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ついに三國志がMMOに! コーエー,「三國志 Online」を発表
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コーエーは2月15日,シンガポールに現地法人としてKOEI ENTERTAINMENT SINGAPORE PTE. LTD.(以下,KES)を,フランスのパリ郊外には子会社KOEI France SASを設立したと発表した。そしてKESの第一弾タイトルが,「三國志 Online」(仮称),つまり,三國志の世界を題材としたMMOゲームである。
先日4Gamerの「こちら」で,「大航海時代 Online」のディレクターを務める渥美貴史氏にインタビューを行った。この記事を見て,「おやっ」と思った読者はいるだろうか。というのも,これまで4Gamerでは何度か大航海時代 Onlineでインタビューを行ってきたが,それは常に,プロデューサーである上野彰三氏が相手だったからだ。
実はこのとき,すでに上野氏は大航海時代 Onlineの開発からは離れ,シンガポールに行っていた。そう,「三國志 Battlefield」や「大航海時代 Online」で実績のある上野氏が,三國志 Onlineの開発に関わっているようなのだ。ただコーエーによると,三國志 Onlineの開発スタッフは確定しているわけではなく,上野氏がどこまでタッチするのかは未定とのこと。とはいえ現時点でシンガポールにいるのは確かだし,彼がその手腕をどう発揮するのか,期待したい(思いっきり余談だが,渥美氏へのインタビュー時に筆者も同席しており,すでに上野氏がシンガポールの地で"日本でないどこか"を舞台にしたMMORPGを開発しているというのは耳にしていた。コーエーの意向でこれまで記事にできなかったのが残念だが,そのとき「蒼き狼と白き牝鹿 Onlineですか?」とジョークを言ったことははっきりと記憶に残っている。「MMOでオルドですか?」とつっこまれたことも)。
閑話休題。コーエーの発表に話を戻すと,KESは世界各国から有能な人材を募集しており,2005年中には100名を超すスタッフを採用する予定とのこと。これは,海外における,コーエーグループ最大の開発スタジオだ。
これはそのまま受け取れば,実に景気のいいニュースだが,しかし裏を返せば,まだ人員を募集している段階ということである。スケジュールの詳細はというと,2007年に日本,シンガポール,中国,台湾,韓国でサービスインし,それ以降は,ほかのアジア地域,そして欧米でもサービスを行う予定とのこと。さらにリリースは「初年度のユーザーは全世界で50万人を見込んでいる」と続くが,なんにせよ先の話だし,4Gamerとしては,一刻も早くゲーム内容を知りたいところである。
さすがに現時点では何も情報がなく,上野氏が関わるのであれば,大航海時代 Onlineのように"戦闘一辺倒ではない"んじゃないだろうか,くらいの推察しかできない。これは,シンガポールの地にいる上野氏に連絡を取るなりして随時情報をお伝えしていくつもりなので,お楽しみに。
しかしこのニュース,三國志 Onlineという名前抜きで,シンガポールに大規模なゲーム開発スタジオができたというだけでも,(実は既報だったりするが)十分興味深い。シンガポールといえば,アジア全域はもちろん,西洋も含めた世界中の文化が集まる国。Vivendi Universal Games社がアジア地域のプレスに向けて大規模な発表会を行うのも,シンガポールの地なのだ。ここを拠点とするゲーム開発スタジオが,今後どのようなゲームを生み出していくのか,非常に楽しみだ。(Iwahama)
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