連載
インディーズゲームの小部屋:Room#31「Future Pinball」
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本作はフリーで公開されているが,公式サイトもツール本体もすべて英語なので,今回はその導入方法と遊び方を紹介しよう。
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このページの,「Future Pinball」と書かれた囲みの中にあるのがツール本体だが,ダウンロード用のリンクが二つあるのでちょっぴり注意が必要だ。
上にあるリンクから落とせるのは,BitTorrent用のトレントファイルで,ツール本体ではない。BitTorrentクライアントを常用している人はこれを使ってツール本体を落としてもいいが,その下にある「Future Pinball v1.7.20070805」と書かれたリンクから本体を直接ダウンロードでき,そちらのほうが手っ取り早い。ツールをダウンロードしたらインストールをお忘れなく。
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Future Pinballを起動すると,最初に表示されるのはテーブルエディット画面だ。ここで,先ほどインストールした「Sci-Fi Classic」テーブルを指定して,ゲームを起動してやればよい。メニューの「File」から「Table launcher」を選ぶか,「F4」キーで直接テーブルランチャーを表示し,「Sci-Fi Classic」を起動すれば,いよいよゲームスタート。ゲームに必要な操作を下にまとめたので,参考にしてほしい。
コインの投入 5
ゲームスタート 1
ボールを打ち出す Enter
フリッパー 左Shift / 右Shift
台を揺らす Z / Spaceバー / 「/」(スラッシュ)
バックボードを見る Tab
カメラ位置の変更 F1〜F8
一時停止 Pause
終了 Esc
細かな操作はほかにいくつかあるが,差し当たりこのあたりを押さえておけばいいだろう。カメラ位置について若干補足しておくと,「F3」と「F4」ではカメラがボールを追従する形になっており,「F8」は一回押すごとに視点をローテーションで変更する。自分の見やすいカメラ位置に設定しよう。
「Sci-Fi Classic」だけでも十分楽しめるのだが,エイリアンをモチーフにしたこの台はなんとなく地味な気がしないでもない。ユーザーが作成した数多くのテーブルデータが公開されているので,どうせならもっと派手でゴキゲンな台も試してみたいところだ。ユーザーが作成したテーブルデータは,公式サイトの「Tables」ページにある各種リンク先から入手できるが,あまりに多くてどれから手を付ければいいのか分からないかもしれない。そこで最後に,筆者のお気に入りのテーブルと,その導入方法を紹介しておこう。
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この台では,車のエンジン音やパトカーのサイレン,お姉ちゃんの悩ましい声といった効果音がふんだんに使われており,賑やかなことこの上もない。カントリー調のBGMも楽しげな,いかにもアメリカンな台なのでぜひ試してほしい。
テーブルデータのダウンロードで迷うことはないと思うので省略するが,ユーザーが公開しているテーブルデータの場合,インストーラはないのが普通なので,圧縮してあるファイルをダウンロードし終わったら解凍してフォルダの中身を見てみよう。フォルダの中にいくつかのファイルがあると思うが,この中で必要となるのは拡張子が「fpt」と「fpl」になっているものの2種類。これらをすべて選択したら,Future Pinballのインストールフォルダ内にある,「Tables」フォルダにコピーする。あとは先ほどと同様,テーブルランチャーから「ROAD GIRLS」を選ぶだけだ。
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基本的に,新規テーブルの導入手順はどれも同じなので,あとは同様の手順で,好きなだけお気に入りの台を試してみよう。公式サイトのリンク集にある,Future Pinball Releasesには,ざっと300種類近いテーブルデータが公開されているので,この先一生ピンボールゲームに困ることはなさそうだ。用意された台だけでは満足できないという,ピンボールに並々ならぬ愛情を抱いている人は,オリジナルの台を作成してみるのもいいだろう。それでは,よいピンボールライフを。
■Future Pinball公式サイト
http://www.futurepinball.com/- この記事のURL:
































