Activision主催のインディーズゲーム開発コンペで，24歳の青年が開発した「Dstroyd!」が大賞を受賞。賞金約1370万円を獲得

　2010年にActivisionが開催したインディーズゲーム開発コンペ「Activision Independent Games Competition」の審査結果が発表され，大賞にリアルタイムストラテジーと2Dシューティングを合わせたような作品，「Dstroyd！」が選ばれた。開発した24歳の青年Peter Angstadt氏には，賞金として17万5千ドル（約1370万円）が授与される。

「Dstroyd!」公式サイト

　Dstroyd！は，左右にスクロールする2Dマップに，プレイヤーがキャノンを配置したり，進軍を食い止めるための堀などを配置したりして，敵の攻撃を防ぐという，タワーディフェンス風のゲームであるとのこと。実際には，まだα段階にもなっていないらしいが，それでも提出されたデモムービーや企画書にActivisionの審査員がかなりの魅力を感じたというから，傑作カジュアルゲームに成長するかもしれない。

Dstroyd！

　次点には，Capcom USAで経験を積み，その後独立したJason Earp氏の開発による「Rigonauts: Broadside」が入り，賞金7万5000ドルを受け取った。こちらは，2Dのマップを進みながらパーツを拾い集め，戦車を作り上げて敵と戦っていくというゲームだ。Earp氏はすでに，友人と共にゲーム開発会社を設立しているという。

Rigonauts: Broadside

　大賞を獲得したDstroyd！のムービーや企画用などが公開されているが，「ワームス」や「ポトリス」に，かなり似ている部分もある。いずれにしろ，実際にゲームとして動いているところを見られるのは，しばらく先のことになるだろう。