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日本一の座と世界への切符を手に入れたのは,「HollowMellow(LIA-BLUFF)」。激戦だらけだった「クロスファイアチャンピオンシップ2012」レポート
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印刷2012/10/07 14:46

イベント

日本一の座と世界への切符を手に入れたのは,「HollowMellow(LIA-BLUFF)」。激戦だらけだった「クロスファイアチャンピオンシップ2012」レポート

 アラリオは2012年10月6日,東京都内にある新宿明治安田生命ホールで「クロスファイアチャンピオンシップ2012 Season4」を開催した。

 これはオンラインミリタリーFPS「クロスファイア」の強豪クランが集い,腕前を競い合うというイベント。定期的に行われている大会だけあり,レベルの高い戦いが多いと言われている。そんな大会の会場では,最初にアップデート情報が公開された。

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会場にはデバイスメーカー各社のブースもあった。Razerのリアルガチャガチャは,運が良ければマウスなどが当たるということで人気を博していた
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アラリオ宣伝チームの松下健太郎氏(左),実況のyukishiro氏(中央),解説のQoofooRiN氏(右)

●新武器
・10月10日:「Scar Light-RD」
Scar Lightに,竜を思わせる派手な塗装が施されており,装弾数はノーマルの35発から40発にアップしている。

・10月24日:「2012 Halloween Set」
恒例となっている,ハロウィンスキンの新武器4種が含まれたセットガチャ

・11月7日:「MATEBA」
強力なリボルバー。火力が高く,精度も安定しているという

・11月14日:「Gatling Gun Ultimate Silver」
「Gatling Gun」のシルバーバージョン。装弾数はノーマルが150発なのに対し,こちらは175発。期間限定での提供になる予定

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●キャンペーン
・「ぼくのわたしの出席簿!」
 10月10日以降,「クロスファイア」にログインするごとに1日1個「出席スタンプ」がもらえるようになる。スタンプを集めると,個数に応じて「期間制武器」や「GPカプセル」などが入手できる。なお,11月と12月にスタンプ25個を集めると,よりよいアイテムがもらえるとのこと。このキャンペーンは常に実施されるため,期間は決められていない。

・「クロスファイアの日」
 毎月10日はGPが1.5倍にアップする。クロスファイアのクロス(X)と,ローマ数字の10(X)から10日に設定されたとのこと。こちらも常設キャンペーンとなり,毎月10日にゲームを遊べば恩恵を受けられる。

・「傭兵の輪」
 友達紹介キャンペーン。すでにゲームを遊んでいるプレイヤーが「友達紹介アドレス」の発行を受け,TwitterやFacebookなどで公開し,そのアドレスから友達がゲームを始めた後,一定の階級に達すると,プレイヤーと友達の双方に特典アイテムが贈られる。

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本命なしのトーナメント戦


 「Season4」のトーナメント戦はいつもとは異なる雰囲気でのスタートとなった。というのも,事前に行われたオンライン予選で,「Season3」の上位入賞クランがことごとく敗退してしまったからだ。

 「Season4」の勝者は,11月29日から中国江蘇省崑山市で行われる国際eスポーツ大会「World Cyber Games 2012」(WCG2012)に日本代表として出場することになる。つまり,日本最強クランと,「WCG2012」の日本代表という二つのタイトルがかかっているのが本大会なのである。

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 予選を勝ち上がってきたのは「AllorNothing」「eXceptioN」「Fanks!」「Millet:D」(アルファベット順)の4クラン。前回のチャンピオン「HollowMellow(LIA-BLUFF)」への挑戦権を賭け,オフライントーナメント準決勝戦がスタートした。

 準決勝戦,決勝戦は「チームマッチ」モードによる5ラウンド先取マッチ。このモードは攻撃側と防御側に分かれて,爆弾を巡る戦いが繰り広げられる。攻撃側は,爆弾を設置して起爆させると勝ち。防御側は,時間いっぱい爆弾を設置させないか,攻撃側の爆弾を解除すると勝ち。そして攻撃側・防御側のどちらも,相手チームを全滅させても勝ちとなる。どちらかのチームが5ラウンドを取った後,攻撃側と防御側を交代して後半戦がスタート。勝敗がもつれるとかなりのラウンド数を戦わなければならないため,集中力が重要だ。

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 使用されたマップは「Port」。構造自体はシンプルなものの,解説のQoofooRiN氏いわく「守備側が有利」だという。
 準決勝戦第1試合はFanks!対Millet:Dだ。Season2で優勝した「spline」を下したMillet:Dと,Season3で4位の「GaistGaming」を倒したFanks!,どちらも実力派のクランに勝っての準決勝進出であり,いわば今大会を象徴したカードだ。

 両クラン,気合いを入れての試合開始。「守備力に優れたMillet:Dと,個人技に優れたFanks!」というのが試合前のQoofooRiN氏の評価だったが,実際の戦いではFanks!は慎重に構え,Millet:Dの誰かを倒し数的な優位を作ってから勝負をかけるという試合運びを見せる。残り1分前後になってから状況が急激に動くというラウンドも多く,緊張感溢れる中でFanks!が勝利を掴んだ。

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 準決勝戦第2試合は,「ベテランと若手の両方で構成されているダークホース的なクラン」(QoofooRiN氏)であるAllorNothingと,オフライントーナメント進出は初となるeXceptioNの対戦だ。

 第1ラウンドの開始直後から激しい撃ち合いが起こり,会場が沸いた。eXceptioNはラウンドが進むにつれて登り調子となり,7ラウンド目などは4対1という圧倒的に有利な状態からの圧勝。その戦いぶりは,解説のQoofooRiN氏も「オフラインの大会場でも,家にいるかのようにプレイが冷静」と絶賛するほどだった。後半戦になってもeXceptioNの勢いは止まらず,eX ‖Panic選手が連続キルを決めたり,後方に回り込んだ敵に対応したりと活躍を見せ,準決勝第2試合の勝利を掴んだ。


会場では,司会を務める声優の篠田有香さんによるジャンケン大会が行われ,勝者にはキーボードやゲーム内アイテムなどがプレゼントされた
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 前回チャンピオンのHollowMellow(LIA-BLUFF)への挑戦権を賭け,Fanks!とeXceptioNによる決勝戦がスタートした。舞台となったマップは,前回のチャンピオン決定戦でも使われた「Black Widow」。最もオーソドックスなマップとされており,「攻撃側が縦横無尽に動け,守備側は通路の多い中央部分をなかなか押さえ切れない」(QoofooRiN氏)という特性を持つ。しかし,攻守を決めるジャンケンで勝ったFanks!は不利とされる守備側を選ぶ。実況のyukishiro氏が「この選択が試合にどう影響するか注目したい」と語る中,試合がスタートした。
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 守備側のFanks!はじっくりと試合を進めていく。eXceptioNのeX‖Unreal選手が敵陣の裏に回り込んで連続キルを決め,Fanks!のお株を奪うような連携による集中砲火を見せるものの,Fanks!はなかなか崩れず不利なはずの守備側で前半戦を制する。攻守を入れ替えた後半戦ではeXceptioNが追い上げたが,8ラウンド目でFanks!が再び4対1という必勝の形を作り,見事にチャンピオン決定戦への切符を手に入れた。


世界への切符の行方は


 続いては,恒例となったエキシビションマッチが行われ,前回チャンピオンであるHollowMellow(LIA-BLUFF)と,会場で公募されたプレイヤーによる即席チームが「チームデスマッチ」モードで戦った。8分間のキル数を互いに競い合うというもので,例え倒されてもすぐに復活できる。

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 FLASHBANG(閃光を発して目を眩ませる手投げ弾)とSMOKE(煙幕を張って視界を遮る手投げ弾)禁止という変則ルールではあるものの,HollowMellow(LIA-BLUFF)にとっては続くチャンピオン決定戦へのウォーミングアップの意味合いもあるため,試合はかなり真剣味を帯びた展開となった。やはりHollowMellow(LIA-BLUFF)の攻めは強く,公募プレイヤーチームを復活場所に押し込んでしまうほど。公募プレイヤーチームも善戦はするものの,128対72という大差でHollowMellow(LIA-BLUFF)の勝利となった。

 チャンピオン決定戦はHollowMellow(LIA-BLUFF)対Fanks!というカードだ。3つのマップを舞台に,5ラウンド先取の攻守交代制マッチで行われた。

 第1の戦場となった「Ankara」は前回のチャンピオン決定戦でも使われた場所で,やや守備側が有利ながらも,攻めにくく,守りにくいというのが実況のyukishiro氏の評価。

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 HollowMellow(LIA-BLUFF)はHM’Qwake選手が出席できなくなったため,新たにシオりん選手が加入。新体制での大一番となったわけだが,試合開始に先立ち,円陣を組んで声を上げるなど,気合い充分だった。

 HollowMellow(LIA-BLUFF)は,前回MVPとなったHM’NoriseN選手と新メンバーであるシオりん選手の活躍が目立つ。HM’NoriseN選手が巧みに狙撃すれば,シオりん選手が障害物を使っての撃ち合いや敵陣の背後を突く立ち回りで試合を動かす。

 Fanks!も,数で有利に立った所に,勝負をかけてきた敵を連携で倒すという得意の戦法で対抗するも,HollowMellow(LIA-BLUFF)の勢いが凄まじい。後半戦の最終ラウンド,HM’NoriseN選手を残して仲間が全滅。Fanks!側は2名が残っており,そのまま勝負が決するかに見えたが,HM’NoriseN選手はここで敢えて爆弾を設置。解除のためにFanks!のメンバーが集まったところにFLASHBANGを投げ込み,視界を奪ってからまとめて始末し,第1マップをモノにした。

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 第2マップの「Mexico」はFanks!が魅せた。とくに後半戦からの勢いが凄まじく,立て続けに4ラウンドを連取。最終ラウンドでは,5人対5人の膠着状態からFks!dervitz.選手が3キルを決めたことがきっかけとなり,第2マップを制した。

 チャンピオン決定戦で3つ目のマップに試合がもつれ込んだのは今回が初めて。両クランの実力が拮抗していたのが分かる。「SubBase」は「決勝戦にふさわしい,バランスのいいマップ」(yukishiro氏)とのこと。ここまでの試合で溜まった疲労もあるはずだが,「スーパープレイをスーパープレイで返す展開」とyukishiro氏が絶賛するほどの見事な戦いとなった。

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 HollowMellow(LIA-BLUFF)5人対Fanks!2人という状況からFanks!のFks!Majesty.選手が4キルを決めるのも凄まじいが,残ったHollowMellow(LIA-BLUFF)のメンバーが踏みとどまってこれを返り討ちにしたのも見事だった。HollowMellow(LIA-BLUFF)がその勢いのまま,一気に後半戦をも制したことで,Season3に続いての連覇となった。

 同クランのマスターであるHM'eferi選手は「Season1から頑張ってきたので,それが実って嬉しいです。(WCG2012では)とりあえず優勝してきます」と世界大会への意気込みを語った。

HollowMellow(LIA-BLUFF)が見事3度目の優勝を手にし,WCG2012の日本代表として旅立つことになった。MVPには同クランのHM'Micke 選手が選ばれた
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 前回大会の上位クランが予選でことごとく敗れるといった波乱があったSeason4だが,HollowMellow(LIA-BLUFF)が新体制ながらも見事に優勝をつかみ取った。同クランはSeason1,3,4と3回目の優勝を勝ちっており,このまま長期政権を築くのか,新たなダークホースが王者を倒すのか。これからの戦いにも注目だ。

用意された日本国旗には,会場に訪れた「クロスファイア」プレイヤー達からWCG2012に挑むHollowMellow(LIA-BLUFF)に向けた応援メッセージが書き込まれた
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