Apple共同創業者にして前CEOのスティーブ・ジョブズ氏が死去

　北米時間2011年10月5日，Appleは，同社の共同創業者にして前CEOであるSteve Jobs（スティーブ・ジョブズ）氏が逝去したと発表した。享年56歳。

　Jobs氏は，「Apple II」や「Macintosh」をはじめ，数々の革新的で洗練された製品を世に送り出し，一時期業績不振だったAppleを立て直したばかりか，最近では，iPodやiPhoneなどの独創的な製品で，Appleを株式時価総額で世界一の企業に押し上げたカリスマ経営者と知られる。
　そんな同氏も病には抗えず，2009年には半年間休職して肝臓の移植手術を受け，2011年に入ってからも健康上の理由で休職。今年8月24日には「義務と期待に応えられなくなった」として自らCEOを辞任し，会長に就任していた。

■Appleの声明

Appleは先見性と創造性を兼ね備えた天才を失い，世界は素晴らしい人物を失った。Jobsと知り合い，共に仕事をするという幸運を得た私たちは，大事な友人であり，また偉大な指導者であった人を失った。Steveは，彼にしか作りえなかった会社を残して去った。しかし彼の精神は，永遠にAppleの礎としてあり続けるだろう。

Jobs氏の死去を伝えるApple公式サイト

Appleの声明