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「Alliance of Valiant Arms」の2010年内の予定が発表された,オフラインイベント「全国ツアー2010 見たい!聞きたい!AVAれ隊!」レポートを掲載
このイベントは,全国のAVAプレイヤーと,開発・運営スタッフとの交流を目的としたもので,全国5都市で順次開催予定となっている(関連記事)。
今回は,ゲームオンのAVA運営チーム プロデューサーである井上洋一郎氏と,開発元の韓国REDDUCK AVA開発本部企画チームのチーム長 グッ・ジョンジン氏が,「AVA」にまつわる状況や今後の展開などを発表した,関東会場のレポートをお伝えしよう。
「Alliance of Valiant Arms」公式サイト
韓国REDDUCK AVA開発本部企画チーム チーム長 グッ・ジョンジン氏 |
AVA運営チーム プロデューサー 井上洋一郎氏 |
ジョンジン氏は冒頭の挨拶で,日本のプレイヤーに対する感謝を述べると同時に,AVAが世界一のオンラインFPSとなるよう,さまざまな要望や意見を取り入れ,日々改善していくことを宣言。韓国の開発スタッフが,日本のプレイヤーの動向を確認するために,日本のサーバーにログインして実際にプレイしていることも明らかにした。
また直近では,初心者向けの施策に力を入れているという。たとえば,精密度が落ちるものの反動が少なく扱いやすい,初心者向けの銃を近々実装する予定があるとのことだ。無論,これだけで初心者対策が終わるわけでなく,今後もさまざまな角度から調整を施し,複合的に効果を高めていきたいと述べていた。
井上氏は,2010年アップデートトリロジーの第1弾として8月18日に実装された新協力モード「DEATH VALLEY」に関して,主にライトプレイヤー層に向けたコンテンツであると説明した。井上氏曰く,まずライトゲーマー層を多数呼び込むことで,その中からプレイを継続して定着していく層,すなわち長期的かつ相対的な上位プレイヤー層の増加を期待しているという。
また韓国では,後述する「LockDown」のほうが先に実装されたのだが,この順序の入れ替えは,日本市場の動向を見越したものであるとのこと。映画「インディ・ジョーンズ」を思わせる雰囲気が日本受けするであろうこと,また夏休みにより長く遊んでもらうことを考え,日本では「DEATH VALLEY」を先に実装するよう,井上氏が強く主張したそうだ。
続いてジョンジン氏が,先行実装されている協力モード「Prison Break」シリーズとの違いを説明。ジョンジン氏は,新シリーズではボスが現れたときに協力が必要になるが,プレイヤーが常に協力する必要はないよう,バランスを調整していると話した。
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・エヴァ中尉とボスキャラが4Gamer襲来。オンラインFPS「Alliance of Valiant Arms」に,本日実装された新Co-opモード「DEATH VALLEY」の魅力を,プロデューサー井上氏から直接聞いた近日実装予定の第2弾「LockDown」については,狭い空間での協力プレイをコンセプトとした内容となる。難度は3段階に設定されており,EASYで5ラウンド,NORMALで6ラウンド,HARDは26ラウンド構成。なおHARDをクリアすると,特別なアイテムが入手できるとのことだが,井上氏曰く「手榴弾を豆まきのように投げてくる敵も登場する」そうなので,なかなか簡単にはいかないようだ。
そのほかジョンジン氏は,日本での爆破ミッションの人気に言及。その中でもとくに「DUAL SIGHT」が人気だが,その需要に応えて,比較的簡単に楽しめる新たな爆破ミッションを2010年内実装を目指して開発していることを明かした。
要望の多い女性キャラに関しては,要求リソースが多く,実現が難しいという。「AVA」には1キャラにつきEU軍およびNRF軍があり,それぞれ3タイプの兵種がある。すなわち都合6体分のデータが必要となってしまうのである。とはいえ,日本における需要の高さは十分理解しているので,実現に向けた検討は常に行っていると話した。
会場に集まったプレイヤーからは,スナイパーに関する質問が飛び出した。
ジョンジン氏は,スナイパーについて,バランス調整が非常に難しいとコメント。今後さまざまな性能の銃が実装されていくので,そちらでカバーできるのではないかと述べた。
また,強力な銃として知られる「FR-F2」がなぜ有料アイテムなのかという質問については,井上氏がもともと韓国で実装したときは人気のないアイテムだったと説明。日本では有料アイテムとして投入したところ,予想外の人気が出てしまったという。なお,これまでにFR-F2を購入した人が不公平感を抱かないよう,今後も提供方法を変更する予定はないと,井上氏は付け加えた。
トークセッションの最後,ジョンジン氏は,韓国では大会イベントは数多く開催されるが,こうしてプレイヤーを集めたカンファレンスはほとんどないと述べた。実際にプレイヤーとコミュニケーションを図る貴重な機会なので,今後も開催されるのであればぜひ参加したいと今後の開催に意気込みを見せた。
続けて井上氏は,今回の全国5か所での開催の理由を,全国各地のAVAの認知を高め,コミュニティの結束を高めるために実施したと説明。今後も定期的に開催していきたいと話し,プレイヤーにも積極的な参加を呼びかけた。
なお,本イベント後,会場に集まった取材陣に向けて,ジョンジン氏は第3弾の内容について明らかにした。第3弾は8人対8人の殲滅ミッションになり,1チームのプレイヤー数が8人に満たない場合はNPCで補充されるとのことで,初心者でもチームプレイを楽しめるよう配慮されているそうだ。詳細は,あらためて発表されるとのことなので,興味のある人は続報を期待して待ってほしい。
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