ニンテンドーDSやDSiなどの値下げ予定はなし。北米の情報サイト，IGNが報道

　北米のゲーム情報サイトIGNは，北米時間の2011年7月28日，「ニンテンドー3DS」の「アンバサダー・プログラム」についての記事を掲載し，無償配布される予定のファミコン用タイトルの一部がアップデートされたものになり，マルチプレイが可能になると報じている。
　ご存じのように，2011年7月28日に突然の値下げが発表されたニンテンドー3DSだが，同日掲載した記事にもあるように，値下げ前にニンテンドー3DSを購入した人に対し，ファミコン・バーチャルコンソールタイトルと，ゲームボーイアドバンスのバーチャルコンソールタイトルを無償配布するというアンバサダー・プログラムが発表されている。
　IGNはこのプログラムについて，任天堂の北米法人にさまざまな質問を行ったのだ。

　完全なタイトルリストなど，質問のほとんどは「いずれまた発表する」ということで答えてもらえなかったようだが，その途中で，無償配布されるファミコン・バーチャルコンソールタイトルの一部がマルチプレイ対戦にも対応し，いずれ一般にも販売されるらしいという返事を聞いたわけだ。日本の公式サイトの「こちら」にも，そのことについての情報が掲載されているが，ファミコン・バーチャルコンソールのタイトルは2011年9月1日から先行配信される予定で，マルチプレイに対応するのは，後日配信予定の正式版からとなる。一般への販売の可能性について，公式サイトではあまり言及されていないが，日本と北米では事情が違うだろうし，また，今後なんらかの情報が公開されるのかもしれない。

　最後にIGNの記者は，今回のニンテンドー3DSの値下げに続いて，ニンテンドーDSiやニンテンドーDS Liteなど，他機種の値下げの可能性に質問しているが，任天堂の北米法人は「ない」とはっきり返答している。ただ，これについても，あくまで北米での話であり，日本とは状況が異なる可能性もないわけではない。