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GOG.comにElectronic Artsが参戦。「Ultima Underworld 1+2」や「Dungeon Keeper」などの名作がDRMフリーで購入可能に
「GOG.com」
GOG.comは,「The Witcher 2: Assassins of Kings」の開発や販売などで知られるポーランドのCD Projektが運営するゲーム販売サイト。“価格を低く設定することで不法にゲームをコピーすることの価値を下げる”というコンセプトのもと,ソフトをDRMフリーの状態でプレイヤーに提供しているのが大きな特徴だ。
ただ,そのコンセプトに多くのメーカーが賛同しているとはいえず,これまで同サイトはInterplayやSierra On-Lineなど,倒産したメーカーが持つ作品の権利を買い取って販売することで,地道に成長してきた。現在も販売されているゲームの多くは1995年以前に発売されたDOS時代のもので,CD ProjektはそういったゲームをWindows上でエミュレートするソフトを自社開発することなどで提携先をサポートし,徐々にそのライブラリを拡大している。
上述のとおりGOG.comは,さっそくウォーレン・スペクター(Warren Spector)氏が手がけた「Ultima Underworld 1+2」,ピーター・モリニュー(Peter Molyneux)氏の奇作「Dungeon Keeper」,自由度の高さで大人気となったフライトコンバットシム「Wing Commander: Privateer」の販売を開始。今後数か月で,Electronic Artsの過去の名作を25タイトル以上,追加していくという。
現在発表されているところでは,「Crusader: No Remorse」や「Sid Meier's Alpha Centauri」,「Magic Carpet」といったタイトルがGOG.comに追加される予定となっている。これらの名作を再びプレイできるというのは,古参のゲーマーにとっては喜ばしいところだろう。
「GOG.com」
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