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インディーズゲームの小部屋:Room#146「Privates」
ゲームの基本的な操作は,W/A/S/Dでの移動および,マウスでの照準&左クリックでの攻撃というスタイル。また,画面内に敵の姿があるときは,Spaceバーで敵情報のサーチができる。体内ではバクテリア類や菌類といった数種類の敵が出現するので,相手の弱点を探るためにも敵情報のサーチは非常に重要だ。
このうち,Anti-Fungal武器のみ射程が短いので注意が必要だ。これらはプレイ中,任意に変更可能なうえ弾数に制限はないので,バリバリ撃ちまくろう。
また,プレイヤーキャラのうしろをひょこひょこと着いてくる小隊メンバーは,敵に対して自動的に反撃してくれるほか,敵情報のサーチを行った相手に対しては,これまた自動的に有効な武器に持ち替えてくれる。そのため,敵の弱点を探ることはますます重要になってくる。初めて出会った相手に対しては,忘れずにサーチを行っておきたい。本作では,プレイヤーキャラや小隊メンバーが敵の攻撃を受けるなどして全滅してしまうとゲームオーバーだ。
とはいえ,プレイ自体はわんさか押し寄せてくるアレやコレやを退けながら前進し,ステージ最深部にいるボス病原体などを倒せばよいという爽快感重視な内容で,とくに深く考えることなく楽しめる。というか本作の場合,深く考えたら負けだ。
どのミッションも実に下品でアホらしいが,とくにステージ3の設定のひどさには,思わず笑い出さずにはいられなかったほどだ。本当に,これを考えた人はちょっと前に出なさい。先生,怒らないから。
というわけで,一見すると真面目な内容を想像させる設定とは裏腹に,冒頭で述べたような“教育的”な要素はかけらもない本作だが,公式サイトでフリーで公開されているうえ,大笑いしながら楽しめる良質のアクションゲームに仕上がっているので,興味をひかれた人はぜひ一度プレイしてみよう。
■「Privates」公式サイト
http://www.e4.com/game/privates.html- この記事のURL:
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