スクウェア・エニックスおよびNTT docomoブースでは,今秋から来年にかけてリリースされる
「キングダムハーツ」(以下「KH」)シリーズ全4タイトルの試遊台が設けられていた。名作の誉れ高いこのシリーズの新作タイトルについて,一気にまとめて紹介していこう。
ミニゲーム2種類を試遊
「キングダムハーツ モバイル」
2008年秋からサービスがスタートするKHポータルサイト
「キングダムハーツ モバイル」(NTT DoCoMo FOMA 703i,903i以降対応)。キャラクターに好きな衣装を着させられる「アバターキングダム」,友達同士でイベントに参加する「イベントホール」,着メロ,待受画像など,さまざまなコンテンツが配信される予定だ。
今回体験できたのは,KHシリーズの世界観をモチーフにした,2種類のミニゲームだ。
一つめは「グミシップスタジオ」。同じ色のグミ(ブロック)を消していくパズルゲームで,ステージ上には3〜4色のグミがあって,同色のグミが2個以上隣接すれば消せる。“ひとりぼっち”のグミが残らないよう,画面からできるだけ多くのグミを消去し,消せるグミがなくなれば終了。いわゆる“さめがめ”で,各ステージには目標点数が設定されており,その点数を上回ればクリアとなる。
「落ちゲー」ではないので,ゲームスタート時からグミが増えることはない。同色のグミが一箇所に固まるよう,詰め将棋のように先を読みつつ消去するのがポイントだ。任意のグミを好きな時に消去できる「キーブレード」,縦1列のグミをすべて消す「サンダー」など,窮地を救うアイテムや魔法も使えた。ステージは,アグラバー,トワイライトタウン,アトランティカなどKHファンにはおなじみの場所。クリアするとグミシップが手に入り,新たな地へと旅立てるようだ。
もう一つは,カードゲーム「大富豪」。各ワールドには「FF」キャラが待っており,彼らを相手にトランプを楽しむことができる。例えば,トラヴァースタウンA(試遊ではわからなかったが「B」もあるのかも)ならレオン,ユフィ,エアリスと,忘却の城Aならアクセル,ラクシーヌ,ヴィクセンと勝負できるといった具合。XIII機関は大富豪とかやってる場合ではないと思うが……。なお,「ジョーカーあがり禁止」「革命時の3あがり禁止」など,ローカルルールのON/OFFも設定できた。
(c) Disney. Developed by SQUARE ENIX
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プレイアブルバージョンが初お披露目
「キングダムハーツ Coded」
「キングダムハーツ モバイル」のメインコンテンツとなる
「キングダムハーツ Coded」は,NTT docomoブースに試遊台が設置されていた。というのも,このタイトルは現行機種ではなく,今後発売される機種(2008年冬から配信開始なので,907i以降か?)に対応。未発表機種ということで,今回の措置が取られたようだ。プレイアブル出展も,今回が初となる。
試遊台に置かれたのは,横画面表示のサンプル機種。P905i,P906iを想像してもらえると,分かりやすいだろう。本体を横向きにして持ち,上下左右キーで移動,左上のソフトキーでコマンドメニュー,右側の0キーで攻撃,8キーでジャンプ,7キーで回避,*キーでガードとなっており,7キー二度押しでドッジロールなど,KHシリーズらしい操作感が味わえるようになっていた。
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今回プレイできたのは,ストーリー編とボスバトル編。ストーリー編ではドナルドの甥っ子ヒューイ,デューイ,ルーイが登場し,トワイライトタウンを冒険。「Coded」ならではのシステムとしては,「デバッグアビリティ」と「リアクションコンボ」が見どころとなっていた。
前者は,デバッグゲージが溜まった状態で,コマンドメニューから「デバッグ」を選ぶと発動。高速で移動する「ハイスピード」,自動的に敵に接近する「ホーミング」で,戦闘を有利に運ぶことができた。後者は,ハートレスを気絶させると発生するコンボ。画面下に表示された矢印どおりにキー入力すると,コンボがつながって大ダメージを与えられた。いくつも連なって蛇のように動くブロックを素早く消したり,ブロックを使ったパズルを解いたりといった,ユニークな仕掛けも盛り込まれていた。
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ボスバトル編は,ストーリー編とは打って変わって強制横スクロールアクションに。デバッグアビリティ,リアクションコンボも使用できず,反射神経やアクションの腕が求められるモードとなっていた。ステージのラストでは,ガードアーマーとの戦闘が。ブロックを足がかりにして戦ったり,敵の攻撃を跳ねかえしたり,頭を使わないと勝てないかも……?
制作途中のバージョンだけあって多少動きが重いこともあったが,操作感は思いのほかキングダムハーツっぽい。全体を通せばそれなりのボリュームがありそうだが,ステージが細かく区切られているため,軽く遊ぶのにも適した作りだった。
なお「キングダムハーツ Coded」をプレイした人には,片面に「Coded」バージョンのソラ,もう片面に「キングダムハーツモバイル」仕様のデフォルメキャラをあしらったクリアファイルが配られていた。
シングルプレイではシグバールとの任務も
「キングダムハーツ 358/2Days」
2009年2月に発売が決まったニンテンドーDS版「
KINGDOM HEARTS 358/2 Days」。ブースにはシングルプレイとマルチプレイ,両方の試遊台が用意されていた。
シングルプレイは,XIII機関のメンバー,ロクサスが挑む三つのミッションを体験可能。ミッションごとに,同行するメンバーも違えば,任務内容,派遣先も異なる。8月に行なわれたスクウェア・エニックスプライベートイベント「DKΣ3713」では,アクセル,ザルディンとの任務を体験できたが,今回はシグバールのミッションも追加。ハロウィンタウンで大型ハートレス,デュアルブレードを倒すミッションに挑戦できた。
DS用ゲームとしては珍しく(?),操作にはほぼタッチペンを使わない。プレイはおおむね上画面で進行し,下画面にはマップが表示されるのみ(タッチ&スライドでカメラの移動可能)。基本操作はPS2版「KH1」「KH2」と似ており,エアスライド,グライド,十字キー+Yボタンでドッジロールなど,従来どおりのアクションが楽しめる。魔法やアイテムを使用するときは,Lボタン+A,B,X,Yボタンでショートカット操作もできる。操作はシンプルなので,KHビギナーでも安心して遊べそうだ。
マルチプレイは,4人の仲間と協力&対戦プレイを楽しむモード。XIII機関の中から使用キャラクターを選び,4人でミッションに挑戦できる。今回試遊できたのは,「DKΣ3713」と同じくトワイライトタウンでのバニッシュリザード討伐。木箱に化けて潜んでいる敵を探し出し,協力して倒すのが目的だ。
コンボ中にYボタンを押すとキャラクターごとに攻撃が変化するなど,マルチプレイならではの要素も導入。XIII機関メンバーの個性を反映した戦いが待っている。また,クリア後には敵に与えたダメージ,ゲットしたプライズ数などによって成績発表も。ナンバーワンを狙うなら,協力するだけでなく仲間を出し抜く狡猾さも必要となる。ちなみにビリになったキャラには,椅子がグルグル回転するという情けないお仕置きも待っている。コレ,結構ショックでかいです……。
カメラ操作が変わり,より快適に
「キングダムハーツ Birth by Sleep」
ラストは,2009年発売予定のPSP版「キングダムハーツ Birth by Sleep」。今回は「眠れる森の美女」の世界を舞台にしたヴェントゥス編,「シンデレラ」の世界を旅するテラ編がプレイ可能だった。とはいえ,どちらも「DKΣ3713」で試遊できたバージョンと,プレイできる範囲は変わりない。カメラ操作がLRボタンでできるようになり,立ち止まらずとも視点を動かせるという変更が加えられていた。
……と,それだけでは寂しいので少し追記を。「Birth by Sleep」では,シュートロック,コマンドスタイルの二大システムが搭載されている。シュートロックは,フォーカスゲージが溜まった状態で,L+Rボタンを押しつつ○ボタンで発動。複数の敵をロックオンして,爽快に倒すことができる。コマンドスタイルは,バトル中に攻撃スタイルが変化するシステム。敵にダメージを与えてコマンドゲージを溜めると,画面左下の「たたかう」コマンドの横に追加コマンドが出現。出す技の属性によって,プレイヤーキャラの攻撃スタイルも刻々と変化していく。めまぐるしく状況が変わり,スリリングなバトルを楽しめるというわけだ。