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「サドンアタック」日本一の栄誉はどのクランに?最新アップデート情報も公開された「SACTL 2010-2011」決勝戦
総勢516ものクランが参加した「SACTL 2010-2011」。オンライン予選を突破し,オフライン決勝戦へと進出したのは以下の4クラン。
- NabD(クランマスター:[1]..Matcha選手)
- iZoNe(クランマスター:0,05選手)
- SLeipNiR(クランマスター:S1..KamechaN選手)
- esu.jp(クランマスター:[1]Clesta.jp選手)
試合はトーナメント形式で行われ,準決勝を勝ち上がった2組が決勝戦で雌雄を決することになった。
なお,本決勝戦は3月20日の開催が予定されていたが,東日本大震災の影響で延期となっていた。1〜2月の1次・2次予選から期間が空いたこともあり,その間に決勝に向けての猛練習を積んだクランも多かったようだ。
当日は雨が降っていたにもかかわらず,会場となったベルサール秋葉原は入りきれないほどの人が訪れ,会場の外からガラス越しに観戦する人の姿も見られた。来場者の中には,母娘揃ってサドンアタックをプレイしているというお母さんと小学5年生の姿もあり,同作のプレイヤー層の幅広さが見て取れた。
また,会場内にはサドンアタックを実際にプレイ出来る体験ゾーンなども設けられており,初心者から上級者まで交流を楽しんでいたようだ。
注目の新モード「タコマッチ」と「AIモード」,さらに新マップも発表
最初に紹介されたのは,新モード「タコマッチだ。これは最大3対3のチーム戦で,専用マップの「アジト」でレッドチームは建物内にリスポーンし,対するブルーチームは建物を囲む10か所からリスポーン地点を選択する。レッドチームは時間内に1人でも生き残っていれば勝利だ。ちなみに「タコ」とは,「タイミング」「コア」の頭文字を合わせた造語とのこと。
また「AIモード」は最大4人のプレイヤーでチームを組み,AIによる5回の襲撃を防ぐものだ。AIを倒したり襲撃を防ぐことによってポイントが獲得でき,そのポイントを消費してその場で使うための弾薬を補充する。AIの中には,ロボットや犬など,変わったタイプの敵も登場。柴田氏は「ヘッドショットを狙うよりも,ある程度狙いをつけてガンガン撃って倒していくモードになると思う」と語っており,これまでのサドンアタックとは違った楽しみ方ができそうだ。
加えて「アメイジングモード」に,2つのマップが追加される。「ビッグヘッドカウンター」は,スナイパーライフル専用マップである「クロスカウンター」をビッグヘッド仕様に変更したものだ。
もう一つの「ヴァンパイアベッセル」は,4月に追加された「ヴァンパイアロンドン」に次ぐ,ヴァンパイア対人間の新マップ。今回は船上が舞台になっており非常に暗く,視界が悪いマップだ。
さらに,年内のアップデート予定事項として「クラン募集システム」「クランラダーシステム」「B保管倉庫」の実装が紹介された。これらのほかにもアップデートが計画されているので,続報に期待しよう。
強豪クランがぶつかり合った白熱の決勝戦
準決勝を突破し,決勝戦へと駒を進めたクランは“NabD”と“iZoNe”。いずれもサドンアタックの大会では常連の強豪クランであり,2010年8月の公式大会「SAOMT Season4」の決勝でもぶつかり合った,いわば宿敵同士の対決だった。
決勝戦は,3つのマップで2マップ先取したクランの勝ちとなるルールだ。各マップのレッド/ブルーチームの選択権については,クランマスター同士のナイフ戦で決定された。ナイフ戦ではNabDの[1]..Matcha選手が勝利したため,1マップ目・3マップ目の選択権はNabDに,負けたiZoNeは2マップ目の選択権を得た。
NabD |
ZoNe |
「ホワイトスコール」での2戦目でもNabDが前半1Rを勝利し先手を取るが,iZoNeのziNovif選手が獅子奮迅の活躍を見せ,形勢逆転。後半2R終了時点で2対7とiZoNeがマッチポイントとなり,結果4対8でiZoNeが2戦目を制した。
SACTL 2010-2011の優勝者を決める最終戦の舞台は「クロスポート」。前半3R,残り時間僅かなところでNabDのKeNNy選手が爆弾解除に成功し,拍手喝采が起こる。これで勢いを得たのかNabDが5対1と差を付けたところで,前半戦が終了。後半2Rで6対2とマッチポイントとなり,もう後がないiZoNeが決死の粘りを見せて6対5まで肉薄する。しかしながら,前半でついた大差を覆すまでには至らず,7対5でNabDが勝利。 NabDは公式大会4連覇の快挙を成し遂げた。
NabDのクランマスターである[1]..Matcha選手は,大会前日にネットカフェで猛練習を行い,連携を強めたことを勝因に挙げた |
表彰式では,3位から1位までの各チームに賞金と副賞のゲーミングデバイスが贈られた。さらに,今大会のMVPには「正確なエイム,底力によってチームを支えた」という理由からiZoNeのziNovif選手が選出され,ネットキャッシュを贈呈。選手達の健闘に,あらためて大きな拍手が送られた。
最後には定番のじゃんけん大会も。なんと計43個もの景品が用意されており,来場者達によって決勝とは違った熱戦が繰り広げられ,会は幕を閉じた。
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