連載
インディーズゲームの小部屋:Room#168「隼 -HAYABUSA-」

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「インディーズゲームの小部屋」の第168回は,そんなはやぶさっぽい小惑星探査機が大活躍するEntis softの縦スクロールシューティング「隼 -HAYABUSA-」を,松本隆一のお隣の席で「そういえば2011年3月5日にデビューする東北新幹線E5系『はやぶさ』も,そのまま宇宙空間に飛び立ちそうな形だよね」などと考えている筆者が紹介する。
ちょうど今,プレアデス星人の会長(?)を星に帰すためにスバル車のエンジン音がするステッキに乗って星空を飛び,エンジンのかけらを集めたり,敵と戦ったりするアニメが話題になっていることだし,意外とアリなんじゃないかなあ。すばるちゃん,可愛いです。
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本作は,はやぶさたんならぬ小惑星探査機「隼」を操作し,はやぶさたんさながらの小惑星タッチダウン&サンプルリターンミッションに挑むシューティングゲームだ。ちなみに,筆者の中では本物の“はやぶさ”は美少女の姿に変換されているので,以後はやぶさたんの呼称で統一する。ひらがな続きで読みにくいが,可愛いは正義なのだよ,キミィ。
そんな隼は,はやぶさたんの航跡を辿るかのように,電気推進エンジンによる地球スイングバイからイオンエンジンによる宇宙航行に移行し,アステロイドベルトを抜けて小惑星を目指す。しかし,はやぶさたんの旅と異なる点は,なぜかほかの探査機やUFOみたいなものが,バリバリと弾幕の雨あられを降らせてくること。だが,隼も負けてはいない。こちらには万能オプション「ミネルバ」と強力無比の「サンプラーホーン砲」があるのだ。
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隼の操作は方向キーでの移動に加え,ショット(通常攻撃),サンプラーホーン砲,Dエネルギー解放,属性切り替え,ミネルバ操作の5つのキーで行う。使うキーが多くてなかなか大変だが,本作のゲームシステムについては「R-TYPE」と「斑鳩」を足して2で割った感じをイメージしてもらうと分かりやすいだろう。本作におけるサンプラーホーン砲とミネルバは,R-TYPEにおける波動砲とフォースのようなものだ。さすが隼,はやぶさたんのそれとは一味違うぜ。
サンプラーホーン砲は溜め撃ちが可能で,最大までチャージすることでより強力な「サンプラーホーンビーム」を発射できる,隼の切り札ともいえる武器。また,ミネルバはキー操作によって切り離し,隼の前後に装着可能なオプション兵装で,攻撃だけでなく敵弾の吸収もできるすぐれものだ。ただし,敵弾には白と黒の2属性があり,ミネルバで吸収できるのは同じ属性のものだけ。そこで,敵の攻撃に応じて臨機応変に自機の属性を切り替えていく必要が出てくる。
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また,自機の属性を切り替えるとショットの属性も変化し,敵と反対属性のショットで攻撃すると1.5倍のダメージを与えられる。このあたりは,実に斑鳩チックだ。「嗚呼,斑鳩がいく……」じゃなくて,「嗚呼,隼がいく……」てなもんである。
そして,最後に残ったDエネルギー解放は,いわゆるボムに相当する。Dエネルギーを解放すると同属性の敵弾をすべて吸収し,自機が2秒間無敵になる。ミネルバだけでは敵弾を防ぎきれなくなったときは,迷わず使用してピンチを切り抜けよう。
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そんな本作の公式サイトでは,本作のデモムービーやエンディング主題歌,体験版などが公開されている。まずはこれらを一通りチェックしつつ,いつの間にやら別の意味でずいぶん激化してしまった宇宙探査計画に乗り出そうと思った人は,1050円(税込)にて発売中の製品版をどうぞ。
■Entis soft公式サイト
http://www.entis.jp/![]() |
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