イベント
ディー・エヌ・エーが新コーポレートロゴや音楽サービス参入を発表。豪華ゲストも登場した発表会の模様をレポート
本稿では,この発表会の模様をお届けしよう。
今回発表されたディー・エヌ・エーの新コーポレートロゴは,社名を表す「DeNA」の文字列と,その前にある「:」(コロン)のような記号が,手書き風の書体で描かれたものだ。
守安氏は,この新コーポ−レートロゴの採用に伴い,ディー・エヌ・エーのグループ各社が運営する一部のサービスで,サービス名を変更することも明らかにした。
ショッピングサイトの「ビッダーズ」は「DeNAショッピング」,ショッピングサイト構築サービスの「ZEROSTORE」は「DeNA ZEROSTORE」,総合旅行サイトの「スカイゲート」は「DeNA トラベル」へと,いずれも社名を冠したものに変わる。
「Mobage」や,無料通話アプリの「comm」などのサービスは,名称こそ変わらないものの,ロゴが「by DeNA」という表記付きのものに変更されるとのことだ。
これまではサービス名に比べて社名の浸透度が今ひとつ,という印象があったディー・エヌ・エー。今回の新ロゴ採用やサービス名の変更によって,会社の知名度も一気にアップしそうだ。
新コーポレートロゴに続き,守安氏が「ソーシャルミュージックアプリ」として発表したのが「Groovy」だ。残念ながら発表会でサービスの詳細は明らかにされなかったものの,「ソーシャル」と銘打つだけあって,曲の試聴や購入が行えるだけでなく,音楽を介したほかのユーザーとのコミュニケーションが楽しめるものになりそうである。現段階で20以上のレコード会社が参入を決めており,提供楽曲数は100万曲以上になる予定だ。
守安氏は,スマートフォンでの音楽サービス利用率が従来のフィーチャーフォンに比べて高いことに着目したのがGroovy開発のきっかけであると説明。今後,スマートフォンの普及が進むにつれて,音楽のニーズはさらに高まるとの予想を述べた。
発表会ではソニー・ミュージックエンタテインメントのコーポレート・エグゼクティブCEOを務める北川直樹氏,ユニバーサル ミュージックのCEO兼社長である小池一彦氏,ビクターエンタテインメント社長の斉藤正明氏が登壇し,音楽業界の期待の高さをうかがわせた。
Mobageに続き,commも500万ダウンロード突破と好調で,ますます勢いに乗っている感があるディー・エヌ・エー。スマートフォン向けの音楽サービスにはiTunesという“巨人”がいるわけだが,GroovyはiTunesどう住み分けていくのか,サービスの詳細とともに注目したいところだ。
さて,発表会では上記でお伝えしたもの以外にも,ディー・エヌ・エー陸上チーム発足の発表やCM出演タレントによるトークショウなどが行われたので,そちらもフォトレポート風に紹介しておこう。
吉高由里子さん |
美輪明宏さん |
「ディー・エヌ・エー」公式サイト
- この記事のURL: