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戦国大戦 -1477 破府、六十六州の欠片へ-公式サイトへ
  • セガ
  • 発売日:2014/02/20
  • 価格:1プレイ300円
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「戦国大戦」など歴史を扱ったコンテンツで日本各地を活性化。セガ主催の「戦国カンファレンス」イベントレポート
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印刷2011/01/17 12:50

イベント

「戦国大戦」など歴史を扱ったコンテンツで日本各地を活性化。セガ主催の「戦国カンファレンス」イベントレポート

 1月16日,セガが主催する「戦国カンファレンス」が,東京・秋葉原の秋葉原UDXギャラリーにて開催された。

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「戦国カンファレンス」特設サイト

「戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-」公式サイト


 この催しは,同社のアーケードゲーム「戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-」など,日本の歴史を扱ったコンテンツと,地方自治体とがコラボレーションすることで,戦国ブームをもっと盛り上げようという意図で企画されたもの。ステージでは,以下のメンバーが登壇し,それぞれが手がけている地方活性化の事例の紹介が行われた。

司会を務めたレキシズル スナフ氏(写真右)と,若井友紀子さん(同左)
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歴史プロジェクト「戦国魂」主宰 鈴木智博氏。好きな武将は,徳川家康
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信州上田観光大使 早川知佐氏。好きな武将は,真田幸村
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長浜市観光振興課参事/江・浅井三姉妹博覧会事務局長 北川賀寿男氏。現在の一押しは浅井三姉妹
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高知県観光特使/長曾我部最高委員会代表 林 太一氏。好きな武将は,長宗我部元親
歴ドルの小栗さくらさん。好きな武将は,直江兼続
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 早川氏は,真田幸村の大河ドラマ化を目指し,六文銭にちなんで66万6666人の署名を集めている。その活動にあたっては,長野県上田市を軸に,真田家に縁のある和歌山県九度山や大阪との連携を強化。
 また上田市では「上田真田まつり」を開催しているが,2011年,早川氏は“真田幸村をキーにした地方共同体の創造”を目標に掲げているとのことで,「ゆくゆくは日本全国を巻き込みたい」と意気込みを述べた。

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 林氏は,高知県で「長宗我部フェス」を企画・開催している。これは何かともてはやされがちな坂本龍馬だけでなく,それ以前に土佐の英雄として名を馳せた長宗我部家を盛り上げようという試みで,林氏は「ようやくスタートラインに立ったばかり」「分かりやすく,子どもからお年寄りまで楽しめる内容」と説明する。
 2010年には第1回が開催されているが,林氏は継続して開催することで注目を集めて,長宗我部家の聖地である岡豊城の城郭復元を目指すと展望を語った。なお林氏もまた,長宗我部元親の大河ドラマ化を目指しているそうだ。

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 鈴木氏は,滋賀県で「安土・信長club」を結成。この団体は,信長の異名“第六天魔王”に代表される面にちなんで,“中世日本における破壊と創造”をキーワードとした町作りに取り組んでいる。公式キャラクターの「ロボナガ公」や,“安土出身の歴ドル”織田かずささんもまた,信長の冷徹さや決断の早さといった魅力を全面に押し出しているとのこと。
 最終目標は,全体像が判明せず“幻の城”と呼ばれている安土城の復元だ。そのほか,信長好きを公言する著名人を一方的に観光大使に任命するプロジェクトや,漬物「うつけもの」への取り組みも紹介された。

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 北川氏は,長浜がこれまで3回も大河ドラマに取り上げられた経験から,「戦国野外博物館」の概念を提唱。これは長浜市を取り巻く北近江地域に点在する戦国時代の史跡を,“浅井三姉妹”というキーワードで繋いでいくという施策だ。北川氏は,こうした試みを実施するに至った理由について,まず大河ドラマの舞台となった地域が,放映された年こそ活性化するものの,翌年以降は閑古鳥が鳴く状態となってしまいがちなことを指摘し,「次に繋がる取り組みをしなければならない」と説明した。

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 また北川氏は,「その地に立つことで,歴史上の人物と空間を共有できる。それをアピールすれば,地域活性化に繋がる」と述べる。なお長浜市で開催中の「江・浅井三姉妹博覧会」ではこの概念を取り入れ,敢えて博物館のようなものを建設せず,パビリオンを3か所に分散させている。
 さらに北川氏は,「歴史は面白くない」と大胆な指摘をする。多くの人の関心を引き,想像力をかき立て,ひいては観光客として来訪してもらうためには,地域に残っている“正史には記されていない”さまざまなエピソードを語り継ぐ“語り部”が必要と続けた。すなわち,現在はただの原っぱだとしても,かつてそこには歴史上の人物の生家があった,あるいは重要な合戦があったと語ってくれる人がいれば,史跡としての魅力を持たせられるというわけである。

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 カンファレンスの終盤には,登壇者がアーケードゲーム「戦国大戦」の感想を披露。鈴木氏は,まるで武将になったかのように指揮ができる点を評価していた。早川氏は,カードにプロフィールが記載されているので,マイナーな武将であっても素性を知ることができて楽しいと述べた。また林氏は映像のカッコよさに触れ,北川氏は,今後,3D立体視技術が導入されるなどすると,より迫力が増すのではないかと期待を述べた。さらに小栗さんは,「歴史を扱っているので,親子で一緒に楽しめる優れたゲーム」と賞賛。最後に司会のレキシズル スナフ氏が,「ゲームは,歴史の入り口として最適。今後,より重要な存在になっていくのではないか」と締め括った。

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「戦国カンファレンス」特設サイト

「戦国大戦 -1560 尾張の風雲児-」公式サイト

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