任天堂，定時株主総会で行われた質疑応答の内容を公式サイトで公開。ニンテンドー3DSの現状や，Wii Uの展開が中心に

　任天堂は本日（2011年7月1日），同社の株主総会で行われた質疑応答のうち，主要な質問とその回答を公式サイトに掲載した。これは，2011年6月に行われた任天堂の第71期定時株主総会の席上，出席した株主からの質問に同社の取締役社長である岩田 聡氏が答えたもので，16ほどの質問がピックアップされている。

　質問内容としては，ニンテンドー3DSの「3D立体視が子供の目にあまり良くない」と言われている事への対処や，Wii Uの発表以降，任天堂の株価が下がったことに対する責任について，さらに製品の発表から発売まで時間がかかりすぎではないかといったことなど，商品展開に関するもののほか，3DSをWii Uのコントローラとして使うことはできないか，3DSをスマートフォンなみに多機能化できないかなど，技術的な話題に至るまで，多岐にわたっている。

　質疑応答を見る限り，2011年2月に発売された3DSにもう一伸び必要であると思われていることや，Wii Uについて必ずしも手放しで期待されている論調ではないことは任天堂も理解しているようだ。こうしたことに対して，今後同社がどのような手を打つのか，岩田氏の発言から見えるものがあるかもしれない。

質疑応答

http://www.nintendo.co.jp/ir/stock/meeting/110629qa/index.html