インディーズゲームの小部屋：Room＃186「Critical Mass」

　「インディーズゲームの小部屋」の第186回は，Manic Game Studiosのパズルゲーム「Critical Mass」を紹介する。本作は，どことなくルービックキューブを連想させるブロックの塊を回転させながら，同じ色のブロック同士を繋げて消していくという，立体パズルゲームだ。以上，紹介終わり！　さあ，今日はいつになく簡単に終わったから，早めに帰ってアニメ見るぞ！　それでは皆さん，また来週！
　……という具合にはいきそうにないので，皆さんにももう少しお付き合いいただきたい。なーに，そんなにお時間は取らせやせんぜ。


　さて本作は，上述のとおり，見た目にも楽しいカラフルなブロックの塊に，同じ色のブロックを繋げて消していくのが目的のパズルゲーム。ブロックの塊は左クリックのドラッグでくるくると回転させられ，右クリックで狙った場所に新しいブロックを配置できる。ブロックは同じ色のものを4個繋げることで消えるという仕組みだ。


　最終的な目標はゲームモードによって若干異なるが，基本的にはより大きなコンボ（まとめ消し）を狙って得点を稼ぎつつ，すべてのブロックを消すこと。ただし，ブロックは徐々に画面奥からこちらに迫って来ており，完全に画面手前に到達してしまうと失敗。最初からやり直しとなってしまう。ルールは簡単だが，これが焦るとなかなかうまくいかないのだ。


　ゲームモードは，すべてのブロックを消してステージをクリアしていく「Classic」，どんどん迫ってくるブロックを消しながらハイスコアを目指す「Survival」，100個のブロックを使って，どれだけ大きなコンボを作れるかを競う「Meditation」，ゲーム開始と同時に得点が減少していき，全部のブロックを消し終わったときに何点残ったかを競う「Rush」の4つ。
　このうち，Classicモードには，Casual/Normal/Expertの難度が用意されているので，腕前に応じて選択しよう。また，すべてのモードでオンラインランキングにも対応している。


　個人的には，ClassicモードをCasualレベルでのんびりプレイするのが好みだが，カジュアルだから簡単だろうとのんびり構えていると1面もクリアできなかったりして，油断ならない。それはさすがに油断しすぎだと思われるかもしれないが，ブロックが迫ってくる速度は意外と速いのだ。ゲームのコツとしては，素早く状況を判断して，効率よくブロックを消していくことに尽きるが，一番大事なことはマウスの左クリックと右クリックを間違えないことだ。ブロックの塊を回転させようとして，変なところにブロックを追加しちゃったりしたときにはもう……。


　びっくりするようなギミックや目新しさはないものの，単純なルールで誰にでも楽しめ，気分転換にちょっとした空き時間でプレイできるゲームなので，興味を持った人はぜひどうぞ。本作の製品版は，公式サイトやSteamなどを通じて9.99ドルにて発売中だ。

■「Critical Mass」公式サイト

http://criticalmassgame.com/