続け,一気に2連勝を果たす。続く試合も先に1ラウンドを取られ,追い詰められたまちゃぼー選手だったが,ここから毅式転移への対応の鋭さが増し,さらには幻朧斬を空中投げで掴む脅威の反応速度を見せて2連勝! まさにMr.最適解と言える横綱相撲で,プロゲーマー連合軍に2つ目の勝ち星を運んだ
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BATTLE8 ナゲ選手 / ファウスト vs. Zeveron かずのこ選手 / ソル



続いては,EVO2015で準優勝を果たしたファウスト使いナゲ選手と,国内外のトーナメントで数多の結果を残してきたかずのこ選手による一戦。今ではストリートファイターIVの強豪として知られるかずのこ選手だが,もともとがギルティギアシリーズの超強豪である。そして,ナゲ選手にとっては闘劇'10から5年越しとなる,念願のリベンジマッチでもあった
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ナゲ選手の鉄壁のディフェンスを,かずのこ選手がいかにこじ開けるかが焦点となったこの試合。1試合目はナゲ選手がバンディットブリンガーをしゃがみ歩きで回避するなど,豊富な経験を活かした守りで圧倒するも,2試合目はかずのこ選手が得意の人読みの上手さ+無敵技の当て勘で喰らい付いていく。しかし,ここからナゲ選手の対応が鋭さを増し,2連勝を果たして見事勝利。これでギルティギア王者軍は6勝2敗となり,リベンジ達成とともに,ナゲ選手がチームに勝利をもたらした形となった
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BATTLE9 FAB選手 / ポチョムキン vs. Team HORI sako選手 / ザトー

第9試合目は,世界最強のポチョムキン使いであり,脅威のディフェンス力を誇るFAB選手と,格闘ゲーマーなら知らぬものはいない攻めの匠,sako選手というカード
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sako選手はウメハラ選手と同様,「GUILTY GEAR XX #RELOAD」からの復帰組であり,本作における経験という意味では,FAB選手に長があると目されていた。だが闘神激突に参戦するにあたっては,1か月にわたってなんと2000試合ものポチョムキン戦をこなし,全てのプレイヤーに勝ち越してきたという。チームとしての勝敗は決した後ではあるが,ある意味ここからが本番。プライドとプライドのぶつかり合いによる真剣勝負が幕を開けた
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最強の盾と最強の矛が激突したこの闘いでは,FAB選手が見事なザトー対策を見せ,さらには画面端で6+Kを複数回叩き込む超高難度コンボ(通称”儀式”)を決め切って2連勝。対するsako選手も自慢の攻めでFAB選手のガードをこじあけていき,1試合を取り返す意地を見せる。しかしFAB選手の盾は揺るがず,数少ない接近のチャンスをものにしてラウンドを連取し,矛盾対決に終止符を打った
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試合後のインタビューにて,「sakoさんは想像より強かったが,まだ私の想定内でした。さらなるやり込みをお願いします」と言い放ったFAB選手に対し,sako選手は「1か月でこれだけやれんたんで,もう1ヶ月やったら負けないと思います」と返す一幕も。sako選手にしてはやや珍しい,気持ちを覗かせたコメントが印象深い
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BATTLE10:小川選手 / ザトー vs. ウメハラ選手 / ソル


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 最終戦は,小川選手とウメハラ選手による大将対決となった。「GUILTY GEAR XX #RELOAD」の時代,両名ともにトッププレイヤーとして君臨していた時期があったのだが,ウメハラ選手のプレイ頻度が下がってきた時期に小川選手が頭角を表してきたこともあって,これまで大舞台で相まみえることはなかった。
 そんな夢のカードが約11年越しに実現するとなれば,注目を集めるのも当然といったところだろう。

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 とはいえ,ウメハラ選手にとって,本イベントは約11年ぶりとなるギルティギアシリーズへの復帰戦であり(関連記事),その相手が“ギルティ界のラスボス”と来れば,誰もがこう思ったはずなのだ。「……さすがにウメハラでも無理なんじゃ?」と。
 しかし実際の試合は,そんな予想を遙かに超えた展開を迎えることになる。立ちHSや黄色ロマキャン〜グラウンドヴァイパーという,これまで知られていなかったエディ対策。要所での“ウメ昇龍”ならぬ“ウメヴォルカ”と,それと対をなすぶっきらぼうに投げるでの崩しによって,勝負はウメハラ選手が得意とする“人対人”の勝負に。そうしてウメハラ選手が一気に2試合を連取すると,会場のボルテージも最高潮へ。

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 追い詰められた小川選手だが,ここから怒涛の逆襲が始まる。
 ウメハラ選手の接近を阻むけん制,エディを操作しながら立ちまわる“常時エディ”の巧みさ,さらには画面端での攻めの振り分けも功を奏し始め,“闇の暴君”という二つ名にふさわしい一方的な展開で2連勝。
 そして迎えた決定戦も小川選手が的確な立ち回りを見せ,最後はウメハラ選手の勝負を賭けたぶっきらぼうに投げるを浮遊で回避してK.O.。 世紀の一戦は,小川選手の勝利で幕を閉じた。

小川選手の逆転勝利に喜ぶギルティギア王者軍の選手達。イベント終了後に少し話を伺ってみたが,「もし小川くんがウメハラさんに負けたら,幾ら総合戦績で勝っていても……」と,試合中の控え席は戦々恐々とした雰囲気だったそうだ
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限られた練習時間の中で,ギルティ界のラスボスを相手に好勝負を演じられるまでに仕上げてきたウメハラ選手。そして0-2まで追い詰められたにもかかわらず,最後まで冷静さを失わなかった小川選手も,まさにラスボスに相応しい戦いを見せてくれた。戦いを終えた両選手に,会場からは惜しみない拍手が贈られた
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 想像を絶する名勝負が続出した「闘神激突」。ギルティギア王者軍が8勝2敗と,勝ち星の数だけで見れば圧勝ではあったが,どの試合もハイレベルな内容であり,かつ試合内容も拮抗していたため,観戦するうえではこれ以上ないイベントだったのではなかろうか。
 対戦の模様は,ニコニコ生放送YouTubeUstreamにアーカイブされているので,まだ見ていないという読者はぜひチェックしてもらいたい。先述のとおり,試合終了後には丁寧なリプレイ解説も用意されているため,格闘ゲームに少しでも触れたことのある人であれば,絶対に楽しめるはずだ。

全試合終了後には,ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアのプレジデント 盛田 厚氏が登壇し,勝利を果たしたギルティギア王者軍の大将,小川選手にトロフィーを手渡した。小川選手は「オンライン予選通過者の皆さんの力もあり,あーくれぼ2015の悔しさを払拭できたことが嬉しかった」と,涙ながらに心中を語っていた
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 筆者としては,負けてしまったロイ選手が控えの席で意気消沈していたり,ススム選手やsako選手が悔しさをにじませたコメントをするなど,選手達がそれぞれ気持ちを表に出していたことが,何よりも印象深い。こうしたエキシビションマッチは,幾らか因縁めいたマッチメイクをしたところで,選手達の熱意がなければ盛りあがることはない。選手達それぞれが,思わず感情を出してしまうほど真剣に取り組んでいたからこそ,これだけの神興行となって結実したのだろう。
 また,本イベントのために本腰を入れてGGXrdをプレイし始めたウメハラ選手とsako選手は,惜しくも勝利までは至らなかったものの,堂々たる闘い振りを見せてくれた。プロゲーマーがプロゲーマーであるゆえんを垣間見ることができたという意味でも,得難い機会だった。

ウメハラ選手はイベント後「普段ギルティをやっている人から受け入れてもらえるか不安でしたが,みんな凄い親切にしてくれて。プロゲーマー連合軍というチームで勝つために全力を尽くそう──そういう形で今日を迎えられたのが良かったです」と語っていた。またsako選手も,たくさんのギルティ勢にポチョムキン対策を手伝ってもらっていたという。そうして考えると,本イベントはコミュニティ同士の交流の機会にもなったとも言える
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「ゲームの力って本当にすごいんです。会場の皆さんや配信をご覧の皆さんも,もしかしたら次は自分が闘神になれるかもしれないという夢を持って,全力でゲームを遊んでいただけたら幸いです」と本大会を総括したパチ氏。試合合間の解説にも熱がこもっており,本大会に賭ける意気込みが伝わってきた
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 唯一不満点を挙げるならば,会場のキャパシティが少なく,200名ほどしか現地で応援できなかったことだろうか。動画配信で観戦するだけではあまりにもったいないと感じれれるほどに,現地の熱量が高いイベントだった。またこうした機会があるならば,ぜひもう少し大きな会場で開催してもらえたらと願いつつ,筆を擱くことにしよう。まだまだ格闘ゲームイベントが目白押しの2015年。さらなる名勝負が誕生することに,ぜひ期待したい。

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