イベント
「The Tower of AION」を一般プレイヤー向けに初披露!“日本最速オフライン先行体験会”開催
本イベントの趣旨は,一般プレイヤー向けにAIONを初めてお披露目するというものである。正式サービス前の段階で,こういったオフラインイベントを行うことは珍しい。しかし,流石に注目作なだけのことはあってか,13時の開場直前には,200名弱もの熱心なファン達が長い行列を作っていた。前半終了時点でだいたい300人超,最終的に400人を超える人が集まっていたようだ(イベントは2回に分けて行われた)。
イベントの具体的な内容としては,前もってファンサイト管理人などを対象とした先行受付が行われており,それに当選した80名(前後半で40名ずつ。当日の発表の様子では50名ずつになったのかも)は,専用のPCにて約2時間半,たっぷりとAIONをプレイできる。しかも同社のスタッフが数台おきに配備され,十分なレクチャーが受けられるという至れり尽くせりの環境だ。
また,先行受付以外の一般来場客向けにも,フリープレイ用のPCが設置されていたほか,会場内中央にあるステージでは,運営チームによりAIONの各種システムが紹介されていた。
さらに先行受付の有無に関係なく,会場へ足を運んだ人はもれなく,「Family&Friend Test」(6/5〜6/11予定)並びにクローズドβテスト(6/12〜6/28予定)への参加権が得られた。AIONに注目しているファンにとっては,たとえ一般来場でもなかなか魅力的なイベントになったことだろう。
実際に彼女達がどういった風にAIONを遊んでいるのかざっと見て回ったところ,やはりキャラクターメイキングに興味津々のようで,30分から1時間近くを掛けてじっくりと作り込んでいる人が多かった。一方の男性陣は,どちらかというとバトルやクエストナビをはじめとしたゲーム仕様を,隅々までチェックしている人が多い印象である。そして一般来場者も含めた全体的な反響については,自分が見た限り多かったのが「グラフィックスが綺麗!」,その次が「思ったより分かりやすい!」といったところだ。
さすがにこの場での大きな新情報発表などはなかったものの,読者が気になりそうな話としては,「課金体系は突飛な形にはならない」,オープンβテストの開始時期はまだ未確定としながらも,「7月の頭くらいには行いたい」とのことである。
西本氏はステージを降りたあとも,来場客と一緒にAIONについて楽しそうに喋っている姿が印象的であった。またほかのスタッフも談笑している姿がそこかしこで見受けられ,この距離感の作り方はオフラインイベントに手馴れた同社の,強力な武器のような気がする。
今日初めてAIONに触れたという人が,レベル上げを意識せずに2時間半遊んで,その半分がレベル6以上に達したというわけである。しかもキャラクターメイキングも込みで,だ。AIONのゲーム序盤は,ソロプレイでもクエストやミッションを主体にプレイすることで,十分にレベル上げが行えるという触れ込みであった。それが証明されたデータともいえるだろう。
初めて一般プレイヤーにAIONをお披露目するこの絶好の場で,仮に飛行システムを紹介すれば,かなりの効果が期待できたはず。しかし,同社は今の段階ではそれを行わずに,ゲームの土台の部分だけで勝負に出てきたのだ。そして筆者が見る限り,その試みは十二分に成功していた。同社のAIONへの絶対の自信は,まったく見ていて小憎らしくなってくるほどだ。
本イベントに参加した人の多くが,6月5日から始まるFFTに期待しながら帰路に着いたことだろう。一般的なタイトルのCBTと比べて,FFTのアカウント参加率は,かなり高くなりそうな予感がする。FFTの模様も随時レポートする予定なので期待してほしい。
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