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[TGS 2017]サイクリストに人気のオンラインサイクルシミュレーター「Zwift」のVR版を体験してみた
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印刷2017/09/24 01:43

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[TGS 2017]サイクリストに人気のオンラインサイクルシミュレーター「Zwift」のVR版を体験してみた

TGS 2017のDellブース
画像集 No.002のサムネイル画像 / [TGS 2017]サイクリストに人気のオンラインサイクルシミュレーター「Zwift」のVR版を体験してみた
 プロ選手からホビーライダーまで,サイクリストの室内トレーニングツールとして昨今話題のオンラインサービス「Zwift」(ズイフト)。そのVRバージョンとなる「Zwift VR」が,東京ゲームショウ2017(以下,TGS 2017)のDellブースに出展されていた。

 Zwiftとは,ロードバイクを初めとするスポーツ自転車の実車と,室内トレーニング用のサイクルトレーナー(ローラー台)を使い,仮想空間のコースを世界中のサイクリストと一緒に走ったり,レースで競ったりできるオンラインサイクルシミュレーターである。

ロードバイクの後輪があるべきところに付いている機材が,サイクルトレーナーだ
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今回の出展に使われていたサイクルトレーナーは,Tacxの「Neo Direct Drive」という製品。Zwift対応のスマートトレーナーで,画面内のコースが上り坂になると,斜度に応じた負荷がかかるようになっている
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 「何だかよく分からん……」という人は,リアルな自転車のペダルを回してプレイする,サイクリングモチーフのMMORPGを想像してもらえば,おおむね間違っていない。
 実際,Zwiftの世界を走っていると,対向車線を走るサイクリストとすれ違ったり,化け物じみたスピードで走ってくるサイクリストに追い抜かれたり,逆に追い越したりといったことが発生する。しかも,そんな彼らの名前や国籍,出力などのデータがリストで確認できるとなると,本当にMMORPGをプレイしているような感覚に陥ることもある。

Zwiftのプレイ画面。左右2分割の画面表示になっているので少々分かりにくいが,時速と走行距離,出力,ケイデンスといった自身のトレーニングに必要なデータや,近くを走るサイクリストのデータをチェックできる
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 ただし,MMORPGとは異なり,Zwiftで得られる経験値は,画面内のキャラクターではなくユーザー自身の肉体のものだ。そもそもサイクルトレーナーとは,自転車競技のプロ選手やトップクラスのアマチュア選手が,レースに勝つべく自身を鍛えるために使うものなのだから。

Zwift VRのプレイイメージ。サイクルトレーナーを使ったトレーニングは,真面目にやるとかなりの汗をかくため,現行のVR HMDでは蒸れてしまうかも……
画像集 No.006のサムネイル画像 / [TGS 2017]サイクリストに人気のオンラインサイクルシミュレーター「Zwift」のVR版を体験してみた

 さて,そんなZwiftにおけるセールスポイントのひとつが,グラフィックスである。たとえばZwift独自の架空の島「Watopia」に広がるコースの景色は,市街地や砂利道,水中トンネル,雪山に火山と多彩かつ美麗。
 通常のZwiftでは,基本的に自分の正面に広がる景色しか見られないのだが,Zwift VRなら,横を向けばきちんと横の景色が,上を見れば空がきちんと表示される。これまでも,「Zwiftの風景は作り込まれているな」と,1ユーザーとして感心していたのだが,正直これには驚いた。水中トンネルを通り抜けるときなど,もう本当に圧巻の一言である。

VR HMDには大きくZwiftのロゴが入っているが,よく見ると,Oculus VRの「Rift」そのものである
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Zwift VRのデモに使っていたPCは,ノートPC向け「GeForce GTX 1070」を搭載する「ALIENWARE 17」だった
画像集 No.008のサムネイル画像 / [TGS 2017]サイクリストに人気のオンラインサイクルシミュレーター「Zwift」のVR版を体験してみた

 一方,Zwift VRでほかのサイクリストを追い抜くときは,結構怖い思いをすることもある。ユーザーなら分かると思うのだが,Zwiftの場合は表示上の都合で,追い抜こうとするサイクリストのギリギリをすり抜けたり,それどころか明らかに重なって(ぶつかって)いたりすることが多々あるのだ。
 これがZwift VRだと,さらなる臨場感をともなって表現されるので,思わず「危ねっ!」と声が出そうになるのである。

 残念なことに,Zwift VRはあくまでも参考出展であり,一般にリリースする予定はないとのこと。したがってVR HMDなどの機材をそろえても,自宅でZwift VRを体験することはできない点は注意してほしい。
 Zwift VRをイベントに出展するのは,今回のTGS 2017で3回めとのことだが,次回は未定だという。取材に対応してくれたZwift Japanのスタッフによると,気になる人は公式Facebookページをこまめにチェックして,出展情報を確認してほしいとのことだった。

 ともあれZwiftユーザーも,「Zwiftって何?」という人も,機会があればぜひZwift VRを試してみてほしい。きっと新しい発見があるはずだ。

Zwift 日本語公式Webサイト


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