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インディーズゲームの小部屋:Room#25「Rosenkreuzstilette」
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印刷2008/01/18 12:36

連載

インディーズゲームの小部屋:Room#25「Rosenkreuzstilette」



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 個人/サークル単位で制作されたオリジナルゲームを紹介する「インディーズゲームの小部屋」の第25回。今回紹介するのは,ゲーム制作サークル[erka:es]の「Rosenkreuzstilette」。本作は,ゼッペリン伯爵による反乱を鎮圧するために戦う,ロックマン風横スクロールアクション。伯爵に従って帝国に反旗を翻したかつての仲間達と,刃を交えるのだ。

 人が「魔力」を失ってから数千年。強い魔力を持つ「魔力使い」はごく少数となり,その存在は邪悪なものとされ,迫害を受けていた。自身も強力な魔力を持つゼッペリン伯爵は,魔力使い達を弾圧から救済するため,「エルカーエス」という組織を創立。組織の設立を認める見返りとして,エルカーエスは帝国のための戦闘部隊として活動することを義務付けられたが,人々の魔力使いへの差別意識が消えることはなかった。そんな中,伯爵は迫害のない理想の世界の実現を説き,エルカーエスを率いてついに武力蜂起を決行した。だが,エルカーエスの一員でありながら,多くの人の命を奪うこうしたやり方に反発した主人公のスピリティアは,エルカーエスの暴走を止めるため,かつての仲間達と刃を交える決意を固めるのだった……。

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 本作のゲームシステムは,カプコンの名作アクション「ロックマン」,それも,キャラクター性能を強化できるようになるなど,さまざまなギミックが追加された「ロックマンX」以降のシリーズ作品ではなく,ボスから奪った武器だけを切り替えて戦っていく,ファミコン時代の元祖ロックマンを思い浮かべてもらえば分かりやすいだろう。もっとも,初代ロックマンが登場したのは今から約20年前のことであり,いまとなっては知らないという人もいるかもしれないが。

 まず,冒頭のストーリーでも触れたように,本作の主人公はエルカーエスの一員であるスピリティア。スピリティアの基本アクションは,ロックバスター……じゃなかった,ショット(通常攻撃)とジャンプの2種類のボタンで行うという,非常にシンプルなものだ。ショットボタンを押しっぱなしにしてチャージすることで,威力の高いチャージショットが撃てるほか,下方向キーとジャンプボタンの同時押しで,移動や回避に便利なスライディングが出せる。これらのアクションを駆使してステージを攻略し,各ステージの最後に現れるボスを倒せばクリアとなる。

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 ゲームを開始すると,3×3に並べられたパネルの中央を除いたものに,ボスキャラクターの顔が表示されているのが分かるだろう。これはステージ選択画面で,どの順番で攻略していってもよい。当然,選択したステージの最後には,パネルに表示されたボスが登場し,まずはこれら8人のボスを倒すことが第一段階の目標だ。8人すべてを倒すと中央のパネルが開放され,いよいよゼッペリン伯爵の待つ最終ステージへ進めるようになる。各ステージは,ボスキャラクターの特性に合わせたさまざまな仕掛けが施されており,全体的な攻略難度は高い。また,ボスキャラクターの攻撃もそれぞれ個性的で,比較的容易に倒せるものから,手ごわいものまでいる。

 スピリティアは最初は通常ショットしか撃てないが,ボスを倒すと,そのボスが持っていた特殊武器が手に入り,以後は任意のタイミングでそれを使用できる。特殊武器の使用は,武器ごとに設定された魔力ゲージを消費することで行い,減ってしまった魔力はステージ中に設置されていたり,倒した敵がたまに落としたりする「魔晶石」を取ることで回復する。
 実は,ボスにはそれぞれ弱点となる武器が設定されており,弱点武器で攻撃するとあっという間に倒せてしまったりする。したがって,あるステージで手に入れた武器を使って,次にその武器を苦手とするボスを倒すといった,攻略順序が重要となる。エアーマン……じゃなくて,ボスがなかなか倒せないという人は,いろいろな武器を試し,それでもダメだったらステージ攻略の順序を見直してみるといいだろう。

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 基本的なゲームモードは,「ARCADE MODE」と「STORY MODE」の二つ。ゲームの進め方はどちらも同じだが,STORY MODEではボス戦の前後などストーリーの要所で会話イベントが発生し,キャラクター同士の人間関係などが明かされる。ARCADE MODEではこうしたイベントシーンが省略されており,いきなりこちらからプレイすると,ストーリー展開がちっとも分からないので,まずはSTORY MODEからプレイすることをオススメしたい。

 ロックマンシリーズが,そのシビアな難易度で人気を集めたように,本作もまた「死んで覚える」タイプのハードなアクションゲームに仕上がっている。ロックマンシリーズでは伝統ともいえる,長〜い最終ステージも存在する。ファミコン時代のロックマンが大好きだという人は,ぜひ一度本作をプレイしてみよう。ボスを倒したあとにはパスワードが表示され,プレイを中断したあとも前回の続きからリスタートできるので,アクションがあまり得意でない人でも,あきらめずにプレイすればいつかはクリアできる……かもしれない。
 やり応えのあるアクションゲームを求めている人は,[erka:es]の公式サイトから,オープニングステージ+3ステージが遊べる体験版をダウンロードして試してみるといいだろう。製品版は1470円(税込)で発売中なので,取り扱いショップや,体験版と製品版の仕様の違いについては公式サイトでチェックしてほしい。

■[erka:es]公式サイト
http://kurotama.sakura.ne.jp/

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