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これがゲームの未来形か。エウレカコンピューターが開発した「eスポーツグラウンド」が第14回文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品に選出
エウレカコンピューターは本日(12月8日),同社のeスポーツプロデューサーである犬飼博士氏が制作した「eスポーツグラウンド」が,第14回文化庁メディア芸術祭のエンターテインメント部門で,審査委員会推薦作品に選出されたと発表した。
文化庁メディア芸術祭とは,文化庁と財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS協会)が共同で主催するもので,アート部門,エンターテインメント部門,アニメーション部門,そしてマンガ部門のそれぞれについて大賞と優秀賞を選定し,表彰するイベントだ。エンターテインメント部門では過去,「ゼルダの伝説 時のオカリナ」や「ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち」なども大賞を受賞している。
エウレカコンピューター公式サイト
eスポーツグラウンド公式サイト
「eスポーツグラウンド」とは,エウレカコンピューターが提唱する「eスポーツ」のプラットフォームとなるもので,以下に掲載したリリース文には「プレイヤーと同じ大きさのゲームキャラクターが画面に登場し,地上に投影された映像の中にすっぽりと入り込んで,自分自身が動いて遊ぶこと」ができるとされている。ちなみにここでいうeスポーツとは,おなじみの,多数のプレイヤーがFPSやRTSで対戦する競技会のことではなく,コンピュータースペースで繰り広げられる新しいスポーツのコンセプトを指すのだそうだ。
個人的にちょっとよく分からないのだが,同社がYouTubeにUpしたムービーを見れば割と一目瞭然。パッと見,従来のスポーツに使われていたボールやバットなどの道具が,デジタルに置き換わったという印象だ。
マイクロソフトの「Kinect」や,ソニー・コンピュータエンタテインメントの「PlayStation MOVEモーションコントローラ」など,これまでとは違う,いわゆる体感型のゲームが世界中で試されている現在,このeスポーツグラウンドもゲームの将来形の1つとして注目できそうだ。
エウレカコンピューターは,ゲーム開発者からソフトウェアの提供を受け,2011年内に国内数か所でeスポーツグラウンドの常設展示を実施。2012年には商品化する計画であるという。
体感型ゲームプラットフォームが文化庁推薦作品に選出
〜「eスポーツグラウンド」文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品に選出〜
エウレカコンピューター株式会社(埼玉県戸田市 代表取締役山下寿也)と同社eスポーツプロデューサー犬飼博士が制作した体感型ゲームプラットフォーム『eスポーツグラウンド』が第14回文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門 審査委員会推薦作品に選出されました。
背景 〜eスポーツとは〜
「eスポーツ」とはコンピューターの中の空間。つまり「コンピュータースペース」で繰り広げられる新しいスポーツのコンセプトであり、近年好評の体感型ゲームなども、ビデオゲームの枠を飛び出した、新しいかたちのスポーツとして認知されつつあります。
従来のスポーツは実世界の変えることの出来ない物理環境の中での身体活動を指していましたが、情報科学が発達してきた現代では、プログラム可能な「コンピュータースペース」の中でもスポーツをするようになってきたと考えられています。
「eスポーツ」は、結果的にコンピューターのような情報科学と物質科学の間を、グラウンド(世界)とプレイヤー(身体)という切り口で遊び、研究し、学ぶための新しい提案になっています。
作品の概要
「eスポーツグラウンド」は情報社会に生まれた新しいスポーツ「eスポーツ」のプラットフォームです。 プレイヤーの身体の大きさと同じ大きさのゲームキャラクターが画面に登場し、地面(グラウンド)に投映された映像の中にすっぽりとはいりこんで、自分自身が動いて遊ぶことができます。
テニスやサッカーのように普遍的で、コンピューターゲームのように斬新で楽しいソフトがこの「eスポーツグラウンド」で遊べるようになることを目標にしています。
●ムービーのリンク
http://www.youtube.com/watch?v=NhM1-zi8NWo
http://www.youtube.com/watch?v=cgKTxH0zgkA
http://www.youtube.com/watch?v=X5XpxdsjDGk
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