連載
インディーズゲームの小部屋:Room#331「Blade Symphony」

寝不足気味で,ちっとも頭が働かない筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第331回は,Puny Human Gamesの「Blade Symphony」を紹介する。本作は,異なるスタイルを持つ4人の剣士を操作して対戦する,オンライン対戦格闘ゲームだ。家に帰ったら,今日こそ早寝しよう……。
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本作でプレイヤーが選択できるのは,鎧武者のようなJudgement,フェンシングスタイルのPhalanx,素早い動きが特徴のRyoku,そして唯一の女性キャラクターPureの4体。操作方法は一般的なFPS/TPSとほぼ同じで,W/A/S/Dで移動,Spaceバーでジャンプ,マウスの左クリックで攻撃,右クリックで防御となっている。また,Ctrlキーと移動を組み合わせることで,前転やバックフリップを繰り出せる。
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さらに,Ctrlキーを押しながら壁に向かってダッシュすると,壁を駆け上がってハイジャンプができる。慣れてくれば,下に掲載したPVにもあるように,壁ジャンプからの華麗な空中攻撃なども繰り出せそうだが,試しに筆者もやってみたところ,壁を駆け上がっている間に足元の敵を見失ってしまってうまくいかなかった。うーん,これは結構難しいかも。本作はゲームパッドでの操作にも対応しているので,自分が慣れているデバイスを使うのもありかもしれない。
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選べるキャラクターは4体のみと少ないが,どのキャラクターも,ファースト,バランス,ヘビーという3種類のスタンスを持っており,対戦中に任意のタイミングで切り替えられるのが特徴だ。すでにお分かりかもしれないが,ファーストは威力は低いがスピードを重視したスタンス,ヘビーは重い一撃で大ダメージを狙うスタンス,バランスはその中間となっている。面白いのは,コンボの途中からでもスタンスを切り替えられることで,例えばファーストスタンスで斬りかかってからバランスに変更してフィニッシュ,なんていう連続技も可能だ。
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スタンスの変更は,キーボードの1〜3キーもしくはマウスホイールで行える。本作には難しいコマンドは一切なく,コンボは基本的に左クリックの連打だけで繰り出せるが,素早く動き回る相手に対してスタンスを切り替えながら戦おうとすると結構操作が忙しく,それなりの練習が必要になりそうだ。このほかに,相手に接近してQキーで投げ技が出せたり,左クリックの長押しでチャージ攻撃を行うことで敵のガードを崩したりといったアクションもある。もちろんジャンプ攻撃もあるが,こちらはあまり実用的ではない気がする。
本作はオンライン対戦に特化した作りになっており,チュートリアルで基本操作を学んだら,あとは実践あるのみ。一応,AIと練習試合をするモードもあるが,オンライン対戦では,さまざまな見た目の武器や衣装をアンロックするためのポイントが手に入る。武器は,刀やロングソード,レイピアなど5系統あるが,基本的なものは最初から一通り持っており,ポイントを使ってアンロックできるものは見た目が違うだけなので,常に対等な条件で対戦できるという仕組みだ。
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対戦モードには,1対1,2対2,アリーナタイプのステージで戦うFFA(フリーフォーオール)といったものがあり,それぞれ公式サーバーも用意されている。現在は対戦相手に困るというほどではないにせよ,大盛況というほど人が多くもないので,興味を持った人はぜひ,オンラインで剣士デビューを果たしてほしい。そんな本作は,Steamにて14.99ドルで発売中だ。
■「Blade Symphony」公式サイト
http://www.blade-symphony.com/![]() |
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