HORI製PS3用新型コントローラ「ホリパッド3 PRO.」が7月21日に発売。十字キーの角度と斜め入力のしやすさを調整可能

　HORIのPlayStation 3用コントローラ「ホリパッド3 PRO.」が2011年7月21日に発売される。これは，6月1日にカウントダウンが始まったティザーサイトのカウントがゼロになって明らかとなったもの。ゲーム関連製品かも不明だった“何か”の正体は，新型のゲームパッドだったというわけだ。価格は2980円（税込）と発表されている。


　ホリパッド3 PRO.は，2007年に発売された「ホリパッド3ターボ」で得られた要望を基に設計されたという，ワイヤードタイプのゲームパッド。最大の特徴となるのは，「方向キー調整ユニット」が採用された十字キーである。
　まず，本製品は十字キーの角度を，通常の状態から最大20度まで時計回りに傾けられ，自分の手に合った持ち方でゲームがプレイできるという。具体的な方法は説明されていないのだが，十字キーの外枠上部に「0/10/20」という目盛りがあり，さらに左グリップ部には「LOCK」「FREE」と書かれたダイヤルがあるので，おそらく「ダイヤルを使ってロックを外し，3段階の角度から選んで，再びロックする」といった形で，十字キーの角度を変更できるのだろう。十字キーの角度は，プレイヤーごとに好みが割れる部分なので，なかなか面白い試みだといえる。

カラーはブラック，ブルー，レッドの3種類

　また，本体背面にもダイヤルが用意されており，こちらでは十字キーの斜め入力認識範囲を「通常モード」「Lモード」「Sモード」の3段階で切り替えられる。通常モードは癖のない一般的な設定，Lモードは斜め入力がしやすく格闘ゲームなどに向いた設定，そしてSモードは斜め入力がしにくく，正確な縦，横方向の操作が必要なパズルゲームなどにそれぞれ向いた設定とのことだ。

　そのほか，ボタンを押してる間自動で連射させたり，連射トグルを有効にさせたりする機能，さらに連射速度を秒間5/12/20回の3段階に切り替えられる機能なども搭載。連射機能のオン/オフは，背面の「クイックターボボタン」を使ってワンタッチで切り替えられる。
　また，アナログスティックの感度を3段階に切り替えられるのも特徴の1つといえよう。

　以上，十字キー周りを中心に，調整機能にとことんこだわってきた印象だ。ソニー・コンピュータエンタテインメントのライセンス製品ではないものの，この調整機能のデキによっては，面白い存在となるかもしれない。

HORI公式サイト

「ホリパッド3 PRO.」製品情報ページ