自動車メーカーを運営して新車の開発などを行うシミュレーション「Automation: Car Company Tycoon」の制作が発表

　オーストラリアのデベロッパ，Camshaft Softwareが，処女作となる経営シミュレーション「Automation: Car Company Tycoon」の制作を発表し，その公式サイトを公開した。このCamshaft Softwareは，たった二人の開発者しかない，インディーズ系の開発チームだ。

「Automation: Car Company Tycoon」公式サイト

　プレイヤーは，自動車会社のオーナー兼デザイナーとして1946年に会社を興し，ライバル企業に負けないように技術開発に資金を投じ，新車を設計するなどして，市場を開拓していく。そして，長く売れる大衆車から大金持ちを唸らせる高級車まで，さまざまな車を作っていくというシミュレーションゲームだ。自動車を設計するプロセスが非常にマニアックで，シャーシやボディはもちろん，エンジンやブレーキまで開発し，それらを組み合わせていくという本格的な内容になっている。
　もちろん，テストや市場調査なども重要で，時代にそぐわないあまりにも奇抜なデザインの車では，消費者は見向きもしてくれない。自動車に関するノウハウがかなり必要になりそうだが，「一度，思うままの車を作ってみたかった」というカーマニアには絶好のゲームだろう。


　資金の少ないインディーズ系の開発会社であるため，発売時期も確定できていないようだが，すでに公式サイトで予約が始まっている。製品の予定価格は30ドルだが，今なら20ドルで購買できるという，「Minecraft」でも採用されていた事前購入システムが採用されている。事前購入で集めた資金で開発を続けるという手法で，彼らの目標は10万ドル。
　ゴールドメンバーシップも販売し，ゴールドメンバーにはβテストの参加権などの特典が与えられるらしいが，公式サイトを見る限り，目標の10万ドルまでにはまだまだのようだ。スズキ・カプチーノ，そしてマツダMX5を自分達で修理しながら乗り続けているという彼らを信じ，かなりマニアックな本作に事前投資するのも悪くないかもしれないが，あくまで自己責任でお願いしたい。