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インディーズゲームの小部屋:Room#39「ときのあくま」
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印刷2008/04/25 12:58

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#39「ときのあくま」



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 個人/サークル単位で制作されたオリジナルゲームを紹介する「インディーズゲームの小部屋」。39回めとなる今回は,ゲーム制作サークル,ふろーずんおーぶ/氷河期ゆきうさの「ときのあくま」を取り上げる。本作は,ステージクリア型のアクションゲーム。ブーストで画面狭しと飛び回り,16種類の“エンパワー”を駆使しての多彩なアクションが楽しめる作品だ。

 天と地に分かれた二つの世界。天は地の世界を支配し,地の者達は「呪い」と呼ばれる力で奴隷として苦しめられてきた。その現状を憂えた大天使テナトリエは地の世界の解放を訴えるものの,反乱者として追放されてしまう。しかし何とかして地の世界を救いたいと考えたテナトリエは,地の世界に一人の子供を残していた。13歳になったその子,ティナティリアは母の意志を継ぎ,地の世界の自由を取り戻すため,使い魔のニャーと共に冒険の旅に出るのだった……。

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 ゲームの目的は,呪いの根源であり,二つの世界をつなぐ「天と地の門」への魔力供給源でもある「透明な石」を破壊し,地の者達を奴隷の身から解放すること。プレイヤーはティナティリアを操作し,透明な石がある「透明な石の塔」の最上階を目指して旅立つこととなる。ステージクリアの条件は,ステージ中に設置されたゴールに辿り着くか,すべての敵を倒すかのどちらかで,ステージによって異なる。ゴールに到着するのが条件の場合,ムリにすべての敵を倒す必要はない。

 ティナティリアのアクションは,方向キーによる移動のほか,スラッシュ(剣による攻撃),ジャンプ,ブースト,エンパワー装備の四つのボタンで行う。ブーストを使用すると,ゲージを消費しての高速移動ができる(ブーストゲージはボタンを離すと徐々に回復する)。ブースト中は完全無敵になるので,敵の攻撃の回避にも役立つ。
 また,エンパワー装備とは,ティナティリアにさまざまな能力を追加するもので,本作の特徴の一つとなっている。エンパワーには,ライフの回復や攻撃力の強化,ジャンプ性能の向上など16種類あり,ゲーム開始時にそのうちの五つを選んで,「エンパワーセレクタ」に好きな順番で装備できる。

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 エンパワーによるパワーアップは,ジャンルは異なるものの「グラディウス」を思い浮かべてもらえれば分かりやすいだろう。特定のアイテムを取ると,画面下のパワーアップスロットが順番に点灯し,それぞれに対応した装備が入手できるというあれだ。両者の違いは,グラディウスではパワーカプセルを一つ取るごとに入手可能な装備がローテーションしていくのに対し,本作では一つのエンパワーを使用するために,複数の「クリスタル」が必要になるという点だ。

 クリスタルはマップ上にあらかじめ配置されているほか,敵を倒したときにも出現し,これを集めると画面右下の「クリスタルゲージ」が上昇していく。ゲージがいっぱいになるたびに,その下にあるエンパワーセレクタのスロットが順番に点灯していき,この状態でボタンを押すと,該当するエンパワー能力が身に付くという仕組みになっている。当然,うしろのスロットにあるエンパワーほど,多くのクリスタルが必要になるため,どの能力を何番めにセットするかは非常に重要。エンパワーの順番や選択次第で,攻略難度が大きく変わってくるほどだ。

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 五つのスロットをどのように使うかはプレイヤー次第だが,筆者のオススメは,ブースト時間を延長する「Haste」(ヘイスト)と,ブースト時の突進攻撃が可能になる「FeatherSword」(フェザーソード)をセットにして,できるだけ早い段階で装備するというもの。また,五つのスロットのどれか一つには,ライフを回復するエンパワーを入れておきたいところだ。これ以外でも,組み合わせ次第で使い勝手が大幅に向上するエンパワーもあるので,自分なりのベストセッティングを探してみよう。

 キャラクターが小さめで,画面から受ける印象こそやや地味なものの,ブーストでの高速移動や,エンパワーの組み合わせによる多彩な攻撃など,アクションゲームとしての爽快感は十分で,操作性も良好だ。本作の体験版では,なんと60以上のマップがプレイできるので,アクションゲームファンは公式サイトをチェックしておこう。本作の製品版は,販売形態によって若干価格が異なるが,おおむね1260円〜1680円(税込)にて発売中。体験版をプレイしてストーリーの続きが気になった人は,購入を検討してみよう。

■ふろーずんおーぶ/氷河期ゆきうさ公式サイト
http://www.h7.dion.ne.jp/~icewind/yuki-usa/

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