au，iPhone 4Sの販売価格と料金プランを発表。16GBモデルで実質0円から。予約受け付けは本日16：00開始

　先日お伝えしたとおり，Appleのスマートフォン「iPhone 4S」は，これまで日本国内でiPhoneシリーズを独占販売してきたソフトバンクモバイルに加え，KDDI＆沖縄セルラー（au）も取り扱うこととなった。
　北米におけるiPhone 4Sの販売価格は，16GBモデルが199ドル，32GBモデルが299ドル，64GBモデルが399ドル（いずれも携帯電話事業者との2年契約を前提とした価格）とされていたため，日本での価格が気になっていた読者も多いことだろう。

　つい先ほど，auにおけるiPhone 4Sの販売価格，および対応料金プランが発表された（PDF）ので，ここにお伝えしよう。
　まずは販売価格。新規契約時に「毎月割」を24か月適用した場合の実質負担額は，16GBモデルで0円，32GBモデルで1万320円，64GBモデルで2万640円とされている。


　これらは10月14日〜2012年1月31日に実施される「ISフラット iPhone スタートキャンペーン」を利用した場合の価格である。このキャンペーンは，スマートフォン向けパケット料金定額サービス「ISフラット」が，通常の月額5460円から，最大24か月間，月額4980円に割り引かれるというもの。これはiPhone 4Sをauで2年間継続利用することを前提とした割り引きサービスだ。
　ちなみに上記期間中は，MNPを利用してauでiPhone 4Sを購入し，IS NETと，ISフラット iPhone スタートキャンペーンに申し込むことで，1万円のキャッシュバックが受けられる「乗りかえキャッシュバックキャンペーン」も実施される。

　auにおけるiPhone 4S対応料金プランとしては，「プランZシンプル」や「ブランF（IS）シンプル」など，既存のものがそのまま利用可能だ。プランZシンプルは9月28日に導入されたばかりの料金プランで，各種割り引きの適用前は月額1961円だが，「誰でも割」を利用すれば980円となる。その特徴は，1：00〜21：00のau携帯電話宛の通話は無料で，それ以外の時間帯は30秒あたり21円の通話料がかかるというもの（いわゆる無料通話分などはない）。また，au携帯電話宛のSMS送信料も無料で，ほかのキャリア宛の送信時には1通あたり3.15円がかかる。これはまさしく，ソフトバンクモバイルが提供してきた「ホワイトプラン（i）」とほぼ同条件の料金プランである。

　auでは，本日（10月7日）16：00より，iPhone 4Sの予約を受け付ける予定。サービスやキャンペーン，取り扱い店舗に関する情報は，auのiPhone情報ページに掲載されるとのこと。

auのiPhone情報ページ（10月7日3：00現在，情報は掲載されていない）

　なお，au同様にiPhone 4Sを取り扱う予定のソフトバンクモバイルからは，現時点でiPhone 4Sの販売価格などに関する発表はされていない。auが16GBモデルで実質0円を打ち出してきたのに対し，ソフトバンクモバイルがどのように応じるのか。注目していきたい。