連載
ジャンクハンター吉田のゲームシネシネ団:第13回「『ダークナイト』が全米大ヒット中! BATMANゲーム大解剖 その(2)」

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1990年代のイギリスでは最大手のデベロッパで,マンチェスターに本社を置いていたOceanは,1998年にInfogramesに買収された。そのInfogramesは,2001年にHasbro Interactiveを買収。2003年に,Hasbro Interactive傘下だったATARIに,ゲーム開発/販売部門を移している。つまりイギリスのOceanが,流れ流れて現在はニューヨークのATARIにたどり着いているというわけである。このあたりの詳細は,奥谷海人氏の連載に詳しいので,併せて参照してほしい。
そして,Oceanが前回紹介したコミゲー版「BATMAN」のライセンスをDC Comicsから取得するときには,「ワーナーが巨額の制作費を投じて1989年に実写映画を公開する計画を進めているから,コミック版だけでなく映画版のゲーム化権も一緒に取得しないか?」と持ちかけられたという。実写映画の話は,その時点でかなりの機密情報だったらしく,NDA(秘密保持契約)まで取り交わしたそうだ。
結果的にOceanは,漫画版を題材にした「BATMAN」と「BATMAN: The Caped Crusader」の2作に加え,ティム・バートン監督による実写映画版のゲーム化権を取得したのである。ちなみにBATMAN: The Caped Crusaderには,ジョーカーのみならずペンギンまでもが登場し,バットマンを窮地に追い込むという内容。ひょっとしたら,映画版の続編が作られることを予想していたのかもしれない。
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なお,当時のOceanでライセンス獲得業務を担当していたJon Woods氏は,ライセンス契約締結後に実写映画の監督をティム・バートン氏が務めることが決まったとき,「ディズニースタジオ出身とはいえ無名の監督に,多額の予算を与えたところで超大作など撮れるものなのだろうか?」と,Warner Brosの姿勢に疑念を抱いたという。
当時のティム・バートン監督は,1985年に全米でスマッシュヒットした「ピーウィーの大冒険」,1988年に低予算にもかかわらず大ヒットした「ビートルジュース」しか長編作品の経験がなかったのである。この2作のヒットをきっかけに,Wanerは彼を「BATMAN」の監督に抜擢したのだが,多額のライセンス料をすでに支払っていたOceanにしてみれば不安になるのも無理はない。だが,結果を見ればそれは杞憂に終わったわけである。
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さらにサンソフトは,その続編「BATMAN: Return of the Joker」もリリースしている。ストーリー的には映画版の続きという位置づけだが,グラフィックスはコミック版がモチーフになった作品だ。日本では,「ダイナマイト・バットマン」という「ダイナマイト刑事」もびっくりな邦題で,ファミコン向けに発売されていた。大晦日というわけではない。
そんなところで今回はここまで。次回は「バットマン・リターンズ」「バットマン・フォーエヴァー」「バットマン&ロビン」までの,バットマン(ブルース・ウェイン)役の演者が頻繁に変わっていた時代のゲームを検証していこう。
![]() OceanのAmiga版「BATMAN」はAmigaらしい色使いが良いほか,バットモービルでのチェイスシーンが3D仕様になっていたりと,映画を疑似体験しているようで楽しめた |
![]() Commodore 64版の「BATMAN」は,ファミコン版「グーニーズ」っぽいテイスト+ファミコン版「熱血硬派くにおくん」に出てきた横スクロールのバイクステージっぽいバットモービルのアクションが印象的だった |
ドブ漬けゲームスープレックス(13)
ゲームボーイアドバンス
「ドクターマリオ&パネルでポン」(任天堂)
海外出張時,ゲームボーイアドバンスと一緒に必ず携えていくゲームソフトが,「ドクターマリオ&パネルでポン」。先日の韓国出張でも,往復の飛行機内で延々プレイしていたし,宿泊先のホテルでも空き時間があれば黙々とプレイ。
あ,ちなみに遊んでいるのは「ドクターマリオ」のみ。「パネルでポン」はへたくそなので……。なんでも一部では,これに収録されているパネポンの評判は芳しくないとか。でも,二つのパズルゲームが収録されていて,定価が2000円。つまり1本1000円と考えたら,そんなにバッシングすることもないんじゃないかなぁ……。
そうそう,筆者は常に対人戦で遊びたいと思っているので,通信対戦用も含めてソフトを2本持ち歩いているし,通信ケーブルだって用意している。でも……,いまとなってはゲームボーイアドバンスを持っている人が少なすぎる。ニンテンドーDSは通信ケーブル使えないしなぁ……。
それはそれとして,このソフトが発売されたのは2005年9月のこと。発売直後に購入してから,もう3年もの間,このゲームで遊び続けている。もし無人島でしばらく暮らさなければならないとしたら,絶対にこのソフトを持って行こうと思っているんだけど,やっぱり無人島には行きたくないなぁ。
「ドクターマリオ&パネルでポン」公式サイト
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OCEAN is a registered trademark of Ocean Software Limited.
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(C)SEGA
(C)Sun Corporation of America.
Sunsoft(R) is a registered trademarks of Sun Corporation of America.
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