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インディーズゲームの小部屋:Room#248「Gateways」

東京ゲームショウ2012の開幕を明日に控えて早くも目を回している筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第248回は,Smudged Cat Gamesの「Gateways」を紹介する。本作は,研究所に閉じ込められてしまった老科学者・エドを操作して,研究所からの脱出を目指すアクションアドベンチャー。むしろ逃げ出したいのはこっちだが,そうも言っていられないので,さっそくゲームの紹介に移ろう。
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上述のとおり,ゲームの目的はエドを操作して研究所を脱出すること。自分の研究所で気を失い,目を覚ましたときには何者かによって研究所に閉じ込められていたのだ。しかも,檻に入れておいたはずのサル型アンドロイド(?)が研究所内に放たれてしまって,さあ大変! 果たしてエドは無事,研究所から逃げ出せるのか!?
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ゲーム開始直後は丸腰のエドだが,脱出のためのキーアイテムとなるのが,彼が生涯をかけて研究したさまざまな“ゲートウェイ・ガン”。まずはこれを取り戻すのが最初の目的だ。研究所内には彼が開発した4種類のゲートウェイ・ガンが残されており,それぞれ異なる性能を持っているのだが,最初に入手できるゲートウェイ・ガンの機能は,床や天井にポータルを作り,そこを自由に行き来できるというもの。「Portal」に登場したグラビティガンを思い浮かべてもらえば分かりやすいだろう。
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これだけ書くと,Portalのクローンゲームのように思われるかもしれないが,それだけではないのが本作の面白いところ。ゲートウェイ・ガンは上述した最も基本的なもののほかに,ポータルから出入りすることで体のサイズを変えられる“リサイジング・ゲートウェイ・ガン”,過去の自分の分身を生み出せる“タイムトラベル・ゲートウェイ・ガン”,そして床や天井を歩けるようになる“ローテーション・ゲートウェイ・ガン”の計4種類があり,これらを駆使しなければ通り抜けられない,さまざまな仕掛けが待ち構えているのだ。
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残念ながら本作には体験版が用意されていないものの,製品版はSteamやDesuraで4.99ドルとお手頃価格で販売されているので,手ごわいパズルゲームをお探しの人はぜひお試しあれ。
■「Gateways」公式サイト
http://smudgedcat.com/gateways.htm![]() |
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