「The Witcher 3: Wild Hunt」が正式発表。シリーズ最新作は，前作の30倍におよぶマップを備えたオープンワールド型のアクションRPGに

　CD Projekt REDは2月5日，「The Witcher」シリーズの最終章となる「The Witcher 3: Wild Hunt」の制作を発表した。同社が開発中の新型ゲームエンジン「REDEngine 3」が初めて採用される作品で，現在同社が手がけている「Cyberpunk 2077」よりも早い，2014年内のリリースが予定されているという。PCのほか，“ハイエンドプラットフォーム”（on all major high-end platforms，公式サイトの表現ママ）向けにも開発が進められており，複数のプラットフォームで同時に発売される計画であるとのこと。詳細は，今月リリースされるGame Informer最新号において独占発表される予定だ。

「The Witcher 3: Wild Hunt」発表（公式サイト）

　本作のストーリーなどは明らかにされていないが，主人公・ゲラルトが王国の政略に振り回されていた前作「The Witcher 2: Assassins of Kings」（PC / Xbox 360）とは異なり，ゲラルトのパーソナルなストーリーに焦点を当てた内容になるようだ。大半の記憶を取り戻したゲラルトが，かつて相思相愛だったというソーサレスのYenneferを探して旅に出るという内容で，彼は浮気症であり，シリーズ作品に登場しているソーサレスTriss Merigoldとの関係もいまだ失われていないという設定らしい。「The Wild Hunt」というのは，“異次元から来た騎兵団”の名称であり，そもそもゲラルトが記憶を失ったのも，Yenneferと生き別れになったのも，このグループが関係しているという。

　The Witcher 3: Wild Huntの舞台は，Skellige，Novigrad，No Man's Landといった北方で，それらの地域はかつて覇権を唱えていた王達が前作でいなくなったことにより，影響力の小さい小国家群が乱立しているような状態になっているという。ここでゲラルトは，自由にモンスターと戦ったり，NPCからミッションを請け負っていく。
　本作はオープンワールドタイプとなっており，マップは前作の30倍になっているとのこと。マップを直線的に移動しても端から端まで馬で30分から40分ほどかかるらしい。ボリュームとしては，本作がゲームシステム面で大きな影響を受けたと思われる「The Elder Scrolls V: Skyrim」（PC / PlayStation 3 / Xbox 360）よりも大きなものとなっているはずだ。

「The Witcher」公式サイト