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ActivisionとVivendi Gamesが合併。新会社Activision Blizzard誕生
Activision Blizzardがパブリッシングを行うタイトルには,MMORPGの巨星「World of Warcraft」のほか,コンシューマ機市場で高い人気を誇るGuitar Heroシリーズ(最新作「Guitar Hero III: Legends of Rock」はWindowsとMacintosh用にもリリースされている),Tony Hawkシリーズなどがラインナップされており,同社の2007年度の売り上げ予測は,2社の単純な合算で38億ドルとなる。予測数値どおり順当に推移すれば,この合併で巨人Electronic Artsを凌ぐ世界最大のゲームパブリッシャが誕生することになる。
PCゲーマーとしては,WoWの開発元であるBlizzard Entertainmentの行方が気になるところだろう。同社の公式サイトにはこの件に関するFAQが掲載されており,Activision Blizzard設立による影響を受けることなく,これまでどおり開発を続けていくことが説明されている。
また,合併後の新会社の社長兼CEOには,Activisionの会長兼CEOであるRobert Kotick氏が,副会長兼COOにはVivendi GamesのCEOであるBruce Hack氏が就任する予定だ。
この合併に伴い,Vivendi Gamesの株式は,Activisionの新規株2億9530万株に1株当たり27.50ドルで変換される。そしてVivendiは,Activisionが新たに発行する6290万株を1株27.50ドルで購入し,Activision Blizzardの株式の約52%を取得するほか,新規発行株を1株当たり27.50ドルで最大7億ドルまで追加購入することも合意しているとのこと。すべての取引が完了するとVivendiは,新会社の株式全体の2/3を超える68%も所有することになるという。
新会社はVivendiが主導権を握ることになるのだが,その社名にVivendiの名前はなく,ActivisionとBlizzardという,ゲーマーに通りのよい2社の名前が採用された。Activisionは独立系のデベロッパとしては最古参の名前なだけに,その名前が変更されるということに,時代の流れを感じる人もいるのではないだろうか。
しかし,兼ねてよりさまざまな売却/買収話の噂があったVivendi GamesとBlizzardの行く末は,Activisionとの合併というもっともインパクトの強い形で終結を見た。黙ってはいないであろうElectronic Artsの,次なる一手にも注目される。
なお,Activisionの日本法人であるアクティビジョンに関しては,社名変更の件を含め,今後の予定は決まっていないという。だが,これだけの規模の会社になれば,これまで以上に日本市場へ積極的に進出してくることも考えられるだろう。日本のゲーマーにとって良い方向に進むことを願いつつ,Activision Blizzardの今後の動向に注目していきたい。
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