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インディーズゲームの小部屋:Room#126「Alternative Sphere」
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印刷2010/03/10 17:36

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#126「Alternative Sphere」



画像集#058のサムネイル/インディーズゲームの小部屋:Room#126「Alternative Sphere」
 「インディーズゲームの小部屋」の第126回は,永久る〜ぷの弾幕系シューティング「Alternative Sphere」を紹介する。本作は,なんだかもう100年くらい昔の出来事のようにも感じられる,本連載の第4回で紹介した「TWilight INSanity」(以下,TWINS)のスピンオフ作品で,同サークルのオリジナル縦シューティングとしては第三弾にあたる。

 舞台となるのは,TWINSで描かれた「バニシングゴースト事件」の1年半後。仮想世界「Ill-net」に再び訪れた危機に巻き込まれた少年や少女やおねーさんが,TWINSにも登場したホシミ姉妹をパートナーに,事件の解決に乗り出すというのが今回のストーリーだ。とはいえ,TWINSを未プレイでも本作のストーリーが楽しめるようになっているので,その点はご心配なく。

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 前回のバニシングゴースト事件では,Ill-net上の都市の一つが乗っ取られ,仮想世界に精神が取り残されてしまうという事態が発生していたが,今回は「Reverse-net」と名づけられた,もう一つの仮想世界からの干渉によってIll-netがハングアップしてしまい,またしてもたくさんの人が意識を失ってしまっている。うーむ,こんな不安定なシステムは恐ろしくて使いたくありませんな……。

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 本作には,ショット性能や移動速度が異なる四人の主人公が用意されており,スタート時に選択したキャラクター+ホシミ姉妹のどちらかという,二人一組でゲームを進めていく。TWINSでは,性能の異なる双子を切り替えつつ戦うゲームシステムが採用されていたが,本作では最初に選んだキャラクターをメインで操作し,ホシミ姉妹はあくまでオプション的な扱いになっている。

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 キャラクターの基本操作は,方向キーでの移動および,ショット,LifeLine(ボム)発動,低速移動,サポーターの4ボタンで行う。このうち,サポーターボタンを押すことでホシミ姉妹を呼び出し,その場に一定時間バリアを張ることができるのだ。
 また,キャラクターのライフとボムの残数は“LifeLine”という名称で共有されており,「ボムを一回撃つごとにライフが1減る」というのも本作の特徴の一つ。当然ながら,LifeLineがゼロのときに被弾するとゲームオーバーとなる。

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 ちなみに,LifeLineが残っているときに被弾すると,LifeLineを2消費してオートボムが発動するのだが,オートボムを使うくらいなら自分からボムを撃ったほうがいい……というのは,頭では分かっている。だが,どうも貧乏性が身に染み付いている筆者は,ボムをケチって結局被弾してしまうわけで,まったく面目ないったらありゃしない。こうならないよう,皆さんはホシミ姉妹によるバリアと,ライフとトレードオフの関係にあるボムをうまく使い分け,ステージを攻略していこう。


 また,とんでもない勢いで得点倍率が跳ね上がり,最終的なスコアが軽く「京」の位を超えてしまう,ハイパーインフレな得点システムが採用されているのも本作の特徴だ。そのため,「今回はちょっと調子が悪くて,8京8562兆9643億2561万6674点しか稼げなかった」みたいな,凄いのか凄くないのかよく分からないスコアが平気で飛び出すので最初はびっくりする。

 だが,そのうちこれが当たり前になってしまい,オンラインランキングの上位プレイヤーだと,最終スコアは京のさらに上,「垓(ガイ)」の桁にまで達している始末だ。さすがにその上の桁まではいかない(というか,システム的に限界?)ようだが,数京点程度のスコアでは,本作においてはへっぽこゲーマーだと言われても仕方がないレベルだったりする。

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 もちろん,同サークルの縦シューティングのお家芸ともいうべき,マルチシナリオ,マルチエンディングは本作にも引き継がれており,今回もリプレイ性の高いゲーム内容になっている。TWINSに比べてゲームシステムやルート分岐条件が簡単で,全体的な難度もマイルドになって遊びやすさが増しているのも個人的には嬉しいところだ。

 このほかにも,オンラインランキングや,リプレイアップロード/ダウンロード機能などが用意されており,筆者のようなカジュアルプレイヤーから,やり込み派のシューターまで楽しめる,完成度の高いゲームに仕上がっている。公式サイトでは,ステージ3までプレイ可能な体験版が公開されているので,興味を持った人はぜひ一度お試しあれ。また,本作の製品版は1470円(税込)にて発売中だ。

■永久る〜ぷ公式サイト
http://blue.sakura.ne.jp/~loop/

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