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「Z/X -Zillions of enemy X-」ファンが秋葉原に集結した「秋葉原ゼクストリーム 2015.AUTUMN」レポート。初の日本選手権の開催も明らかに
「ゼクストリーム」は,ベルサール秋葉原の1階/2階/地下1階をすべて使用した大型イベントで,毎年2回に分けて開催されている。会場では,今後のシナリオ展開を左右するストーリー連動大会「英雄達の戦記」(ヒロイックサーガ)の第8弾や,9月以降の商品展開内容が発表される「Z/X 2015年 下半期展開発表会」など,さまざまな催しが行われた。
本稿では会場の様子と共に,今後発売予定の新ブースターパックなど,最新情報をお伝えしていく。
「秋葉原ゼクストリーム 2015.AUTUMN」特設サイト
「Z/X -Zillions of enemy X-」公式サイト
異形の者と化した「真・イグニッション久保田」を倒せ! レイドボス戦も展開されたイベント前半戦
イベントがスタートした朝10:00から夕方17:00まで,時間帯を問わず多くのプレイヤーで賑わっていた本イベント。とはいえ例年に比べて今回は人の流れが落ち着いている様子で,参加者としては過ごしやすい環境だったと言える。今回から物販の事前抽選制が導入されたので,その影響が大きかったのかもしれない。
なお今回の投票結果は,後半のステージイベントで明らかにされたので,気になる人は記事の後半をチェックしてほしい。
「英雄達の戦記8」の対戦はランブル形式で,2階と地下1階が会場となっていた。“ランブル”はマッチング形式のひとつで,プレイヤーはランダムに振り分けられた相手と対戦し,その勝敗を記録していく事になる。対戦の参加回数は自由で,いつでも入場/退出が可能なのが特徴だ。
「運命の欠片」や特典カードなどは,勝敗に関係なく対戦数に応じてが配布される。そのためか,対戦しているプレイヤーの様子を見ると,非常に多様なデッキが使用されていた。
また,会場の2階では「英雄達の戦記8」と併催の形で,触手が付いた異形の者と化したイグニッション久保田氏(本作のプロデューサー 久保田俊介氏に似た謎の男性。以下,IG久保田氏)と戦える「レイドボス戦」も実施された。
レイドボス戦の対戦卓には“4本の触手”と“本体”を表現した,5人のIG久保田氏が登場。彼らと対戦することで,レイドボス「真・イグニッション久保田」を倒すのが,プレイヤーの目的というわけだ。
レイドボスのライフは100で,対戦卓に座ったIG久保田氏が対戦中にダメージを受ける度に減少していく。レイドボス戦は,IG久保田氏がダメージを受けるごとに強力な反撃を繰り出す特別仕様となっており,多くのプレイヤーが苦戦を強いられたものの,数時間をかけてついに撃破に成功。撃破の瞬間には,会場全体から拍手が巻き起こった。
大会や物販以外にも,1階の商品先行展示コーナーや,地下1階の初心者講習コーナーなども用意されていた。初心者から上級者まで,さまざまな層のプレイヤーが入り混じって楽しめるのが,ゼクストリームの醍醐味といえるだろう。
ブースターパック15弾には「雷鳥超」が再登場。「Z/X 2015年 下半期展開発表会」ステージ
16:00からは,今年度後期の商品展開や,今回の大会結果などを紹介するステージイベント「Z/X 2015年 下半期展開発表会」がスタートした。発表会で司会を務めたのは,数時間前まで触手魔人としてプレイヤーと戦っていたIG久保田氏と,本作のドラマCDで「蝶ヶ崎ほのめ」役を演じた遠藤ゆりかさんの2人だ。
情報発表の前に,まずは今回行われたストーリー連動大会「英雄達の戦記8」の結果発表が行われ,結果は天王寺大和が8497票,都城出雲が4182票で“黒の世界”の天王寺大和が勝利。なんと4000票以上の差を付けての大勝となった。
「英雄達の戦記」によって決定されたシナリオ分岐とその内容は,後ほど公式サイトに掲載される。さらに,今後発売されるブースターパックには,今回の対戦結果を反映したカードが封入される予定だ。イベント反映カードは公式サイトの一覧ページに掲載されるとのことなので,続報を待っておこう。
大会の結果報告の次には,お待ちかねの最新情報発表が開始となった。
最初に発表されたのは,次回開催されるゼクストリームの日程だ。次回のゼクストリームは2016年3月13日に開催予定で,開催地が秋葉原から池袋へ変更される。IG久保田氏は「参加人数に対してイベント会場の拡大が必要になった」と話しており,次回はさらに大きな会場となりそうだ。
ここで発表されたのは「アドミニストレータ カノープス」「黄金騎士マリー・アントワネット」「暗黒騎士アルパマーヨ」「マゼマゼするケイト」「因業の叡智 徳叉迦」の5枚。ストーリー上で重要な役割を果たすキャラクターの名前が次々と挙がり,会場から拍手が巻き起こる場面も見られた。
なお10月22日からは,「断罪の白焔弓」発売記念大会も実施予定となっている。会場では,その参加特典カード「清輝なる真珠 パールドルフィン」が公開。それに合わせて,最新弾の発売前日から使用可能となる雑誌特典カード「時の魔人ホーラ」の情報も明らかにされた。
「清輝なる真珠 パールドルフィン」は,ゲームから除外されている時に能力を発揮する特殊なゼクスだ。カードが除外エリアにあり,さらに手札が0枚の時に限って,[赤3]コストを支払うことで場に登場できる |
「時の魔人ホーラ」は,トラッシュ(捨て札)にあるイグニッションアイコンを持つゼクスを2枚まで手札に加える起動効果を持つ。第13弾で登場した新能力「ゼロ・オプティマ」の支援役として最適だ |
さらに2016年1月28日には,ブースターパック第15弾「起動! 超神器(仮)」が発売となることも発表された。こちらのブースターパックでは「新規イラストの雷鳥超とそのパートナーゼクスを収録予定」(IG久保田氏)とのこと。
商品に関する発表が終了すると,次には先に公式サイトで募集が行われていた,各種族の“新ナンバリング”が公開された。決定したナンバリングは今後制作されるカードに反映されるとのことで,IG久保田氏は「過去に登場したキャラクターがナンバリングを持って登場するかもしれないし,新キャラクターとして登場するかもしれません」と話していた。
発表ステージの最後には,本作においては初となる全国大会「日本選手権」と,部活動に参加している高校生のみが参加できる大会「ゼクス甲子園」の開催が発表された。
日本選手権は,1回目は11月から予選を開始し,2016年3月の次回ゼクストリーム会場で決勝戦を行う「日本選手権 プレ大会」と,その後に行われる「日本選手権」(本戦)の2回に分けて開催されるという。これらの大会に関しては,追って詳細が発表されるとのことだ。興味のあるプレイヤーは,大会に向けて腕を磨いておこう。
一連の発表の終了後は,本イベント当日に発売となったドラマCD「Z/X NF DramaCD 5 冥闇と灼炎の追想曲」の出演者を招いたゲストトークコーナーも実施された。ここでは,先程まで司会役を務めていた「蝶ヶ崎ほのめ」役を演じた遠藤ゆりかさんに加え,「妙声鳥 迦陵頻伽」役の鈴木絵理さん,「深淵の黒月アルモタヘル」役の村中 知さんも登場し,ドラマCDに出演しての感想などを語ってくれた。
また,今回のステージにはスマートフォンを用いたリアルタイム投票システムが導入されており,それを用いたアンケート企画も実施されていた。ここで集計されたデータの中で「迦陵頻伽の必殺技はどんな技?」といった設問の内容は,今後のカードに反映されるとのことなのでお楽しみに。
トークステージは,最後にドラマCD第6弾「りげる☆くらいしす」が2015年冬に発売されることが発表されて終了。IG久保田氏とキャスト陣による「ゼクス,アクティベート。イグニッション!」の掛け声とともに「秋葉原ゼクストリーム 2015.AUTUMN」は終幕となった。
なお本イベント中に公開された内容は,公式サイトのロードマップなどに反映される予定だ。「英雄達の戦記8」のシナリオを記録したPVなども順次公開されるので,本作のプレイヤーは公式サイトをしっかりと確認しておこう。
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