連載
インディーズゲームの小部屋:Room#47「プリンセスラナ」

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扉の開け方はステージによって異なり,「カギを取る」「トーチに火をともす」「ターゲットの敵を倒す」のいずれかの方法で行える。ステージ中にはモンスターやトラップが仕掛けてあり,これらに触れてラナのライフがゼロになってしまうとゲームオーバーだ。
ラナはこのほかに,目の前の敵を一定時間動けなくする“シール”という能力と,ライフの最大値を増やしたり,敵を攻撃したりといった効果を持つ“スキル”も使用できる。シールは回数無制限で使えるが,スキルの使用には魔力が必要で,魔力はステージ中に配置されているオーブを取ることで回復できる。スキルには,攻撃系,防御/回復系,移動系などがあり,四つまで装備できるので,バランスよく持たせるのがいいだろう。
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最初に選択できるゲームモードは,「クエストモード」「シンプルモード」の二つで,どちらからプレイしても構わない。前者は,クエストに沿ってストーリーを進める,いわばメインのゲームモード。後者は全60ステージをクリアしていく,純粋にステージクリアだけを目指すモードになっている。クエストモードでは,最初にチュートリアルクエストを受けられるので,初めての人は先にこちらで操作方法を学ぶのがオススメだ。一つのクエストは複数のステージで成り立っており,最終ステージにはボスモンスターが登場することがある。ボスステージでは,パズル要素よりもアクションの腕前が問われるので,攻撃スキルの準備をお忘れなく。
また,クエスト(もしくはステージ)攻略時に得られるお金を使って,アイテムショップで新しい衣装やスキル,イラストなどが購入できるのも本作の特徴だ。アイテムショップに並ぶ商品は,それぞれのゲームモードを進めることで少しずつ増えていき,新しいゲームモードも購入できるようになる。個人的には,新しい衣装やアクセサリーを重点的に買い揃えていきたいところだが,そんなことをしているとスキルがちっとも増えず,攻略に支障をきたしかねないので,最初のうちは着道楽もほどほどにしておくべきかもしれない……。ちなみに,衣装やアクセサリーを替えても見た目が変化するだけで,ラナの能力が変わったりはしない。
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すべてのアイテムやイラストを集めるには,繰り返しプレイしてお金を貯めなければならず,これだけでも相当長く遊べるのだが,本作にはステージ作成モードまで用意されている。ステージ作成モードは,ゲームをある程度進めてアイテムショップで購入するまで使うことはできないが,本作をとことん楽しみたい人にはうってつけだ。
本作のような固定画面アクションが,商業タイトルの第一線から消えて久しいが,やっぱりいまプレイしても楽しいものは楽しい。アクションとパズルのバランスもよく,操作のレスポンスも小気味いい本作は,この手のゲームが好きな人には文句なくオススメできる一本だ。本作はPeacock Blue Softwareの公式サイトでフリーで公開されているので,興味を持った人はぜひプレイしてほしい。
■Peacock Blue Software公式サイト
http://www.pbsweb.jp/![]() |
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