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Blizzard Entertainment,「Diablo III」で発生したトラブルについて正式に謝罪。また,RMTを使ったオークションシステム導入は延期
発売前から大きな注目を集め,ダウンロード版だけで200万本以上の予約があったといわれるDiablo III。「World of Warcraft」や「Battle.net」などの経験から,周到な準備をしていたはずのBlizzard Entertainmentだが,彼らの予想を超えるアクセスが集中したため「ログインできない」「通信が突然切れる」といった問題が続出した。
サーバーのメンテナンスが行われたりしたが,Co-opをするつもりのないプレイヤーさえゲームを楽しめないことに不満の声が多数挙がっていた。今回は謝罪文は,そういう批判に対するものだろう。
今後,どのようにサービスを提供していくかでDiablo IIIの評価も変わっていくはずだが,スムーズな運営をしていくために,来週に予定されていたリアルマネーを使ったオークション機能の導入も,しばらく延期にするという。公式フォーラムの書き込みを翻訳して以下に掲載したので,参考にしてほしい。
「Diablo III」公式サイト
Diabloプレイヤーの皆様へ
まず,Diablo IIIのサービス開始にあたって,世界各国で行われたイベントに参加してくれた皆様,そして解禁になった瞬間,サンクチュアリに飛び込もうと努力してくれた皆様に,私達から今一度,感謝の意を表したいと思います。
私達は何にも増して,皆様に熱狂していただいたことを嬉しく思っています。しかしながら,恐怖の魔王に対する皆様の正義の戦いを邪魔したものが,モンスターやデーモンではなく,サーバーのインフラだったことは非常に残念でなりません。多くのファンの皆様はすでにご存知だと思いますが,ローンチ直後,エラーメッセージの多発やログインできないという技術的な問題がUSサーバーで発生しました。
さらに,アメリカ太平洋時間15日夜に再びUSサーバーおよびEuropeサーバーで同じ現象が起こり,こうした問題が,我々の予想をはるかに超えて深刻だったことを痛感しました。
我々は,ゲームを運営するサーバー24時間体制で見守っており,いくつかの早急な調整を行うことで問題に対処しました。5月15日23:50以降,すべてのシステムは比較的スムーズに稼動しております。我々は皆様のご期待に添えるよう万全の体制を整えており,調整や修正をそれぞれの地域で的確に行うつもりです。
こうしたスムーズな運営を実現するため,ローンチから1週間後の5月22日に導入を予定していたリアルマネーによるオークションシステムは,しばらく延期することを決定しました。正式な開始時期に関しては,今後あらためてお伝えします。
今回の出来事のほか,我々はアチーブメントシステムにも問題があったことを認識しております。複数のプレイヤーから,記載されたとおりの条件でもアンロックされなかったり,正しくセーブされないという報告を受けています。これに関しては現在調査中で,こちらもまた追加情報をあらためてお伝えします。
Diablo IIIに対する皆様のサポートを感謝するとともに,皆様が経験した問題について心より謝罪いたします。ダウンロードやインストール時,もしくはプレイ中に発生した問題に関しては,Battle.netのカスタマーサポートかサポートフォーラムへご連絡ください。
我慢強くお待ちいただいた皆様に重ねて感謝するとともに,皆様の今後の冒険をサポートするため,サンクチュアリへの門を今後もしっかり強化していく所存です。
Blizzard Entertainment
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