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インディーズゲームの小部屋:Room#122「Emberwind」
魔王Candlefingerとその手下によって危機にさらされた王国を救うために,ノームのKindleと相棒のフクロウWickが活躍するというのが本作のストーリー。いまや大陸中の村がCandlefingerの手下であるグレムリンに襲われており,この小悪魔どもは家の中にまで入り込んで好き放題に暴れ回っている。
もともとは,行方不明になってしまった王様を探すために旅に出たKindleとWickだが,困っている人を放ってはおけず,グレムリンに襲われている村を救いながらお城に向かうことに……。
操作に必要なキーが少なく,チュートリアルを兼ねた序盤のステージで操作方法を確認できるので,マニュアルを読まずにプレイを始める筆者のような人でも問題なく楽しめる。
さて,村中を歩き回り,グレムリンの被害にあっている家を見つけたらどうすればいいか? グレムリンは光に弱いので,暖炉に火をくべてやればいいのだ。こんな簡単なことなら,村人が自分でやればいいような……なんてことは,言ってはいけない約束だ。
敵の攻撃を受けてKindleの体力をすべて失ったり,ステージの切れ目から落ちてしまったりするとゲームオーバー。ところどころにある街灯はチェックポイントの役目を果たしているので,見かけたら明かりをつけておこう。
全体的なゲーム難度は低めに設定されており,グレムリンとの戦闘はSpaceバー連打でほとんどオーケー。チェイン数が一定回数に達するたびに,周囲の敵をまとめて攻撃できるスパークが発生するので,手を緩めずにひたすらグレムリンどもを殴りつけるべし。また,スキルブックや妖精を取ることで,新しいスキルを獲得したり,魔法が使えるようになったりといったパワーアップ要素もある。
本作にはWindows版とMacintosh版があり,公式サイトでは両バージョンの体験版が公開されている。また製品版は,公式サイトからのデジタルダウンロード形式で購入できる。価格はどちらのバージョンも12ドルだ。興味を持った人は,まずはデモ版からお試しあれ。
■「Emberwind」公式サイト
http://www.timetrap.se/emberwind/- この記事のURL:
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