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「ゲットアンプド」世界最強の称号は日本人プレイヤーの手に!
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これは,シンガポールとマレーシア,そしてベトナムでGAのサービスを行っているASIASOFT(本社所在地はタイ)が,主催するイベントだ。
GWF2008自体は,ASIASOFTのゲームポータルサイト「PlayPark」のプロモーションイベント,「ASIASOFT GAMEFEST」(8月1日〜3日)の中の一つの催しという位置付けながら,その2日めのほとんどの時間を占めており,実質的にはASIASOFT GAMEFESTのメインイベントといって過言ではないだろう。
会場となったMARINA SQUAREは,日本でも最近その数が増えている,大型ショッピングモール。おなじみの各種ブランドショップが軒を連ねる中,建物の中心部にある吹き抜けのスペースが,GWF2008の会場となっていた。イメージ的には,池袋のサンシャインシティ噴水広場といったところだろうか。ただ,それよりは天井がガラス張りで日差しが直接差し込む分,より開放的な空間になっていたように思う。
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個人戦で日本代表が世界一と賞金7000USドルを獲得
チーム戦は5位入賞
先日,決起集会のレポート記事でもお伝えしたとおり,GWF2008に参加したのは,日本,韓国,中国,台湾,タイ,インドネシア,シンガポール,マレーシア,ベトナム,香港,フィリピンという合計11の国や地域。それぞれ個人戦に出場する1名と,チーム戦に出場する3名,総勢44名が会場で激戦を繰り広げた。
思えば1年半ほど前,2007年2月に韓国で開催された第1回大会では,開催国でありオンラインゲーム大国である韓国が,その実力をまざまざと見せつけるという結果に終わっている。
しかし今回,個人戦日本代表のrepi選手が,決勝戦で韓国代表に完勝して優勝賞金の7000USドルを獲得し,前回大会の雪辱を果たしたのは(とはいっても代表の顔ぶれは異なるのだが),GAの生まれ故郷である日本の面目躍如といったところか。
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repi選手は終始,「あまり練習してないから……」などとぼやきつつも,初戦で香港と台湾を下してベスト8入りをすると,その勢いでタイと中国,インドネシアを撃破。もう一方で勝ち上がってきた韓国との決勝を制したのだ。本人が感じていたであろうプレッシャーはともかく,最も危なげない試合運びを見せたのが決勝戦だったという印象を受けた。
それまでの試合では,「逃げすぎ」を理由にイエローカードを提示され,明らかにペースを乱したり,あと一発でも攻撃をくらってしまったら負けてしまうような状況からの逆転劇を見せたりと,応援する側をハラハラさせるような試合運びを見せていたのである。
が,苦戦していたように見えたのは,ひょっとしたらrepi選手の思惑どおりだったのかもしれない。かつてアントニオ猪木は,一流のプロレスラーの定義について「相手の力を9まで引き出して10の力で倒す」と語っている。repi選手は,決勝までの道のりはこの言葉を体現し,絶対に負けられない一戦では最初からシュートをしかけた……というのはさすがに見る側の妄想に過ぎないかも知れない。が,こういったことを思い浮かべながら楽しんで観戦できるというのは,GAが“見せる(魅せる)”ゲームであるということの証明ともいえるだろう。
一方チーム戦の日本代表は,初戦で香港を下してベスト8に進出したものの,そこでぶつかった韓国には文字通りの完敗。その後,5位決定戦でタイに勝利して賞金1500USドル(1名あたり500ドル)を獲得した。
前夜祭や後夜祭で見られた印象的な光景
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大会前日の8月1日には,Golden Landmark Hotelのプールサイドで,前夜祭として参加各国の全選手が参加してのルール説明と,組み合わせ抽選会が行われた。
結果については前述したが,ここで当日の組み合わせも記しておこう。
●個人戦
| グループA | フィリピン |
| 韓国 | |
| 中国 | |
| シンガポール | |
| グループB | インドネシア |
| マレーシア | |
| ベトナム | |
| タイ | |
| グループC | 日本 |
| 香港 | |
| 台湾 |
●チーム戦
| グループA | 台湾 |
| 韓国 | |
| グループB | 日本 |
| 香港 | |
| グループC | シンガポール |
| 中国 | |
| グループD | フィリピン |
| インドネシア | |
| グループE | マレーシア |
| タイ | |
| Wild Card | ベトナム |
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事前情報として,これだけの国や地域からGAのプレイヤーが集まるということは知っていたものの,実際に彼らが一堂に会した場に居合わせると,さすがに壮観だった。
対戦を翌日に控えていることや,言語の壁,あるいは年齢差などもあったのだろう。この場で直接,他国のプレイヤーと交流を深める様子などは見られなかったものの,ある種独特の緊張感と高揚感が空気中に充満していたように思う。
そんな空気を生み出す根っこの部分にあるのが,サイバーステップが開発したGAであるということは,積極的に評価をしたいところである。
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また,8月2日の大会終了後には,会場近くのMARINA MANDARIN SINGAPOREで後夜祭が行われた。前夜祭とはうってかわり,すべてを終えたプレイヤー達は一様に安堵の表情を浮かべていた。
ここでは,開催地シンガポールの伝統舞踊や歌(曲目は「オズの魔法使い」の「Over the Rainbow」と,「West Side Story」の「Tonight」)が披露されたほか,各国の代表が持ち寄ったプレゼントの交換会や,プレゼント抽選会などが行われた。
個人的には,ここでSAMSUNGのデジタルカメラが賞品として発表された瞬間のどよめきと,それに当選したベトナムのプレイヤーの文字通りの狂喜乱舞っぷりが印象的だった。
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前夜祭から大会当日,そして後夜祭までの二日間,場や目的を共有し続けていた各地のプレイヤー達は,ただ笑顔で挨拶を交わすこと以上の国際交流ができていたのではないだろうか。その交流が,各人の心の内に何をもたらしたのか,いつの日か聞いてみたいものだ。
次回大会は日本開催か?
サイバーステップの手腕に期待大
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現在GAは,今回の世界大会に参加した国/地域以外ではブラジルでのサービスがスタートしている。また先日,オランダへのライセンス契約が発表されことなども考えると,20〜30か国という数字も決して実現不可能ではないだろう。2009年の世界大会が,どこまで国際色を帯びたものになるのか,今から楽しみだ。
そこで最後に,今回の世界大会で改善してほしいと感じた点を述べておこう。世界大会は,それぞれ開催地の運営会社が主催するものであり,サイバーステップに原因があるというわけではなく,また最終的にはアジア的なパワフルさで押し切ってすべて無事に終了した(させた)ものの,課題はいくつもあった。
まずは開催日のタイムスケジュール。
今回,事前に配布されたスケジュール表によると,9:00AMに開会式を行ってから予選が行われるとされていたのだが,開会式はショッピングモールであるMARINA SQUAREへの来訪者が増える午後に変更となり,先に予選がスタート。しかもこれもまた,約2時間押しだった。
結果,開会式が始まる前に,ある程度の結果が見えてしまった個人やチームもあり,その状態で,参加国/地域の代表紹介として壇上に上がらされるのは,けっこう気の毒だった。
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さらに,急きょPS/2接続のキーボードが使用不可になってインドネシア代表と大会運営側に一悶着が……なんて光景も見られた。確かに言葉や文化の違う運営会社間で,細部に至るまで情報を共有し,調整を行うのは決して容易なことではない。しかし,こうしたことでプレイヤー達のやる気が低下してしまったり,普段の実力が発揮できなくなってしまったら,彼らにとっての晴れの舞台が,残念な思い出にもなりかねない。
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このほか,今回は個人戦,チーム戦ともに決勝戦以外,1試合を3セット(1セット=1ゲーム)に分け,都合9回のゲームを行うことになっており,個人戦の場合はゲームごとに1位は2ポイントを,2位は1ポイントを獲得,チーム戦の場合はゲームごとに勝者は1ポイントを獲得,敗者はポイントなしというルールになっていた。そのため,とくにチーム戦においては予選第一試合の対戦相手との戦績では,かなり分が悪くても,途中でいくつかのポイントを獲得していればベスト8に進出できる……といったケースも多かった。個人戦では結果的に,グループCの3チームすべてがベスト8に進出することになった。
大会運営側としては,せっかくシンガポールまで足を運んでくれた各国のプレイヤーに,できるだけ多く試合の機会を与え,さまざまな国のプレイヤーと腕を競ってほしいという狙いがあったのかもしれない。が,さすがにこれは,端から見ると非常に分かりにくい。参加していたプレイヤーの中にも,頭では理解しつつ,どうも腑に落ちないといった表情を見せていた人がいたほどだ。
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前述のとおり,GAは実力者の戦いぶりなら“見せる(魅せる)に足る”ゲームになっている。だからこそ,実際に大会に参加するプレイヤーに対してだけでなく,見る側にとっても楽しみやすい状況を作ってほしいと思った。
2009年に日本で開催される世界大会が,いったいいつ,どこで,どれぐらいの規模で行われるのかは明らかにされていない。ただ,第1回,第2回大会を通じて課題として残った部分をクリアして,参加者も来場者も,最初から最後まで楽しい気分で過ごせるようなイベントを開催してくれることを期待したい。
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