「HELLGATE」のクローズドβテスト募集受付は10月15日開始！　オフラインイベント「評価・改善テスト 結果ご報告会」開催

　ハンビットユビキタスエンターテインメント（以下，HUE）は，昨日（10月3日），現在開発中のオンラインRPG「HELLGATE」のオフラインイベント「評価・改善テスト 結果ご報告会」を東京都内のネットカフェにて開催した。

　本イベントでは，同社がこれまで実施してきた評価・改善テストのフィードバックを踏まえたうえで，今後の開発方針や実装予定のコンテンツなどが公開された。とりわけ重要なのは，クローズドβテストの実施スケジュールが発表されたことだろう。取り急ぎ本稿でイベントの要点をかいつまんでお伝えしよう。イベントの詳細に関しては追って掲載する予定だ。

評価・改善テストを通じてのフィードバック

HELLGATEプロデューサー中尾圭吾氏

　新生HELLGATEの大きな特徴として，一般的なβテストの前に“評価・改善テスト”を行っていることが挙げられる。4Gamerの過去記事でも触れているが，その意図について，HUEでプロデューサーを務める中尾圭吾氏から，あらためて発表された。

　現在のオンラインゲーム界における“クローズドβテスト”や“オープンβテスト”は，大勢のユーザーの目に触れてしまうため，そこでゲームの評価が定まってしまう可能性が高いとのこと。そこで，本来は社内テストに近いバージョンを公開し，完成度を高めたうえでCBTに踏み切りたいというのが狙いだ。


　これまで6月と8月の二度にわたって“評価・改善テスト”が行われており，そこで実際にユーザーから得られた主なフィードバックの内容がいくつか紹介されていった。詳しくはスライド画像を見ていただきたいが，旧バージョンを含め，本作の経験者であれば共感できる内容が多いのではないだろうか。


　HUE側はこれらのフィードバックを吸収したうえで，実際にどのような形でゲーム内に反映させるべきかを検討し，すでにいくつかのものは対応されているという。また，発表ではとくに挙げられていなかったものの，フィードバックの中にはバグ報告もあり，それらの多くは当然ながら対処済みとのこと。“評価・改善テスト”を終えた今，その成果に関して8割方は満足していると中尾氏は語っていた。

今後の開発方針も明らかに

　先のフィードバックにも関係する話だが，これからHELLGATEというタイトルを大筋でどのようなタイトルとして仕上げていくか，そのコンセプトについても発表された。
　詳しくは掲載画像を見てもらいたいのだが，なかでも注目すべきポイントは，従来の課題であったコンテンツ不足への対策と，“トレジャーハンティング”の本質は変えない，という所信表明の2点だ。


　コンテンツ不足への対策としては，ダンジョンから行けるレアダンジョンの“ヘルリフト”のバランス調整や，前回のテストで実装された新コンテンツ「拠点防衛戦」などを実装。拠点防衛戦に関しては，一般ユーザーのプレイを交えながら中尾氏が解説するという形式で紹介された。
　これはパーティプレイによる拠点防衛を目的とするコンテンツで，フィールドに建てられた4本のピラー（柱）がすべて破壊されると敗退で，20分の制限時間を守りきればクリアだ。時間が経過するにつれ画面は阿鼻叫喚の光景が繰り広げられ，会場内は大きく盛り上がっていた。


　中尾氏によると，HELLGATEの真髄は，ダンジョンに潜ってモンスターからアイテムを拾う「トレジャーハンティング」（ハック＆スラッシュ）に凝縮されているとのこと。ゲーム内のあらゆる環境がトレジャーハンティングの面白さのために作られており，ここだけは絶対に変えない！ と力強く語っていた。熱心なファンには頼もしく聞こえたことだろう。

クローズドβテストは11月に開催！

10月15日にテスター募集受付開始！！

　ゲームの仕様に関する話をひととおり終えたところで，来場客が最も待ち望んでいたであろう情報が公開された。そう，「HELLGATE」のクローズドβテストのスケジュールである。

　「HELLGATE」のクローズドβテストは，10月15日に募集開始，11月中（詳細な日程は現在調整中）に実施される予定だ。テスター人数は数千名規模を予定しており，過去の評価・改善テスト参加者は無条件で参加資格を得られる。
　また，そのほかにも，ダンジョン侵攻形の新規コンテンツ，日本オリジナル作成のBGM，そしてゲームパッドへの対応がサプライズとして発表された。

　とりあえず，第一報の内容はここまで。イベントの詳しい内容は，改めて掲載する詳報にてお伝えしたい。