イベント
Amazonの「200万円超のスペックが10万円」なゲームPC,最終完成品を見てきた。強烈なスペックのノートPCともども,10月13日の抽選販売は見逃すな
水冷ゲームPCの実機。本体前面のカバー内側には,パーツリストに掲載されていないファンコントローラが無償で搭載されているそうだ |
CPU用とGPU用とで液冷機構が別系統で,それぞれ異なる色の冷却液を採用するなど,最終製品の内部構造は相当に凝っているのが見て取れる |
そこで本稿では,イベントの概要をレポートしたい。
監修者の清水貴裕氏が水冷ゲームPCを解説
4Gamerでも以前に紹介したとおり,水冷ゲームPCは,パーツレベルの実勢価格だけでも150万円程度(PC部分が114万円前後,液冷パーツ部分は28万円前後)という,まさにモンスター級のゲーマー向けデスクトップPCだ。
水冷ゲームPCにおける最大の見どころは,清水氏による徹底的なチューンにあるが,なかでも注目したいのは,過去記事でもお伝えしているとおり,「GeForce GTX TITAN X」搭載のASUSTeK Computer製グラフィックスカード「GTX TITANX-12GD5」が,通常ではあり得ない,グラフィックスBIOS(VBIOS)までカスタマイズされている点だ。「ノーマル(のGeForce GTX TITAN X)では味わえない,高い性能を実現している」と,清水氏は胸を張っていた。
また,こちらも既報のとおりではあるが,3枚のグラフィックスカードでは,その並び順にもこだわっていることがアピールされている。
CPUのオーバークロック設定を登録したプロファイルは,定格動作クロックである3GHzのほかに,4GHzと4.5GHzの3種類が用意されているそうで,いずれも安定動作するという。
ちなみに,本機のCPUである「Core i7-5960X Extreme Edition」は,もともと用意されていたものではなく,清水氏が個人的にストックしていたオーバークロックの伸び代が高いもの,いわゆる「当たりのCPU」に交換済みそうだ。
清水氏は,当たりを探すために,同じCPUを50個前後購入することもあるという。その労力を取り戻したいのか,「僕も本機の抽選に応募したいと思っています」と,冗談なのか本気なのか分からない発言で場を湧かせていた。
GT80 Titan DE
発売前に掲載されたレビュー記事で解説しているとおり,GT80 Titan DEは,MSIのゲーマー向けノートPC「GT80 2QE Titan SLI」の特別チューンアップ版だ。
簡単にスペックを説明しておくと,GPUは「GeForce GTX 980M」
ちなみに,MSIの日本法人であるエムエスアイコンピュータージャパンによる想定売価は,88万8000円前後とのことで,値段もモンスター級だ。
イベントでは,GT80 Titan DEを実際に使用して,元プロゲーマーのnoppo氏による「Counter-Strike: Global Offensive」(以下,CS:GO)のデモプレイが披露された。
GT80 Titan DEでCS:GOをプレイしたnoppo氏は,「PCとしての性能が高いので,処理落ちがまったくない」「Cherry茶軸のメカニカルキーボードを搭載しており,ゲームにうってつけ」とコメント。また,液晶パネルが18.4インチサイズと,ノートPCとしては大きいため,敵を視認しやすいことも好意的に評価していた。
また,大木氏は,2016年7月に予定されている次回のプライムデーに向けて,さらなるサプライズをもたらすような企画を検討しているとのことで,「より尖った,変態的な性能のPCを送り出したい」と述べて,イベントを締めくくった。
冒頭でも触れたが,水冷ゲームPCとGT80 Titan DEの抽選販売は,10月13日17:00から19:59までの,わずかな時間となる。いずれも,税込10万円という値段では2度と手に入らない製品だけに,欲しい人は,この千載一遇のチャンスを逃すことのないようにしよう。
【Prime Day(プライムデー) 販売パソコン】抽選で買えるキャンペーン
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