イベント
新生ハンゲームはスマートフォン事業を強化。プレス向けカンファレンス「HANGAME SMART DAY 2011」のレポートを掲載
イベントが始まると,同社の代表取締役社長 森川 亮氏がステージに登壇。森川氏は「ハンゲームはこれまでの10年間,PC市場と共に成長してきました」と振り返りつつ,「これからの10年はスマートフォンと共に成長していきたい」と意気込みを語った。
さらに森川氏は「日本の携帯電話は,これまで長らく“ガラケー”と呼ばれていたが,これがネットに繋がったことで,さまざまなコンテンツを楽しめるようになった。今後はもっと大きく変化していく」と述べ,この変化に対応するための具体的なプランの数々を明らかにしていった。
まず最初に,スマートフォン事業に対する意気込みの表れの一つとして,今回,ハンゲームのロゴを刷新することが発表された。
新たなロゴの一番左のマークは「,」(カンマ)をモチーフにデザインされており,ちょっとした空き時間に楽しめるエンターテイメントを提供するという意味が込められているそうだ。
また,ハンゲームのキーカラーにオレンジ色を採用し,情熱やエネルギー,温もりを表現していくという。
■スマートフォン事業
森川氏は続いて,2010年7月に開始したスマートフォン事業の現状を説明した。
現在は54タイトルのアプリをリリースしており,その内訳は,iPhone/iPod touch用が30タイトル,Android用が24タイトル。全アプリの累計ダウンロード数は,約300万回を記録しているとのことだ。
次に,今後の目標として,タイトルの質・量をさらに向上させ,2011年末までに400万人以上のユニークユーザーを獲得することが挙げられた。
ちなみに,MM総研の調べによれば,2011年末にスマートフォンの契約者数は約1800万人に上る見通しで,400万人以上のユニークユーザー獲得を目指すということは,スマートフォンユーザーのおよそ4人に一人がハンゲームの会員になることを意味している。
森川氏はこの数字を紹介しつつ,最終的には「スマートフォンで遊ぶならハンゲーム」と世間に認知されるようになりたいと語っていた。
続いて森川氏は,誰でも気軽に楽しめるゲームを「TEIBAN GAME」としてラインナップし,iPhone/iPod touchおよびAndroid向けに約70タイトルずつリリースする計画を明らかにした。
シンプルで分かりやすいゲームや,流行に左右されずに楽しまれているゲーム,そして息抜きとして,あるいはほかの人と楽しむのに適したゲームを提供していくとのことだ。
■リアゲー提携
ちなみにリアゲーとは,遊んでいる時間やプレイヤーの位置といった情報を利用する,リアルタイム性のあるゲームのこと。金田氏は,開発パートナー企業の代表者を招き,今後リリース予定となっているリアゲー4作品を紹介していった。
2011年5月サービス開始予定
ほかのプレイヤーと起こし合う目覚ましゲーム
2011年7月サービス予定
首都圏のさまざまな駅に出現した怪獣軍団を,「乗換案内」を駆使して倒していくゲーム
2011年5月サービス予定
自分の好きなアイドルと,好きな場所でバーチャル撮影会が楽しめるアプリ。「日テレジェニック2011」とコラボ予定
2011年5月サービス予定
ジャンケンによるトーナメント戦に挑むゲーム
中でも筆者が関心を持ったのは,アイドルの撮影会をスマートフォンで楽しめるドル撮!!だ。ステージに上がった日本テレビの毛利 忍プロデューサーは,「撮影会なのに,自分がいるところにアイドルを連れて来れるという逆転の発想で,革命的だ」と絶賛していた。
登壇した,ほかのアプリの開発会社の代表者達も,単なるゲームにとどまらず,プロモーションなどに幅広く応用できるといった,リアゲーのポテンシャルの高さを指摘していた。
「ハンゲーム」公式サイト
- 関連タイトル:
ハンゲ
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(C)NHN hangame Corp.