連載
インディーズゲームの小部屋:Room#139「GunGirl 2」
昼間に友達と公園で慎ましいひとときを過ごし,子犬の夢を見ながら眠りについたガンガールが朝になって目覚めてみると,一晩のうちにゾンビが世界中にあふれ,ほとんどの人間が殺されていました。ベッドから起き上がり,窓から外の惨状を目の当たりにしたガンガールは,おもむろに自分の銃を手に取り,この“死の侵略”に立ち向かうことにしましたとさ……。
というのが本作のストーリーだ。いろいろと突っ込みたいところだろうし,筆者もまったく同じ気持ちだが,ここはぐっと堪えてほしい。今はそれどころではないのだ。主にゾンビ的な意味で。
ゲームの目的はガンガールもしくはガンデュードを操作してゾンビであふれ返った街を探索し,生存者を探しながら,今回の事件の謎を突き止めることだ。
キャラクターのもっとも基本的な操作は,方向キーでの移動および,ジャンプ,攻撃の二つのアクションで行う。弾丸は撃ちつくすと自動でリロードされるが,その間は無防備になってしまうので,手動で小まめにリロードしておくことも可能。また,本作にはピストルやショットガンなど6種類の武器が登場し,複数の武器を入手してからは,自由に切り替えられるようになる。
そして,ゾンビゲームでは欠かせない(?)血しぶきも,本作ではたっぷり用意されている。ショットガンでズガーン! バシャッ! ズガーン! バシャッ! と,次々とゾンビを倒していく様はなんとも爽快だ。とはいえ,ご覧のとおりキャラクターは2Dにデフォルメされているので,リアルなゾンビはちょっと苦手という人でも,それほど抵抗なく楽しめるはずだ。
ゲームを進めていくと,今回の事件の裏には,とあるカルト集団の企みが隠されているらしいことが分かってくる。本作は,フリーウェアとして公式サイトで無料で公開されているので,興味を持った人はさっそくガンガール(もしくはガンデュード)となって,ゾンビだらけの世界を救う戦いに身を投じてほしい。
■「GunGirl 2」公式サイト
http://www.gungirl2.com/- この記事のURL:
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