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Cherry黒軸&小型筐体が特徴の「Tt eSPORTS」ブランド製キーボード「MEKA」が6月17日に登場
Thermaltake Technologyのキーボードとしては,2010年12月に発売された「Tt eSPORTS MEKA G1」(以下,MEKA G1)があるが,今回のMEKAはその小型版という位置づけだ。MEKA G1だと430(W)×160(D)×40(H)mmというサイズの英語104キー仕様だったのに対し,MEKAは370(W)×150(D)×35(H)mmへととくに横方向が短くなり,さらに英語97キー仕様となっている。
それを実現するため,MEKAでは,まずMEKA G1の[Fn]キー(=一般的なフルキーボードにおける左[Windows]キー)と右[Windows]キー,そしてメニューキーを廃し,左右の[Shift]キーも短めにカット。さらに右[Shift][Ctrl]キーを左側にずらし,加えて[/]キーを[Enter]キーの下側,つまり右[Shift]の右側へと移動させることで,無理やりスペースを作っているのである。
ちなみにここまでで削られたキーは3個。これに加えて[Home]「End][Page UP][Page Down]キーも省略されているため,97キー仕様となるわけだ。
キースイッチに採用されているのはMEKA G1と同じ,いわゆる“Cherry黒軸”。キーストローク4.0±0.5mm,押下特性60±25g,キー耐久性公称5000万回というスペックに変わりはない。
ただし,MEKA G1は変換コネクタを利用したPS/2接続時にNキーロールオーバー対応&全キー同時押しをサポートしていたのに対して,MEKAはUSB接続での最大6キー同時押しに対応している。
一般的なフルキーボードと同じ配置のMEKA G1と比べると,MEKAはかなり変則的な配置であり,そこは賛否両論ありそうだ。Cherry黒軸を変わらず搭載しつつ,サイズがコンパクトになっているという点に,魅力を感じる人向けの製品だといえるかもしれない。
●MEKAの主なスペック
- 接続インタフェース:USB
- 基本キー数:英語97キー
- キーピッチ:19mm
- キーストローク:4.0±0.5mm
- 押下特性:60±25g
- 複数キー同時押し対応:最大6キー
- キー耐久性:5000万回
- ポーリングレート(レポートレート):1000Hz
- マクロ機能:なし
- バックライト:なし
- サイズ:370(W)×150(D)×35(H)mm
- 重量:1060g
- ケーブル長:1.8m
- 対応OS:Windows 7/Vista/XP
- 付属品:なし
- 発売予定日:2011年6月17日
- 店頭想定売価:9980円前後
「MEKA」製品情報ページ
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Tt eSPORTS
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