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シンプルなルールとグラフィックスで没入感満点。iOS向けアクション「MeteorMaster」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第243回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。 そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,指のドラッグで自機を誘導し,緑色の物体を集めていくという,非常にシンプルなルールのアクションゲーム「MeteorMaster」を紹介しよう。発光しているかのように描かれている蛍光色のオブジェクトたちが,黒一色の背景に映えてなんとも美しい。テクノ風のBGMも相まって,ゲーム世界に入り込んだ気分になれるのだ。
「MeteorMaster」ダウンロードページ(App Store)
本作には「DRONE」とよばれるさまざまな種類のオブジェクトが登場する。
プレイヤーが操るのは,「青い丸」のDRONE(便宜上自機と呼ばせてもらう)。画面内の好きな場所をタップし,好きな方向へスライドすれば,その方向へ自機を移動させられるので,障害物となるDRONEを避けながら,特定のDRONEを集めていこう。
登場するDRONEの種類は以下のとおりだ。
「緑DRONE」。入手するたびにスコアが50加算され,各モードにおいて,これをすべて集めるとクリアとなる |
「赤DRONE」。基本は障害物だが,画面内の緑DRONEをすべて入手すると,緑色に変化する |
「緑色に変化した赤DRONE」。基本的には緑DRONEと同じ性質だが,スコアが100加算される |
「黄色DRONE」。画面内を高い速度で移動する。自機がぶつかるとミス |
「オレンジDRONE」。速度は遅いが自機を追いかけてくるので,うまくかわそう |
「青十字DRONE」。入手するとスコアが1000点加算されるが,放っておくと画面の外へ消える |
さまざまな種類のDRONEがあって戸惑うかも知れないが,ようは「緑色が使われているDRONEは回収」「それ以外のDRONEは避ける」と覚えておけばいい。ステージクリア時には,残りタイムに応じてタイムボーナスも獲得でき,3回ゲームオーバーになるまでにどれだけのステージを進めたか,どれだけのスコアを記録できたかを競うことになる。
障害物である赤DRONE,黄色DRONE,オレンジDRONEに接触するとその場でミスとなるので注意しよう。なお,画面右上に表示されている「LIVE」は,自機の残機数で,3回ミスするとゲームオーバーだ。
さきほど説明したように,基本的には緑色のDRONEを集め,それ以外のDRONEは避ければいいのだが,本作にはそのルールうまく利用したさまざまなモードが用意されている。以下でその内容を軽く紹介しよう。
一番ベーシックなモードである「CLASSIC」は,緑DRONEを集めるのが目的で,障害物のDRONEたちが万遍なく登場。
CLASSIC |
「ORDER」は緑色の丸いDRONEと赤DRONEが登場するモード。赤DRONEが複数登場することもあるが,緑になった赤DRONEを取ると別の赤DRONEが緑になり,それを取るとまた別の赤が緑に……と,連鎖的に緑色のDRONEへ変わっていくので,順番に集めていこう。
ORDER |
「SURVIVAL」は唯一緑DRONEが登場しないモードで,文字通りどれだけ生き残れるかを競う。ステージ内を無数の黄色DRONEが動き回るので,うまく自機をドラッグして逃げ回ろう。
SURVIVAL |
「HOMING」は,障害物としてオレンジDRONEだけが登場するモード。緑DRONEを集めるのはほかのモードと同様だ。
HOMING |
「EXTREME」はハードモードのようなもので,各種障害物のDRONEたちが序盤から大量に登場。1ステージクリアするだけでもかなりの難しさだ。
EXTREME |
モードによるさまざまな楽しみ方に加え,指一本で操作できるお手軽さ,中毒性の高いゲーム性と,無料ながら完成度は高い。ただ,慣れてくると一本調子になりがちなので,何かしらの救済アイテムやパワーアップ要素があるともっと盛り上がると感じた。
いくつかの不満点はあったが,障害物を避ける,緑DRONEをすべて集める,安全な道筋を見つけるなど,割りと頭を使うパズル的側面もあるので,アクションゲームが苦手という方でも楽しめる良作だと感じた。懐かしさを感じるグラフィックスやサウンドも,個人的には好印象。
がっつり腰を据えて,というよりも,ちょっとした暇に遊ぶミニゲームという感じなので,気軽にダウンロードして遊んでみてほしい。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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