Unreal Development Kitを利用したアドベンチャー，「The Carnic Chronicles」の制作が発表。革命的なゲームプレイとは，どのようなものか

　独立系のデベロッパ，Goblin Garage StudiosがPC向けの新作タイトル「The Carnic Chronicles」の制作を発表した。Unreal Development Kit（UDK）を使って開発されている本作は，チャプターごとに配信されるエピソディック形式が採用されており，第1弾となる「Book 1: Island」は2011年冬にリリースされる予定だ。

「The Carnic Chronicles」公式サイト

　スクリーンショットを含めた詳細の発表は，北米時間の2011年3月15日に正式オープンする予定の公式サイトで行われるということだが，メディア向けのリリースによると本作は，1950年代を舞台にしたアドベンチャーになるとのこと。
　16歳のアレキサンダーは，人付き合いは不器用だが，意志の強い青年。転校生の儀式として，とある島のさびれたホテルで一晩を過ごすことになる彼だったが，そこは呪われた島で，アレキサンダーはホテルから抜け出せなくなってしまう。プレイヤーは，さまざまな問題を解決しつつ，島からの脱出を手助けするのだが，ときに主人公の内面に深く潜り込む必要があり，従来のゲームにはなかったようなスピリチュアルな要素が盛り込まれているようだ。

　これが処女作となるGoblin Garage Gamesは，オレゴン州の州都ポートランド近郊に設立されたばかりのデベロッパだ。リリースなどでは「to experiment in games & interactivity」（ゲームとインタラクティビティにおける実験）をモットーとして掲げており，プレスリリースにも「（The Carnic Chroniclesは）ゲームのインタラクティブ性を活かした“革命的なプレイ感覚”を持つ」と自信ありげに書かれている。果たして実際にどのようなものになるのか，注目していよう。