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PCゲームの未来を担うのはMicrosoftか? Windows Gaming ExperienceのプロモーションムービーでPCゲームの未来を先取りしよう
3分ほどの映像は,ソーシャル,アイデンティティ,サーチ,そしてトランザクションの4カテゴリーで,PCゲーム環境の未来が語られるという内容だ。アバターが動き回ってさまざまな要素が紹介されているが,操作自体はKinectで行われているようだ。
このムービーで紹介されている要素は,2012年中にローンチされるであろう「Windows 8」(仮称)に搭載されると思われ,ゲームの評価や購入システムなどは,AppleのiTunesや,ValveのSteamといったサービスを強く意識したものになっている。
現在,Microsoftのゲーム関連事業はXboxが中心になっており,ハードウェア/ソフトウェア業界の連合体であったPCGA(PC Gaming Alliance)からも脱退したことが明らかになったばかり(関連記事)。しかし,映像の最後では「PCゲーミングの未来は近づいています。問題は誰がそれを牽引して,誰がそれを享受するのかということです。世界を変える準備はできていますか? 我々はできています!」というメッセージが添えられている。
またZD Netの記事では,ビジネス用SNS「LinkedIn」にあるWGXチームの自己紹介が引用されている。そこでは,「Windowsベースのゲーム開発者に,より大きな力を与えるための特別な企画を会社全体で行っており,ゲームをWindowsにとって重要なものに戻すためのミッションを我々が担っています」と書かれていることからも,デジタルコンテンツ販売などで遅れをとっている同社が,反撃のプランを練っているのは確かなようだ。
何はともあれ,現在YouTubeで公開されているムービーで,Microsoftが掲げるWGXの世界を見ておこう。
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