イベント
12月16日にSAGA12が実装。2011年のアップデート構想も発表された,ECO5周年イベント「ECO祭2010」をレポート
今回で5回目となり,プレイヤーにはお馴染みといえるこのイベント。2010年のECOを振り返るコーナーに始まり,ECOに関するクイズ大会,ジャンケン大会などが行われた。そして,多くのプレイヤーが気になっているであろう「SAGA12」の実装日の発表と,今後のアップデートとなるSAGA15までの構想が発表された。今回は,Ustreamでの生中継も行われたので,視聴していた人もいるだろう。
イベントは,今年も司会を声優の竹内幸輔さんが務め,教授こと制作担当の寺田美絵氏,ブリキング榊田ことマーケティング担当の榊田 毅氏,そして声優の原田ひとみさんとタレントの安部美央さんというお馴染みのゲストが登場。なお,今回のイベントには抽選で選ばれたプレイヤー200名が招待されているのだが,その倍率は10倍,実に2000名近くの応募があったのだそうだ。
竹内幸輔さん |
原田ひとみさん |
安部美央さん |
「エミル・クロニクル・オンライン」公式サイト
また,ディメンジョンダンジョン,上位三次職,エンシェントアーク実装などを振り返りつつ,期間限定で公開されていたAnemonoeワールドについても話が及んでいた。Anemonoeワールドは,三次職クロニクルジョブの未実装のスキルが試せるなど,テストサーバーのような位置づけのワールドだ。Anemonoeワールドは,今後も公開されることがあるとのこと。そして恒例? となったゲストによるスケッチブックに絵を描くコーナーで2010プレイバックは幕を閉じた。
SAGA12実装日は12月16日に決定
そして2011年に予定しているSAGA13〜15の構想を発表!
「ECOスペシャル発表会」ではまず,12月に実装されると言われていた「SAGA12:蘇る鼓動と天空の守護者」の実装日が,12月16日と正式に発表された。
タイタニア世界で出会った天空の守護者から語られる”世界の理”,そして失われた少女を救い出すために古代の高度文明に挑むというストーリー。ゲーム開始時からプレイヤーを見守っていた少女“ティタ”について深く踏み込む物語になりそうだ。
続いてSAGA12で実装される各要素の説明が行われた。まず発表されたのが「飛空城」。リングで使用できる巨大な施設で,今後,機能拡張により農場や釣りができるようになるとのこと。飛空城を作成するのに必要なアイテムはまだ明かせないが,最近実装された,本がたくさんあるところに必要なものがあるかも? とのことだ。ちなみに,今回のイベントでは飛空城の試遊が可能になっていた。
次いでプレイヤーからの大きな反応があったのは,待望の上位三次職の職業服の実装だ。すべて雀葵蘭さんによるデザインで,ノービスの上位職であるジョーカーにも実装されるという。この際に「みんなで作ろう第15弾」の結果発表も合わせて行われ,上位三次職の職業服入手イベントのボスモンスターとなる「シュブ・ニグラス」がお披露目された。
アストラリスト | |
イレイザー | |
ガーディアン | |
カーディナル | |
グラディエイター | |
ジョーカー | |
ストライダー | |
ソウルテイカー | |
ハーヴェスト | |
フォースマスター | |
ホークアイ | |
マエストロ | |
ロイヤルディーラー |
さらにSAGA12ではエンシェントアーク第2弾,上位三次職のレベルキャップ解放,26種の上位三次職のスキル実装と多くの要素が実装されることになり,上位三次職を持つプレイヤーには楽しみなアップデートになりそうだ。
「ジョーカー」の新スキル「ジョーカーアート」 |
「ジョーカー」の新スキル「ダメージチャージ」 |
また,SAGA12の実装にに先立つ形で,12月9日にファン待望の「エミル・クロニクル・オンラインSNS」の実装が発表された。実装直後は基本的な機能しか備えていないが,今後,ゲーム内との連動なども予定しているという。
そして2011年以降の展開も発表された。2011年のテーマは「ひらく」。「サービスインしてから5年が経ち,閉塞感を持ち始めているので,それを打開するためにもっと大きく,もっと広がりを持たせていきたい」と寺田氏が説明をしていた。
具体的な例として,エミル世界,ドミニオン世界,タイタニア世界をまたいで進むメインストーリーの実装。このストーリーは,月に1度進むというハイスピードの展開になるとのことだ。
2011年春に実装が予定されているSAGA13では,「師弟システム(仮)」が登場。これはプレイヤーが初心者を直接手助けできるようなシステムになるという。また,チャットやメールシステムの改善,「さすがにちょっと古くなってきたかな(寺田氏)」ということで,すべてのユーザーインタフェース改良を予定しているという。
その次にあたるSAGA14は2011年の夏予定。ペットをパートナーにできる「パートナーシステム」の実装が予定されている。このシステムでは,ペットに服を着せるなどアバター的な楽しみも増えるようだ。さらにモンスターのAIや,アイテムの効果や重量,レシピの追加など既存のシステムにも手が加えられるとのこと。
そして,2011年冬にはSAGA15が予定されている。3つの世界の真髄に触れるような物語が展開されることになり,ストーリーの大きな分岐点になりそうとのこと。またゲーム内で遊べるイリスカードそのものを使ったカードゲームも考えられているという。
また,2011年の季節イベントとなる「ヒトトセのフシギなたまご」の発表が行われた。エレキテルラボで見つかった「たまご」をイベントを通じて「守護魔」と共に育てていくイベントで,通年で行われるイベントをこなしていくとたまごに変化が現れるという。
ここで最初に登場する「守護魔ムツキ」が公開された。「守護魔ムツキ」は1月に登場する守護であり,その名前からすると12人登場しそうな感じだが,寺田氏によると「全部で12人兄弟? もうちょっといるかも?」とのことだ。
この守護魔は,ペットとして連れて歩くこともできるという。ペットの守護魔はECOくじで実装される。なお,ペットとしての守護魔と季節イベントとしての守護魔は別物とのことで,ペットの守護魔がいないからといってイベントの進行に影響が出ることはないので安心してほしい。
そのほかに,2011年内に多くの要素の実装を予定しているが,それがどのアップデートに挿入されるかはまだ不明だという。今後の発表に期待しよう。
最後に,ECO祭2010に出演した,6人のコメントをお届けしよう。
初めて参加させて頂いたのですが,お客さんを始めスタッフも暖かくて,すごく雰囲気のいいハートフルな現場で成り立っているオンラインゲームなんだなと感じられて,幸せな気持ちになりました。私は力強い歌を唄うっていうイメージを持たれていますが,意外に普段はこういった穏やかな世界観を描いたものや人と人の繋がりを歌うものが多かったりします。ですから,今回このテーマソングのお話を頂いたときには「最高のものをつくろう」と思って詩に思いを込めて精一杯歌いました。
安部美央さん:
生まれて初めてメイド服を着させて頂いて,それがティタの服でよかったなと思います。もうひとつの初めてとなったアフレコも良い経験になりました。三年目から参加させて頂いて,私自身もエコと一緒に成長できたんじゃないかなと思ってます。これからもECOは進化していくので,みなさんハートフルな心で見守って頂けたらと思います。
原田ひとみさん:
今年もみんなの熱気とECO愛に溢れたイベントになったと思います。これからも一ユーザーとしてECOと一緒に歩んで頂けたらいいなと思いながら,バースデーケーキの火を消させて頂きました。今回で5回目となるこのECO祭,皆勤賞を頂いているので,これからもぜひみんなと一緒に長く広く遊んでいきたいなと思ってます。
竹内幸輔さん:
三回目の司会なんですが,回を重ねるごとに会場に知り合いが増えているんです。最初はお仕事で始めさせて頂いたECOなんですが,一生続けられるライフワークになればいいなと思いつつ,ユーザーの皆さんと同じ目線でECOを楽しんでいけたらと思います。
寺田美絵氏:
今日は多くの方に集まって頂き,そしてたくさんの方々がUstreamを見てくださっているとのことで,本当に嬉しい日でした。これからもECOはどんどん進化していきます。良くしていきたいという気持ちは私達も一緒なので,プレイヤーの皆様からはぜひ忌憚のないご意見を頂けたらと思います。これからもECOをよろしくお願い致します。
榊田毅氏:
今日はこんなにたくさんの方々にお集まり頂き,お会いできたことに運営チームとして嬉しく思っています。Ustreamで見てくださっている方々にも,運営チームも血が通った人間なんだと感じていただければ良いなと思います。本当に今日はどうもありがとうございました。
お馴染みとなった竹内さんと原田さんの軽快なトークと新情報公開に加え,ミニライブあり,生アフレコありと,バラエティに富んだ内容のECO祭り2010。飛空城の体験プレイには長蛇の列ができており,プレイヤーのSAGA12への関心の高さがうかがえた。Ustreamで生放送されたこともあり,当選できずに参加できなかったプレイヤーも一緒に楽しめるイベントになっていたのではないだろうか。SAGA12だけでなく,その先のアップデート情報も公開され,ますます世界が広がるECO。来年の展開にも期待したい。
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